他人の金の使い方をメルカリやブックオフに売れるかどうかで馬鹿にするのをやめろ

 ソシャゲやめろ。(中野区の挨拶)

 

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

ブックオフの真実――坂本孝ブックオフ社長、語る

 

 

 さて、タイトルで言いたいことは言ってしまったのですが、もうちょっと詰めて話しをしようと思います。

 私が散々ソシャゲを罵る時に使ってきた「ただのデータ」という言葉について、いろいろ考えてみたところかつての私への反論がムクムクと湧いてきたので書くことにしました。いわば「私vs私」の記事です。と言ってもこれはソシャゲに限らず、生きていく上での生活費以外の出費全てに関わりそうな話なんですけどね。

 

データに金を払う事

 iTunes、mora、e-onkyoのような音楽サービス。kindleやBOOK WALKERのような電子書籍サービス。映像。ゲーム。様々な物が2018年現在は物理版と並行してデータ版が売られている。ゲームも従来の売り切り型と並行してサービス型が運営されており、「ネトゲ」や「ソシャゲ」は後者に属する。

 この場合、人は何に金を払っているかと言うと、「コンテンツへのアクセス権」に金を払っている。アカウントに付与されたアクセス権は、概ねの場合手放したり譲渡することができない。100万円分書籍を買っていようが、40万円ソシャゲに費やしていようが、そのアカウントを売ることはできない。

 売れない。
 売ることができないものに物理版と同じ値段を払う。売ることもできないものに熱心に金を費やす。売れないのが良くない。本当に?手放してある程度のリターンの無い金の使い方だから馬鹿にしていいのか?

 実りがない。
 この場合の実りとは何だろうか。自身の今後のキャリアパスに関係しないという事?それとも何かしら業界に関わっていったりコミュニティで一定の地位を得て仕事を依頼されるような立場に成るということ?実りがない出費は慎みたいってどういう意味?

 それらは全然馬鹿にされるべき事じゃあない。本人が満足して楽しんでいるのだから他人がどうこう言う話じゃあない。趣味とはそういうものだ。

 

ゲームは私にとって最高の無駄だ。

 画面の中に踊る光とスピーカーから流れる音に一喜一憂する猿。極端なことを言ってしまえばゲームに限らず、映像だろうが音楽だろうがそんな風に滑稽なものだ。かと言って本が高尚とも言う気はない。熱心なカードゲーム愛好家に「そんな紙切れに」と言い放っても「そうだね、紙だね」で終わるのと同じで、ものの材質や媒体をどうこう言っても何の意味もない。

 つまりは体験だ。100円を払って「筐体の前に立ち、ボタンを6000回叩く」と言い表すか、「全部で18段階ある難しさで一番むずかしい曲を3回挑戦する」と言い表すかの違いだ。 2300円払って「2時間半椅子に座った」のか、「アベンジャーズ:インフィニティ・ウォーをIMAX 3Dで見た」のか。そうやって噛み砕いて行くと、データに金を払うとか、ゲームに金を払うのが無駄とか、時間の無駄とか、そういう言い方に何の意味も無いように私には思えてくる。

 人は体験に金を払っている。ならば費やした額や時間は既に「体験」として受け取り終わっているものなので、それを後からどうのこうの言うのも今を馬鹿にすることにも何の意味もない。馬鹿にされる謂われもない。何よりそれは他人の生き方そのものを嘲っているのと同じことだ。

メルカリで売れるかどうかで値踏みするのをやめろ

 誰にとって無駄か無駄じゃないかは、それに価値を見出すか否かに過ぎない。それは趣味に限らず、最低限でない食事や酒・タバコもそうだし、衣類や靴・装飾品だってそうだ。「データや紙束」であるのと同じように、「ナイロンやレザーやシルクやらコットンやら」に金を出しているという言い方だってできてしまう。

 リアルだどうだという点でも同じだ。趣味を通じて「友人」と会うか、その外で出来た友人との間に「趣味」を持ち込むかという違いでしかなく、リアルだバーチャルだという区分けの仕方は意味がない。そこには人間関係しかない。

 で、あれば最早残っているのはこれだけだ。

 買値が付く趣味=メルカリやブックオフで買ってもらえる趣味

 「売れもしないものに」だとか「実りのない浪費」だとかは、お前の趣味はメルカリで売れないから無駄だと言っていることになる。

 

 そんな事があるか。お前は何かを買う時にメルカリで売れることを前提として生きているのか。他人の人生をメルカリで売れるかどうかだけで判断しているのか。「そんな事にカネを使って」と言うのは、そういう事なんだぞ。

 

 だがこれだけはやはり言っておきたいのでこれでシメておこう。

 ソシャゲやめろ!

そうです、サーヴァントは魔術兵器で、魔力さえあれば召喚できる存在です。/あるいは、受け継がれる想いのお話。

 

今回のfgoのイベントひどすぎてやる気が消滅したわ。
素材やQpで誤魔化してるけど、これサーヴァントなんて聖杯でいくらでも量産可能のただの魔力の固まりって言ってるようなもんだろこれ?
英雄なんてなるものじゃない世界に利用されるだけ、って誰かが言ってたけどその通り過ぎて泣けてくるわ。

 みなさんFGOやってますか。やってますね。114514万QP溜まりましたか。僕は羽根と術の石と毒針と心臓と頁が枯渇しました。絶対ジーク君スキルマにするからなお前…

 

 というわけで、今回は「Fate」というシリーズの根幹を成す「サーヴァント」について、一般的なキャラクターコンテンツから入った時に起こしがちな解釈の誤りの話をしようと思います。

 ※当然のようにネタバレしかありません

サーヴァントは「レプリカ」である。

「ねぇライダー、あなたの真名を言ってちょうだい…?」
「アストルフォ!シャルルマーニュ十二勇士の一人だけど?」

「いいえ違うわ!あなたはサーヴァント!アストルフォという英雄の劣化コピーに過ぎないの!!」

 -Fate/Apocrypha 黒のライダーと第四の黒のマスターの会話より

  「サーヴァント」は「過去の偉人や英雄が召喚されてくる」わけでなく、「英霊の座」という所に登録された人々の「レプリカ」を召喚しているものです。肉の体でなくエーテルで編まれた身体を持ち、伝説や逸話や神話といった「人々がそう思い願ったもの」が能力やワザ、宝具として組み込まれています。

 召喚するのは簡単でなく、「聖杯」という膨大な魔力のサポートに「クラス」という押し込みがあってようやく召喚が可能な代物であり、そして性質としては最上級の「使い魔」に属します。

 そう、召喚された使い魔。コウモリやトカゲの如く使役されるモノ。例え人格があり、望みがあったとしても……聖杯戦争におけるサーヴァントとは「魔術兵器」と呼んでもいいレベルの魔力の塊です。

 

 そして「レプリカ」であるが故に、「英霊の座」から抹消されない限り召喚が可能です。それ故に別のパラレルワールドであっても彼らは現れます。「限りなく別人に近い同一人物」だとか「限りなく同一人物に近い他人」という言葉で彼らの在り方は説明されます。

 なので、サーヴァントについて「原作」だとか言うのは実は無意味です。正しく言うならば「初出」でしょう。Fate世界においてそのサーヴァントが初めて出てきた、程度の意味です。「原典」という話であればそれこそ神話や逸話や史実という事になりますし、決して「Fate/stay night」だとか「Fate/EXTRA」だとかが原作という事にはなりません。

サーヴァントを「レプリカ」ではないと思わせるややこしい点

 話を厄介なことにしている点が主に2つあります。

 一つは召喚される彼ら自身が「本人である」と名乗るし、そう振る舞う事です。彼らはあくまで「元になった英霊のレプリカ」であるので、厳密には本人ではありません。ですが1騎のサーヴァントが1つの物語の中で様々な召喚をされる光景を見るのはまず無理な上、作品が違う=別のパラレルワールドの場合にまたそのサーヴァントが出てくる機会は稀です。これは勿論キャラコンテンツであるという理由も多分に含まれます。FGOという機会を得て、珍しく「あの作品にも出てきたサーヴァント」と再会する人も多いでしょう。ですがサーヴァントはあくまで「レプリカ」、連続した時間の中にはいませんし、いわば「同一の存在の別個体」ですから同一性を求める方が誤っていると言えます。

 二つ目は「記憶」についての扱いがまちまちである事です。

 Zeroからstay nightにかけて登場したアルトリア・ペンドラゴン及びギルガメッシュは、どちらもZeroの記憶を保持しています。前者は「実は停止した死の淵にあり、タイムスリップのような形で呼び出されている」事からZeroの記憶を持っていますし、後者に至っては聖杯の泥で受肉する事で本当にZeroの頃から「生きて」います。他にも設定レベルで言えば、元を辿れば天照大神という立ち位置の玉藻の前がFGO内でEXTRAの事について言及しますし、例外の話をし始めるとキリがない。

 かと思えば同じFGO内でも4章と6章のモードレッドはサッパリ別の扱いですし、蒼銀のフラグメント初出のアーラシュやパラケルスス、静謐のハサンであってもアーラシュはぼんやりとその話をする割に静謐のハサン(詳細は幕間にて)は別の聖杯戦争の話をしない。ファンサービスの部分も相まって知ってるんだか知らないんだかもうめちゃくちゃ。一応「英霊の座にレプリカからのフィードバックが記録として残るので、実感としては無いが知識として残る。残らなくもない。何それ。」という程度の設定はありますが、ここを厳密に考え始めると脳が焼けます。正確に言えば「その経験を経てしまうとそれは”それ”で無くなる」という事もあれば、「その経験が無くともそれは”それ”だ」という事もあり、一概に言えないのが「記憶」と「記録」です。あるいは、わざと「語らない」という事も。ところでモーさん新宝具ボイスおめでとう。ほんとうに。

 ともあれ、そんな風に「知ってるサーヴァントの知らない振る舞いと戦い」を見る機会を、FGOによって与えられたのが今です。原作ではなく初出、本人でなくレプリカ。ここを押さえておくか否かで受け取り方がずいぶん変わります。

サーヴァントについての扱いの代表例。遠坂親子。

 さて、サーヴァントが「レプリカ」であると共に「魔術兵器」だという話に戻しましょう。

 聖杯戦争に勝利するために触媒を用意し、最強のサーヴァントを呼ぶ。それに最も成功し、そして失敗したのが遠坂時臣です。かれはZeroの舞台である第四次聖杯戦争にてギルガメッシュを召喚しています。一流の魔術師である時臣は英雄王であるギルガメッシュに敬意を払いますが、それもいわば「道具のコスト」としての敬意。「使い魔風情」という見方はしませんが、契約上の関係であり「人」や「英雄」としては見ていませんでした。それ故に退屈であるとギルガメッシュに見限られ、最後には英雄王を自害させる算段が露呈した事もあり言峰綺礼に殺されてしまいます。

 また、その時臣の娘である凛についても同様で、主従関係をハッキリ決めに行った所でエミヤから未熟な子供扱いをされた事に激昂し「絶対服従」を令呪を以って命じています。その後の展開や他の作品を知った後であれば凛とエミヤは「パートナー」であるという事は百も承知でしょうが、凛も模範的な魔術師たろうと最初はサーヴァントに対して道具として接しています。

 他にも「魔術兵器」としての使い勝手や強さを考慮した結果、狂気を付与されたランスロット及びヘラクレスが冬木の聖杯戦争でも間桐とアインツベルンから投入されており、「一般的な魔術師の認識」としてサーヴァントがこのような扱いであると言うことが分かります。また冒頭に引用したセレニケ、及びユグドミレニアの長であるダーニックが作中でサーヴァントをどう扱ったかについてはご存知のとおりです。

 もっと言えば、Zeroの主人公である衛宮切嗣はその「魔術兵器」たるサーヴァントであるアルトリア・ペンドラゴンとの相性も最悪であれば、何よりその「信条」を軽蔑すらしていたマスターでした。

しかし「レプリカ」であっても、想いと願いは。

 「魔術兵器」であるサーヴァントに。現代を生きる人間である「マスター」達が心を動かされ、揺さぶられ、そして歩き出す。それがFateの大きな見所の一つです。例えサーヴァントであっても「女の子なんだから」とアルトリアを守る衛宮士郎を始め、挙げるとキリがありません。

 その中から、ウェイバー・ベルベットの話をしましょう。

 彼は第四次聖杯戦争征服王イスカンダルを召喚し、そして敗退したマスターです。ウェイバーはその奔放かつ豪胆なイスカンダルに振り回され、イスカンダルの宝具を目のあたりにすることによってプライドを粉々にされ、「お前だって不満だろうが!こんな僕がマスターなんて!」とイスカンダルにその劣等感をぶつけました。そんな時、イスカンダルから返ってきたのは「この世界地図に姿を描き入れてみよ。立ち向かう世界に対して我らは極小の点でしかない。だからこそ滾る!」と諭され、その後「貴様は四の五の言いつつも、己の小ささを分かっておる。それを知った上で尚、分を弁えぬ高みを目指しているのだからな」と薫陶を受けています。

 彼はいつしかイスカンダルの背中に夢を見、そして最終決戦に於いて令呪を放棄した上で「征服王の臣下」となり、彼と同じ夢を見させて欲しいと誓いを立てるのでした。

 聖杯戦争が終われば消えてなくなるサーヴァントとの日々、そしてサーヴァントの思いはFateの作中でも「泡沫の夢」と例えられ、既に死者である彼らは「歴史の影法師」と例えられます。しかし、その想いや生き様は決して偽物ではなく、作中のマスター達のみならず、読者・観客である私達すら心を震わせるものであることは疑いようもありません。

 手垢でページが黒ずむほど読まれた『イリアス』。
 封も開けられなかった、一つ余分にコントローラの買い足されたゲーム機。
 ただの「霊魂風情」だのと言うには、あまりに鮮やかに、残される”色彩”。

 そんな風にサーヴァントたちは、マスター達に夢と思いを残していきます。

 

そして願わくば、そのサーヴァントの活躍を唯一つと決めつけぬように

 サーヴァントは魔術兵器で、魔力さえあれば召喚ができ、また聖杯にアクセスする手段に長けたものであればやはり召喚が可能です。そして死んでも「その時のレプリカ」が消え失せるだけで、英霊の座には僅かな記録だけが戻ります。

 とはいえ、そのサーヴァントとマスターの関係はかけがえのないものであり、その光景そのものに強く焦がれる物があるのも事実です。それがFateに触れる初めてであったり、初めてそのサーヴァントを見たときならなおのことでしょう。

 しかしながら、サーヴァントは何度も言うように「レプリカ」、Fateが続く限りはまたどこかで、「いつか見たサーヴァント」と新しいマスターの出会いや戦いの日々があることでしょう。

 その中で「このサーヴァントにはこのマスターなんだ」「このコンビのときはこうだったんだ」「だから新しいこれは間違っているんだ」と、私はあまり言わないでやってほしいのです。

 知ってるサーヴァントの出てくる、知らない聖杯戦争。それもまたFateが長年続いたからこそ見ることの出来る、Fateならではの醍醐味です。そして知ってるサーヴァントがまた、誰かと歩み、導き、その願いを伝えていく。それは決して初出時のコンビに勝るとも劣らないものがあると私は信じていますし、そう無碍にするもんでもないと思うのです。 

 名残は尽きず。
 胸を打つ空虚に、泪しそうになったとしても。
   ―――遠くには青い空。
      こんなにも近くに感じるのに、
      手を伸ばしても掴めない。
 いつか、星を眺めた。
 手の届かない星と、叶う事のない願いを。
 共に残せた物など無く、
 故に、面影も記憶もいつかは消える。
「――――――――」
 それでも。
 届かなくとも、胸に残る物はあるだろう。
 手に残る物はないけれど、同じ時間にいて、同じ物を見上げた。
 それを覚えているのなら―――遠く離れていても、共に有ると信じられる。
 なくなる物があるように、なくならない物だってあると頷けるのだ。
 だから、今は走り続ける。
 遠くを目指していれば、いつかは、目指していたものに、手が届く日が来るだろう。
 ―――冬を越えた始まりの春。
 いつか彼女も見ただろう青空の下、坂道を上っていく。
-Fate/stay night セイバールートより、衛宮士郎の独白
 

 

実録・ソシャゲやめろマンは如何にしてFGOに40万円課金するようになったのか

 思えば小学生の頃からゲームセンターに入り浸りつつ、帰り道にはわんぱくこぞうに寄っては中古ゲームを眺め、兄弟や友達とゲームの早解き競争をしたりする子供でした。中学時代はバーチャロンフォースに熱中し、高校時代には主にBEMANIシリーズを放課後にプレイし、家ではXboxのHALOのオンライン対戦に兄弟で熱中。そして大学時代にはPS3Xbox360が発売され、Xbox360のローンチタイトルであるパーフェクトダークゼロに始まり数々のオンライン対戦ゲームを渡り歩きました。時には兄弟で現5chである2ちゃんねるの晒しスレッドにIDが乗る程度の蛮族でした。そんなにグレポンやSkypeでチーム組んだりするのが嫌だったんでしょうか。

 

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 特にXbox360でリリースされた「クロムハウンズ」が気に入っており、サーバーが閉鎖される1年前まで長々と遊んでいた記憶があります。あの頃は「アジア版」というものがゲーマーの間で重宝されていました。英語版だろうがなんだろうがすぐに対戦出来ればあの頃は良かったのです。今や世界同時発売が当たり前となり、リージョンを飛び越えて初日からDLが可能。もう10年近くも前の話です。

 

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 また、PSPとDSの直撃を受けた大学時代でもありました。MHPでは大剣で初めて倒したリオレウス戦で咆哮し、MHP2は発売日から友人達と泊りがけでひたすら狩り。 その頃のオンラインゲームはと言うと、バトルフィールドシリーズを初代から追いかけたり、β自体からシールオンラインをやったり、大学の友人とファンタジーアースゼロを始めてひたすらオベリスクを木こりする蛮族になったり、レッドストーンをやってみたり、パンヤ鬱袋で自爆したり、トラックボールCS:Sに挑んでコテンパンにされたり、突発的にL4Dをやったり、そんな感じでした。

 

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 大学卒業後はオンラインゲームをやり過ぎた反動からか、ひたすらシングルプレイヤーのゲームを黙々と解いたり、寝ずにアニメを一気見したり、突発的に寝ずのCiv4対戦会やXbox360の伝説的レースゲーム フェイタルイナーシャにドハマりしたり、マインクラフトでジャングルバイオームの木を一本残らず燃やすまで寝なかったり、PSO2のスクラッチで爆死したり、PAYDAY2で殺されたり、突然ドラクエのIとIIを攻略サイトに頼らずTwitter情報のみでクリアしたり、hotline miamiとドバイでしあわせなせかいに至ったりしました。

 

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 さて、時は流れて2016年年の瀬。中間管理職となった私は心がズタズタになっておりました。閉店までボーダーブレイクをやるためにゲームセンターに入り浸ったり、GTX1080やPS4やXboxOneやら買って現行機全てを揃えたり、ずっと遊んでみたかったGTAⅤを買ったりしていたのです。

 

 

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 そう、これがいけなかった。悲しいかな、GTA5のキャンペーンはクソだったのです。これがただでさえズタズタだった私の心を木っ端微塵にしてしまったのです。

 

 そんな最中、Twitterが俄に盛り上がりを見せます。乱舞するふせったーの嵐。2016年末、天文台の魔術師達が人理修復に至ったのがその時だったのです。

 

 元より月箱からTYPE-MOONが大好きで、大学時代は友人とメルブラACのPS2版で対戦したりしていた私がFGOに触れていなかったのはただ1点。「ガチャ」の存在するソーシャルゲームだったからです。

 

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 私がガチャを憎む理由についてはSNSやブログで書き散らした通りですので、過去の恥ずかしい記事だろうが自分へ容赦なく引用します。

 しかし、疲れ果てていました。GTA5に。人生に。カネのかかった巨大なクソに。MCU作品はこんなに面白いのに。どうしてちゃんと面白いものがないんだ。どうして、どうして…

 

 気づくと私はFGOをインストールしていました。「これだけ反響があるのなら、きっとちゃんと面白い筈だ」「ウケている作品があるなら食いにいかねばオタクじゃないだろう」と。 

 初めて来た星4はエミヤとマルタ。そして始まる1章。マリーとアマデウスの生き様にすっかり私は心を奪われました。そう、「スマホでフェイト」名に偽りはなかったのです。

 そして戦闘も悪くない。集中をつけたヒュッケバインガンナーを敵の群れの中に入れたり鉄壁と必中をつけたマジンカイザーを敵の群れに入れるぐらいのキャラゲー具合が6章のゴリラでα外伝のハードやXO、Aポータブルぐらいに突入する。種火周回で一人また一人戦列に加えていくのも悪くないし、サポートで「いつかたどり着く場所」としてのサーヴァントを借りられるのも「キャラ的にも性能的にもこいつほしいな」と思わされるのも悪くない。むしろ、良い。

 

 さて、しかしながら私は種火周回の為の石を割るぐらいしかFGOに金を突っ込んでいませんでした。MMOで言うプレミアムコース的なものと割り切っていましたし、何よりこの手のゲームで物理版のパッケージ(特典がつくやつ)は買ってから始めるクチでした。何より上で書いたとおりFEZパンヤPSO2を渡り歩いたり、このブログの読者の方はご存知でしょうが艦これだってドックをすぐに全開放してから望むタイプのプレイヤーなので抵抗はありませんでした。

 ゲーティアどころか新宿に至るまでほぼ石割りのみ。時折「この章・復刻面白かったお布施ガチャ20連」をするぐらい。だらだらと続けていたFGOに変化が訪れたのは2017年の夏、カルデアサマーメモリーの復刻です。

 (FGO開始時期と進行度レアサーヴァント獲得順の整理)

 2016年末開始→正月に福袋で玉藻(術)が来て大歓喜→正月PUで金時、イシュタルがどちらも単発で来る→フィン、エリちゃん(槍)が来る→六章に差し掛かった時点で気まぐれにストーリー召喚10連でネロ(星4)が来る→新宿PUで燕青、すり抜けオジマンディアス、セイバーオルタが来る→終局特異点クリア、時間をおいてCCCコラボ開催、ドレイクとパッションリップが来る→(期間がかなり空いて)羅生門復刻、初の星5アサシン酒呑童子くる→夏、来たる。

 さて、夏が来ました。つまり槍玉藻と弓アルトリアがピックアップです。ランサーもアーチャーも貧弱な我がカルデアには喉から手が出るほど欲しい存在です。そして手元には賞与。既に存分にFGOを楽しんでいた私はここで、初めて9800円分の石購入を決意します。

 結果、2万円分で槍玉藻と弓アルトリア、そしてなぜか付いてきたトリスタンを獲得。続いてデッドヒートサマーレースでは50連でネロ(術)が2騎、ニトクリス(殺)、エレナ(弓)、ジャックザリッパーが来ました。この時点で「金突っ込んだらサポート更新連打とか渋いことしなくてもええやんけ」というぐらい、私の中でガチャ忌避が無くなっています。

 

 もともと上でも書いたとおりゲーセンに入り浸りの人間であり、あまり金額を書くもんでも無いですが月のゲーム代が4万円を下回ることはありません。Steamやコンシューマのソフトの金額も合わせての額ではありますが、「ゲームに金を出す」のは私の人生において当然の事です。賞与から3万円出したとて、「月にボーダーブレイクに幾ら突っ込んでるか」を考えれば、まだまだ軽い額だと思っていました。

 この頃は。

 

 本格的に崩れたのは2017年9月のマーリンピックアップでした。あれがいけなかった。あれが悪かった。100連しても既存サーヴァントの宝具がメキメキと上がるばかりでマーリンが出ない。追加の50連でマーリンが出る。星5セイバー不足による対ランサーのダメさが深刻化したあたりで沖田さんがPU。無論引く。英霊剣豪七番勝負がココらへんで配信。シナリオが面白すぎて記事を殴り書く。

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  武蔵ちゃん欲しさに夜の新宿アルタ前で250連しても出たのは千代女、アタランテ、ランスロット(狂)、段蔵、エレナ(術)、オリオン、そしてすり抜けインド(白い方)の洗礼。ここで完全に金銭感覚が崩壊します。

 気付けばFGOに突っ込んだ額は40万。しかし計算してみれば月3万にも満たない額です。日頃から服やらカメラやらオーディオやらパソコンやら車やらに金を突っ込んでいる人からすれば、月3万の趣味なんて相当軽い部類に属するのではないでしょうか。

 

cr.hatenablog.com

 

 というか、私の仕事も悪かった。毎日何十台とiPadiPhoneを売っていると、月3万円に満たない趣味なんてRyzen 7もCore i7もGTX1080tiも1TBのNVMe SSDもロクに買えない程度の端金でしかないだろという金銭感覚が身についてしまいました。だってあなた、40万あっても15インチのMacBook Proの全部盛りすら買えないんですよ。α7Ⅲとレンズ見繕ったらそのぐらいの額だし4Kの有機ELテレビだって買えやしない。

game.watch.impress.co.jp

 加えて、「売り切りがそんなに誠実な商売を今しているのか」という疑問が私の中で確信に変わりました。「FPSのルートボックス問題」で調べて貰えばわかるのですが、ゲームのアンロック要素に大作ゲームが値段をつけてしまい、しかもその売上がシーズンパス(発売日から買えることの多いダウンロードコンテンツまとめ買いセット)を超えたという話です。そう、オーバーウォッチだろうが、スターウォーズバトルフロントだろうが、コールオブデューティーだろうが、カウンターストライクだろうが、バトルフィールドだろうが、FIFAだろうが、お前らガチャでマネタイズしてるじゃねえかよと。

 もっと言えば「大作の蓋を開けてみれば未完成でDLCによる補完をやる」だとか、「キャラがバラ売りだ」とか「無料で遊べちまうんだ」とか「何だよヘリックスクレジットって」とか「名声の要求多くないっすか」とか、その他にも「半年立たずに半額以下でDL販売ってお前…」とか、書ききれないぐらいに「売り切りが言うほど誠実な商売をしてきたとは思えない」というのが私の中でできてしまいました。

 

 それなら、今面白いとわかっているゲームにカネを出す事に抵抗など最早無い

 

 ブーストチケットをONにし、ICカードを入れ、iPhone電子マネー支払い機にたたきつけて遊戯時間を購入するのも面白いと分かりきっているからです。これから訪れる10分間を楽しみきれるかは自分にかかっていると分かっているからこそ100円を投入して三十路の男は今日も矢印の描かれたパネルを踏み、鍵盤を叩き、ドラム式洗濯機の前に立ち、AIRアクションを決め、キャラを選択しスティックとボタンに手を添えます。それと同じように9800円の聖晶石の購入ボタンをタップし、TouchIDで認証を行う。それだけの事です。

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 ゲームはどうしてこうなっちゃったんだろうね。ゲームなんて画面の中に踊る光と流れる音と、その画面の前で熱狂したり涙を流すサルがいるだけの娯楽なのにね。そんなものに今だってハラハラドキドキしているけど、どこか一抹の後ろめたさを抱え始めたのはいつからなんだろうね…

 

 

 ※追記

 記事へのコメントで「納得」というものがありました。

 そう、「納得」。私は納得の上でカネを払うことを決めました。祭の出店のたこ焼きが10個で600円するのも「こういう場だから」と納得するのと同じように。

 「基本無料」というのが発達したのも頷けます。「無料」で遊べる範疇とは「体験版」でなく「本編そのもの」。それ故にもう「面白い」事が分かってしまっている。その上で「納得」してカネを支払っている。買う前から「今度は大丈夫なのだろうか」とビクビクしながらレジで8000円も出したりするよりも、ある種健全とすら思えます。「高いカネを最初に支払ったのに大丈夫じゃなかった」から、ビューティフル塊魂アイドルマスターライブフォーユーも叩かれましたし、折角ネット対戦が出来ると思って買われた対戦ゲームもバランスやネットコード(ざっくり言うとラグとかワープとか巻き戻しとかの事)でクソミソに言われるんです。

 そして最も多い勘違いにも気付きました。「基本無料」をマネタイズするシステムこそ「ガチャ」ですが、プレイヤーが支払っているのは「ガチャ代」ではありません。「ガチャにも使えるゲーム内アイテム代」です。それをガチャに使っても使わなくてもいいのに、ガチャを引いている。しかも引き際だって自分で決められるのに、進んでガチャを引いている。そのゲーム内アイテムで決して短くはない時間更に遊ぶことも出来るし、それによってキャラを育てたり武器を強化したりスキルツリーを買ったりアバター・スキンを買ったり様々な事ができるのに、です。

 後からウダウダなるようなカネの使い方をしてしまうのは、純粋に「買い物が下手」とか、「金遣いが悪い」とか、そういう話になると思います。とすればガチャで浮き彫りになったのは「酒が人の本性を暴く」ように、「ガチャが金遣いの悪さを暴いた」に過ぎないと思うのです。

 

 また、「売り切りは誠実である、ソシャゲと違って」と言い張るには、この10年あまりにも不誠実な事が起きすぎました。iPhone向けファイナルファンタジータクティクスダンガンロンパを覚えていますか?スクエニセガバンナムカプコン等大手パブリッシャーのPC版の扱いは?2010年代前半のタイトルのSteam版のフレームレート問題は?シナリオとキャラを切り売りする真・女神転生は?1年足らずで完全版が移植でリリースされた作品を覚えていない?結局シーズンパス前提かよと1本のタイトルに1万も2万も払わされた記憶は?致命的なバグを孕んだ未完成の作品にまんまとフルプライス払った事もあるでしょう?携帯機なのに3D部分の解像度が低く引き伸ばしでボケボケな事なんて珍しくもないですよね?

 そこに「納得」はありません。例えクリアまで遊んだとしても。

※追記2

 何やらコメントに「喜んで搾取されている」「納得させるのにずいぶん多弁だ」と素晴らしい私そのものへの評を頂いております。私を知り尽くしたような思いやりのコメント、ありがたい限りです。

 しかし、貴方の在って欲しいように在れなくて申し訳ございません。私の話しているのは「言うほど売り切りが誠実な商売をしてきただろうか」という昨今のゲームへの不信感そのものです。例えばアイドルマスター ワンフォーオールのDLCをすべて購入すると、15万円を超える(通常価格時、ゲーム内マニーまで全部購入した場合)のをご存知でしょうか?これは極端な例ではありますが、例に出したGTAVについても

 

jp.automaton.am

 この記事にあるように、オンラインの設備購入等に使えるゲーム内マネー購入で莫大な収益を上げているだろうにという話がメインになります。

fpsjp.net

 また、オーバーウォッチコールオブデューティを抱えるアクティビジョンリザードについても「CoDBO3においてはシーズンパスよりアンロック用のゲーム内マネーのが売れてる」という話が当たり前のように出てきています。

 とすれば、実に2500万人(BO3の売上)が「喜んで搾取された」という言い方にもなるでしょうね。

 私にあるのは、1月に書いた記事同様に「夢は無い」と語った結論だけです。最早コンシューマが清廉潔白だのと言える時代は2010年代前半にとうに終わっています。そうであるならば、何に使おうが人の勝手ではありませんか?

 

 しかし、私としたことがいつもの言葉を忘れていました。
 それでは皆さん、よろしいですか?

 

 ソシャゲやめろ!

 

NHKスペシャル 世界ゲーム革命

NHKスペシャル 世界ゲーム革命

 

 おあとがよろしいようで。

お前はまだiPhoneを低スペックなどと勘違いしているのか。

 スマホタブレットの性能を測る基準として、ベンチマークスコアというものがあります。特に著名なのがAntutuとGeekbench、3DMarkでしょう。

AnTuTu Benchmark - Know Your Android Better

Geekbench 4 - Cross-Platform Benchmark

https://benchmarks.ul.com/3dmark-android

  パソコンでもCPUやGPUベンチマークスコアとにらめっこして世代での差やコストパフォマンスを測るのと同じ様に、スマホタブレットにも搭載されているSoC(CPUやGPU含め一緒くたになっている心臓部)も弾き出された「ベンチマークスコア」である程度の性能比較が可能です。

 もちろん、スコアがマシでもただのスコア番長に終わり爆熱で常用に耐えないだとか、ガバガバなクロック(周波数)調整で変に重くなる瞬間があるとか、それぞれのスマホの「出来」は別の話です。

 とは言え、載っているSoCが同じなら勿論性能は同じと言っても過言ではないでしょう。厳密に言えば採用されているメモリやストレージ等で微細なスコア差は出ますが、そこまで気にする人はこんな記事読んでないと思います。

 

 今回は同時期に出たAndroidと比較しつつ、iPhoneの現性能について書こうと思います。

!注意書き!

※断りが無い限り、Antutuスコアはv6の物を使っています
※大容量のメモリ搭載のAndroid端末は同SoC搭載の端末と比較すると大体スコアが10000以上高くなる為、NexusやPixel等のリファレンス機、もしくは国内でもリリースされている端末に類似したスペックの物を採用しています。

 !注意書き!

iPhone 6 -最も揶揄され、そして事実駄目だったiPhone

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技術仕様

https://support.apple.com/kb/SP705?locale=ja_JP&viewlocale=ja_JP

 A8プロセッサとメモリ1GBを搭載。発売当初から曲がる曲がると言われたが、近年曲がった個体を相当数見かけるようになりました。概ねボリュームキーかスリープキーを境として「への字」に折れ曲がっています。

http://i.imgur.com/JIpMcKw.jpg

The crescent moon issue only on iPhone 6 space gray models? : iphone

 またインカメラの部品がずれ、写真のようにレンズ側にずれてくる不具合が特にスペースグレイカラーの端末に少なからず起きています。お持ちの方はチェックしてみてください。

 さて、A8プロセッサのAntutuベンチマークスコアはと言うと80000という数字になっています。これは2015年のAndroid主要機種に搭載されたSnapdragon 810の80000前後と同等、XperiaでZ5までの機種は1年前の機種であるiPhone 6に並ばれていた事になります。2015年リリースの端末でiPhone6に勝っていたのはSamsung独自SoCであるExynos 7420を搭載していたGalaxy Note5やS6+(国内版は無印です)ぐらいになってきます。Note5もS6+も国内で発売されなかったのが惜しまれます。

 ご存知の通り、2015年はスマホタブレットも「オクタ(8)コアだ!」と喧伝していた年ですが、数字だけ見てしまえばデュアルコアiPhone6と同じぐらいということですね。iPhone 6は発売時からメモリが大変非力と言われ、事実SafariChromeTwitter等のアプリを長時間起動しているとクラッシュしたり、文字入力がモタつくようになるなど出来がいいとはお世辞にも言えないスマホでしたが、こと単機能…それこそゲーム等を動作させる事だけに絞って言えば2016年の春に至るまで、下手なAndroidを買うよりマシという妙な状況ができていたとも言えます。

 逆に言えば「俺は2015年のスマホなんだぞ!去年のiPhoneより重いとか馬鹿か!」という話については「そうだよ、6とどっこいどっこいなんですよ」と言わざるを得ません。

 

 iPhone 6s -曲がりにくいけど腐食ウゾウゾミミズくん

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技術仕様

www.apple.com

 

 A9プロセッサとメモリ2GB搭載。便利なんだか誤爆してプレビューが出るのが絶妙にスマホだと邪魔だわの3D touch搭載が話題となりました。効果的に使ってるAppあったら教えてください。6の反省を生かして若干硬くなりました。

 

 

  それと引き換えに、自動で価値を落とす腐食機能が搭載されました。アルマイト加工にありがちなピットは車のパーツなどでは見かけることがありますが、Appleによりカメラ周りや白いアンテナラインの周辺、各種端子の周りでよくよく発生するようになっています。

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 これは同時期にリリースされたApple Watchも同様であり、特に背面の刻印のところから腐食が起き、最早文字の判別が付かなくなっている個体も珍しくありません。Appleの1つ目の製品を買うなんて相当な傾奇者だぜ!ガハハ!Apple WatchのSeries 2からは寧ろプールに飛び込め!だなんて広告始めたけどな!

Apple Watchは初代から防水ですし、公式がぬるま湯で洗えと推奨しています

support.apple.com

www.youtube.com

 だんだんApple製品をクソミソに言うだけの記事になってきたので本題に入りましょう。

 iPhone 6s搭載されているA9のAntutuスコアは133000。先ほど紹介した同年のSnapdragon 810が80000ですから、差は圧倒的です。勿論、このスコアは同じA9を搭載しているiPhone SEiPad(第5世代)でも概ね同じ。これが「2015年のAndroidiPhoneなのに明らかにゲームがiPhoneのほうが軽い」要因の1つと言えるでしょう。
iPhone SEのスコアは125000です。電池持ちを考えると仕方ないですね。

 さて、次の世代の話をしましょう。2016年の主要端末です。Xperiaで言えばX PerformanceとXZ。LGのV20。日本版Galaxy S7 edgeなどなどに搭載されたのがSnapdragon 820です。Antutuのスコアは同列の135000前後。一部の機種に搭載されたSnapdragon 821であれば140000の大台に届きます。

 つまり、2017年の春までのAndroidスマホは2015年のiPhoneとどっこいどっこいというお話です。MVNOでも6sやSEで販売が活発になっていますが、下手なAndroidを買わせるよりはよっぽどコスパのいい買い物であることは間違いないでしょう。

 「格安スマホ」などと呼ばれるスマホの話をしましょう。例えばZenfone 3に搭載されているSnapdragon 625のスコアは63000、Zenfone 3 Maxに搭載されているMT6737に至ってはスコアが30000です。ニャンキュッパーでお馴染みのワイモバイルが中高年を中心に売っていたDIGNO Eに搭載されている Snapdragon 410に至ってはスコアが26000となっています。これは2013年秋モデルのスマホに搭載されていたSnapdragon 800の34000を大きく下回る数字。Pokemon GOぐらいなら動作しますが…と言ったところです。ジャイロ等のセンサーが削られている事も少なくないため、ARが使えないことがある以外は……

 

iPhone 7 -SIMトレイのゴムパッキンが死んだらサヨウナラ

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www.apple.com

 suicaと防水機能が搭載された7です。防水と言っても何故か相次ぐ水没報告。それもそのはず、要のゴムの部分がひどくチャチな作りだったのです。

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 iPhone7シリーズのSIMトレイには画像のようにゴムパッキンが装着されており、何度か脱着したり使い込んでいくうちにペロンと取れたりボディとの間に垂れ下がって挟まったりするお粗末な仕様。そしてSIMスロット付近に水濡れ反応シールがあるため、ゴムパッキンの劣化との合わせ技で「水没」の判定を受ける人が少なくありませんでした。また、ジェットブラックは布で拭いても手袋で持ってもキズがつき、ハダカ運用なんてしてると白い斑点のようなキズがポロポロとつく始末。一代限りになったのも頷けます。

 さてそんなiPhone 7に搭載されたのはA10。最近リリースされたiPad(第6世代)と同じですね。Antutuのスコアは165000。先程書いたように2016年のAndroidのハイエンドは140000ですから、iPhoneが低スペックなんて言ったら鼻で笑われちゃいますよ。7 Plusならメモリ3GBですしね。

 もちろんAndroid側も負けてはいません。7のリリースから半年後、2017年のスマホから採用されたSnapdragon 835のスコアは167000。2017年末にリリースされたHuaweiのMate 10 Proに至っては独自SoCのKirin 970を搭載し177000という大健闘を見せています。

 この頃リリースされていたタブレットと言うと、ZenPad 3 8.0やMedia Pad M3が挙げられます。ZenPadの中身のSnapdragon 650は77000。MediaPad M3の中身のKirin 950は92000。先日の記事でも書きましたが、幾らタブレットでハイスペと言った所で中身は数年前水準だろというのはこういう事。せっかくタブレット買ったのにゲームが重い!というのも当然。中身は2015年のとどっこいなんですから。

 iPadにも種類があるので、こちらは箇条書きで。

  • iPad mini 4 84000
  • iPad 第5世代 130000
  • iPad 第6世代 165000
  • iPad Pro(9.7インチ) 160000
  • iPad Pro(12.9インチ) 187000
  • iPad Pro(10.5インチ) 230000
  • iPad Pro(12.9インチ 第2世代) 235000

だからタブレット買うならiPadにしろ。そうでないなら思い切り割り切れ。という話。

iPhone 8 & X -そしてAntutu 20万点の大台へ

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www.apple.com

 2017年秋にリリースされた、iPhone8及びX。搭載されているA11のスコアは200000オーバー。当然ですが2017年のスマホではトップの性能となります。いやお前それは分かるけど値段高すぎねえ!?

 

 

 さて、だらだらとAntutuスコアの話をしてきましたが、ここまで取り上げてきたのは旧VerであるVer.6の数字。2018年2月にリリースされたVer.7からスコアの算出方法が変更となり、Ver.6の数字が比較に使えなくなってしまいました。記事の執筆時点ではVer.7のリリースから一ヶ月半しか経過していないこともあり、ある程度ようやく集まったかな?ぐらいの状態になっています。

 未だ日本で搭載端末がリリースされていない最新SoC、Snapdragon 845のVer.7でのスコアは噂に依ると270000、今年も熱い性能競争が見られそうです。が、端末までは爆熱にならないでほしいですね。

 

Geekbench -CPUスコアの不思議

www.geekbench.com

 さて、今までのAntutuは「総合的」なベンチマークであるのに対し、こちらのGeekbenchは「CPU」のベンチマークです。こちらのWebサイトより、

  • シングルコア
  • マルチコア

各々のスコアの上部を引用したものが以下になります。

S8に搭載されているExynos 8895はグローバル版に搭載されているSamsungの独自SoC
Mi 6に搭載されているのは見ての通りSnapdragon 835です。

 

 

・シングルコア

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 見ての通り、A11が現状AndroidのトップSoCに倍近い差を付けています。

 

・マルチコア

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 そしてマルチコアでもiOSバイスが圧勝。iPhoneXに至っては10000点の大台に載っています。CPUの処理能力では圧倒的にiPhoneの方が上なんですね。つまりCPUに依存するような処理、それこそや画像処理・動画処理やゲームなんかはますますiOSバイスがオススメという話になります。

 日頃私が口酸っぱく「いいからiPhoneを買え!」というのはAppleがどうのこうのでなく、純粋にハードウェアだけ見ても信用するに足るからというのがあります。信者が気持ち悪くってもいい、広告が気持ち悪くってもいい、AppStoreが不自由で気持ち悪くってもいい、それでもiPhoneを使ってくれ。そんな気持ちで今日も私はいるのです。

 変なスマホを買うぐらいならSEを買え、変なタブレット買わずにiPad買え。今回の記事はその真意について、主に「ベンチマークスコア」という数字でお話しました。店舗のスタッフとしてiPhoneiPadを「他人に勧める」意図については、別の記事に譲りましょう。

 

 でもね!!!!

 2017年に出たスマホでね!!!!!!!

 私が一番好きなのはね!!!!!!!!!!! 

 

 日本で売ってくれないこれなんです!!!!!!!!!!!!

 デザインめっちゃ好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

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www.au.com

次に好きなのはU11のブルー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!背面の仕上げと色がめっちゃすきなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!マジで格好いいからこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 いろとりどりのいろんなスマホ

 茸とお庭とそれからお禿

 みんなちがってみんなクソ 

 

お後がよろしいようで。

無性に8インチから10インチのタブレットでとりあえず幸せになりたい人はこの記事を読め[2018年春版]

4/15

問い合わせの多かったタブレットを増補しました。

※性能の話についてはAntutu及びGeekbenchのスコアで書いています

 

 スマホじゃ物足りない。ノートパソコンじゃ動かないアプリがあるし高い。かと言ってiPadに4万円は払えない!でもAndroidタブレットっていっぱいあるしどう選んだら良いかわからない。防水って何?どうしたらいいの~!?

 そんな人はとりあえず私の話を聞いてほしい。ただし諦めなければならない事が少なからずある。まずはその話をしようか。

  • 快適なゲームに出来ると思うな。
    世の中のゲームはハイエンド端末を前提としている。「動作させる」だけなら何だって出来るだろう。だが「快適」となると別だ。ロードが長い。フレームレートが安定しない。音ゲーでホールドしなきゃいけないのにタッチ周りがイマイチで抜けが発生する。タップ音がズレる。そもそも同時押しが5点までの制限で同時押しやフリックがうまくいかない事もある。絶対に何処かで妥協する必要が出る。
    理由は簡単だ。「ハイエンドなモバイルOSのタブレット」は今や地球上にiPadぐらいしか存在しない。Googleすら諦めた。今流通しているのは数年前のハイエンド相当のSoC(CPUとかGPUとかがセットになってる部品)が乗ったタブレットしかほぼ存在しない。*1Androidである事に起因する問題と中堅SoCである事に起因する問題のダブルパンチはある程度覚悟すべきだ。クアッドコアだのオクタコアだのというだけで性能の話が出来るなら苦労はしない。貴方が今から買おうとしている大多数のandroidタブレットは2014年のXperia*2よりショボいということを覚えておいて欲しい。

例えばSnapdragon 801のGeekbenchスコアは
シングルコア 1000程度 マルチコア 2500程度
それに対し下の方でよく出てくるSnapdragon 617は
シングルコア 700程度 マルチコア 2100程度
である。 

またFire HD 10に搭載されている MT8317だと
シングルコア 1700程度、マルチコア 3500程度
という事になる。下の方で安すぎると言われるのこのためだ。

 

なお、現状国内でミドル帯にいるZenfone 3 8.0の場合は
シングルコア 1500程度 マルチコア3600程度
のSnapdragon 650を搭載している。
これは2015年のSoCである810よりも高性能という事になる。

 

しかしながらこの価格帯となるとA10搭載の最新版iPadの背中が見えてくる。

シングルコア 3400 マルチコア 5700

「性能」という話だけすると倍近いパフォーマンスがiPadにはある。
ゲームをするならiPadというのは只の妄言に留まらない。

  • 1万円前後は安物買いの銭失いの巣窟だ。
    液晶が1280*800とか、下手すれば1024*600とか、ハイビジョンですら無い事がある。せっかく安くはない買い物をするのに手元のスマホより液晶がイマイチでイラストの細い線がギザギザしてたら嫌だろう?液晶がショボいタブレットはだいたい乗ってるSoCもショボいのでWi-Fiでネットを見るのすらモタつく。選択肢も無くはないが、見極めが重要だ。iPadは神。

  • カメラが使い物になると思うな。
    タブレット端末は「大きな画面のコンテンツビューワ」という割り切られ方がこの数年でされた。きちんと写真や動画が撮影出来て使い物になるのはiPadぐらいのもんだ。メモ代わりには使えるだろうが過剰な期待はしないこと。iPadは神。

  • ストレージが貧弱だがSDカードに電子書籍は入らんぞ。
    Android 6.0からSDカードを擬似的に内蔵ストレージにする機能が追加されたが、だいたいこれが殺されている。何でや!!!で、Kindle等の電子書籍アプリはセキュリティ上の都合でSDカードにデータをDLすることが出来ない。音楽データや動画データはポイポイ出来てもアプリ側にデータの扱いが依存する場合は自由度が大変低くなるのでそこも覚悟しておくこと。嫌ならiPad Proの512GBを買うことだ。もうやだこんな世界。

 

それでは行ってみよう。
(断りがない場合ほとんど中古価格)
(え?だって皆さん中古価格が新品の半額とか4割のタブレット新品買うの?)
(ですよねー)

 

Qua tab 01 

KYOCERA au Qua tab KYT31 NAVY

KYOCERA au Qua tab KYT31 NAVY

 

※市場売価 1万円前後 

auから販売された京セラのタブレットである。セールスポイントとして

  • 8インチ フルHD(1920*1080)液晶
  • キャップレス防水(風呂に沈めても壊れないレベル)
  • Android 5.1とそこそこ古くないOS
  • ストレージ容量16GB、メモリ2GB、Snapdragon 615と最低限の事はやってる

 あたりが挙げられる。スピーカーがモノラルかつapt-X非対応なので、AnkerあたりのBluetoothスピーカーと組み合わせての運用がベストか。カラーによって背面の仕上げが異なり、ホワイトとピンクはツルツルしていて危ない。ネイビーはマットな仕上げで滑りにくいので、是非ネイビーのものを勧める。

 タブレットの入門に最適。価格の安さも相まって「とりあえず買う」ならこれだろう。出てから年数も経っているので程よく傷ついた品が探しやすいのもポイント。数だけはauなのでクッソばらまかれているので、ゲオやブックオフでも難なく見つけることが出来るだろう。

 

Qua tab PX

※市場売価1万5000円前後

auから発売されたLGのタブレット。上記の01同様8インチ。

  • 8インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • キャップレス防水(風呂に沈めても壊れないレベル)
  • Android 7.0と新しめのOS
  • ストレージ容量16GB、メモリ2GB、Snapdragon 617と僅かにアップグレード
  • ステレオスピーカー搭載、Bluetoothではapt-X対応

 順調に01からアップグレードされている。僅かだが解像度の短辺がよろしくなっており、電子書籍やイラスト、Web閲覧に思った以上の使い勝手を提供する。またBluetoothで利用する場合ちょっとお高いイヤホンやスピーカーに搭載されているapt-Xに対応しているため、音質や遅延面で恩恵を受けられるため予算に余裕があるなら01よりこちらを買うべきだろう。

 

Qua tab PZ

 ※市場売価1万5000円前後

上記のPXの兄弟機。こっちは10インチだ。

  • 10インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • キャップレス防水(風呂に沈めても壊れないレベル)
  • Android 7.0と新しめのOS
  • ストレージ容量16GB、メモリ2GB、Snapdragon 617とPXそのまんま
  • ステレオスピーカー搭載、Bluetoothではapt-X対応
  • ワンセグやフルセグが付いててテレビにもならなくはない

 PXの画面が大きくなってテレビが見られるようになった。ただそれだけなのだが、つまりそれは10インチタブレットの入門に最適という事である。現行品(2018年4月現在)なのでPX同様にオプションの類も今なら豊富。1万円半ばで買うならまずはこれだろう。お風呂に持ち込んでYoutubeAmazon Primeビデオを見る楽しさを僕らに教えてくれるぞ。PXもPZもバラマキがひどく、新古品ですら2万円しない。

 

 ここまで紹介したタブレット2014年のスマホにも劣るスペックであるため、ある程度割り切って使ってほしい。またmineoやUQモバイルなどauMVNOで使う場合はSIMロックの解除が必須であるため、もし格安SIMを挿したいならSIMロック解除済みと明記されたものを購入しなければならない。Wi-Fi専用だと思って買ったほうが良いと思うぞ。

 

 

F-04H 

※市場売価3万円前後 

 2015年春に爆熱アローズを出して販売停止をやらかして以来、何を作っても妥協しかしない僕らの富士通タブレット。外観が著しくXperia Z Tabletシリーズに酷似しており、中国より酷えやと誰もが言うレベル。というか僕はドン引いた。それでも2年近く現行品であり続けているdocomo販売の国産10インチタブレットとしてオンリーワンであり、実際ベストセラーなんだから仕方ない。

  • 10.5 インチ WQHD(2560*1440)有機EL←パネェスゴイ
  • キャップレス防水(風呂に沈めても壊れないレベル)
  • Android 7.1と新しめのOS
  • ストレージ容量32GB、メモリ3GB、Snapdragon 808と2015年スペック
  • docomo系だからMVNO格安SIM)選び放題
  • ステレオスピーカー搭載、Bluetoothではapt-X対応
  • ワンセグやフルセグが付いててテレビにもならなくはない
  • 本体のフチにゴム足が付いててめっちゃ立てかけられる←パネェスゴイ

 なんと画面解像度、及び有機ELの採用(昔からやってる)で9.7インチサイズのiPadをアローズタブが打倒してしまった。これだけの事をやってるのは世界でもあまり類を見ない。前述のGalaxy Tab Sシリーズぐらいだ。特に動画の閲覧ではお高いテレビでも買わないと得られない「引き締まった真の黒」の表現が味わえる逸品。ただし画面の比が16:9であるため、電子書籍の表示面積ではiPadに劣る(黒帯が占める面積はiPadの方が少ないという意味だ)のが一長一短。個人的にはHuaweiタブレットを買うよりこっち買ったほうが断然幸せになれると思うのだがどうだろう?

 とは言え足を引っ張るのがSnapdragon 808という中途半端なSoC。最新のHuaweiタブレットに搭載されているKirin950と比較するとだいたい半分ぐらいの性能なのでムリは禁物。

 

 

 上でも書いたが「本体の縁についてるゴム足」が素晴らしく、壁に立てかける事が前提なら風呂でスタンド要らずなのが大変頼もしい。現状、防水タブレットとしても閲覧用タブレットとしても最高峰の商品といって差し支えなかろう。格安SIMにも勿論最初から対応しているので持ち歩きにももってこいだ。バッテリーの持ちがイマイチなのが玉に瑕。QC2.0に対応しているのでハイスペスマホと同じように急速充電器でモリモリ充電出来るのも嬉しい。

 

 Huawei Mediapad M3ドコモ版ことd-01J

 ※市場売価1万7000円程度。

 ハイスペック!!!高解像度8インチ液晶!!格安SIM!!うーん、捨てるところがない。d-01Gを見た時はこの世の終わりかと思いましたが(世界的なHuawei大躍進の恩恵に預かり)(日本ローカライズ版をdocomoが出してくれますので)防水面以外は文句のないタブレットがお安く手に入るんですよね。

  • 8.4インチ WQXGA(2560*1600)液晶
  • Android 7.0と新しめのOS
  • ストレージ容量16GB、メモリ3GB、Kirin 950。何そのストレージ容量…
  • ステレオスピーカー搭載
  • 正面のタッチ式ホームボタンほんとすき

MediaPad M3(32GB)からストレージが半減している。そのかわりM3は市場売価34000円。半値で新古品がゴロゴロしているのでそこをどうするかは読者のアナタ次第。16:10派なら買うのはまずこれだろう。

 

 ハイスペック!って言っても現行のタブレットの中では上位に入るかなってだけの話で、中身は日本で売ってるモデルだと

 

honor 8 SIMフリー Sapphire Blue

honor 8 SIMフリー Sapphire Blue

 

 この2万円前後で買えるスマホと同じのしか乗ってない。でも今まで紹介したタブレットの中では一番ハイスペック。タブレットが如何に「低スペックな画面のデカいだけの閲覧機」として割り切られているかわかっただろうか?

 

 

 この「2万円のスマホの中身よりマシなタブレットって日本で買えるの?」という問いにも答えておこう。まずGoogleのPixel C。出てない。Galaxy Tab S3。出てない。MediaPad M5。まだ出てない。ええい誰か居ないのか!

www.mydocomo.com

いた。F-02K。2月発売の新機種。新型のアローズタブ。

新規一括8万円。

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 あんたいくらハイスペ気取っても中身iPhone6sとかSEとどっこいどっこいの妥協スペックやろ。何iPhone7と同スペックのiPad(第6世代)の2倍の価格て。あきまへん。あきまへんで。こんなんならどう考えてもiPad買ったほうが幸せになれますわ。 

 

 

 

市場売価 中古で27000円、新品で34000円ぐらい。 

 SIMフリーかつ4:3派にはたまらないZenPad 3である。何がいいってこの人通話機能あるから電話出られるんですよね。今は亡きAQUOS PAD先輩も天から見守ってくださっているに違いない。おいSHARP新作出すんだよ。あくしろ。

  • 7.9インチ QXGA(2048*1536)液晶
  • Android 7.0と新しめのOS
  • ストレージ容量32GB、メモリ4GB、Snapdragon 650搭載。
  • ステレオスピーカー搭載
  • CA対応なので高速モバイル通信が可能。
  • 前述のとおりだが通話機能搭載。

 もっぱらiPad miniの対抗馬として名高い。液晶の解像度及びサイズも同じ。というか今iPad mini4買うよりはこっちのが幸せになれる可能性がある。mini4は現行品であるためなかなか価格が落ちないし、何より2014年のiPhone6と同じ中身なので「これだけ買っとけばいい」とはなかなかならないからだ。お前も早く新作出すんだよオラッ。

 Lenovo同様、数少ない「ハイスペ!!!!!」という顔をしてミドルハイのSoC載せてる系男子なので、ゲームの類も2015年のスマホで動くならだいたい出来る。アイドルのプロデュースとかも出来る。悪の結社Appleにダメ出し食らった表現やら独自マーケットプレイスからDLする男の浪漫の作品まで余すこと無く楽しむことが出来るだろう。液晶の仕上げも上々なので量販店のタブレット売り場で見かけたらギトギトになるまで手垢をつけて遊んでみよう。

 なお搭載されているZenUIが致命的にクソださいのは仕様。
 昔からの仕様。

 

 

Lenovo TAB4 8 Plus

www3.lenovo.com

 私はYoga tabletまでの路線が一番好きだったんだけどなあ…あの回転するスタンドとかモコっと出てるから持ちやすい所とか回転するカメラとかめっちゃ良かったじゃん…変態成分Yogabookに持っていかれたからなの?とは言えYoga tablet3のクソ過ぎるSoCから変わってSnapdragon 625搭載なので一応ミドルです。 直販限定でLTEモデルが出ており、通話も可能なデュアルSIMモデルなのがデカい。

  • 8インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • Android 7と新しめのOS
  • ストレージ容量64GB、メモリ4GB、Snapdragon 625搭載
  • ステレオスピーカー搭載。

 Plusとついてない方は液晶がショボすぎて人権団体が飛んでくるレベルなので、間違えても公式サイトにあるように「子供のタブレットに最適!」などと渡してはならない。あっち買うならせめてP8書いなさい。…日本じゃ出てないけど!!

 ワイモバイルで出てるのはこれの液晶が大きくなって解像度ショボくなった10(無印)の方。やはり間違えても子供にもおじいちゃんにも渡してはならない。

 

こっから下Wi-Fiモデル

 

A204YB

※市場売価だいたい6800円ぐらいだけど店によっては4800円しない

  元々Yahoo!BBでバラまいてたモデル。名前は聞き慣れないかもしれないが「レグザタブレット」とか「ダイナブックタブレット」と言えば何となく想像も付くだろう。バラまかれにバラまかれ尽くして相場が酷いことになっている。

  • 10インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • Android4.4.4
  • ストレージ容量16GB、メモリ2GB、Atom Z3735F搭載。
    ともすればWindowsも動きかねないスペックである。

 そう、Youtube電子書籍ぐらいなら全く困らんのだ。何がアレってこいつHDMI出力ついてるからテレビとかモニタにつながるんだよね。バカじゃないの。液晶の鮮やかさ等、2015年以降にリリースしたタブレットと比べてもパッとしないが、子供のオモチャからオッサンのオモチャ。果てにはおじいちゃんやおばあちゃん用のオモチャとして非常にオススメ出来る一品。Fire HD 10よりもうちょっと妥協するならコレ。

 なお搭載プロセッサがIntel Atomであるため、ゲームの類は最早絶望的といったレベルである。期待するでない。

 

A205

※市場売価8000円前後

dynabook.com

マイナー過ぎて最早Amazonで売ってねえ!
前述のA204の後継モデル。デザインが大変スッキリした。何がスゴイって公式ページも使いまわしされすぎて型番間違ってる。これだから東芝はダメなんだよ。

 

東芝 Android タブレット A205SB詳細

 Softbank Airで動画とか見よう!っていう動画サービスのおまけみたいなタブレット。これに限らずケーブルテレビ等、映像配信もやってる所はそれの受信機としてタブレットを配っている。

  • 10インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • Android5.1
  • ストレージ容量16GB、メモリ2GB、Atom x5 Z8300
    最早何処をどうみてもWindowsでSteamのインディゲー動くけどお前
  • ステレオスピーカー

もちろんHDMIで出力だって失われていない。1万円以下で見かけたら買ったら良いぞ。国産タブレットもなかなか捨てたもんじゃないのさ。

 

Fire HD 10(2017年式)

 

Fire HD 10 タブレット (Newモデル) 32GB、ブラック

Fire HD 10 タブレット (Newモデル) 32GB、ブラック

 

※32GBモデルがプライム会員なら1万5800円。時々1万1800円。は? 

 お前Amazonおかしいよ…こんな凄えもの何でこんな値段で売ってんだよ…バカじゃないの…そりゃ世界第4位にもなる*3わ…バーカバーカ…

  • 10インチ WUXGA(1920*1200)液晶
  • Android 5.1ベースのFire OS搭載。Google Playは入ってないよ!
  • ストレージ容量32~64GB、メモリ2GB、Mediatek MT8173搭載。
  • ステレオスピーカー搭載、apt-X非対応
  • SDカードに電子書籍とか入れ放題←ズルくないっすか!!!!!

 風が語りかけます。

 安い。

 安すぎる。

 新品で選ぶという話をするともうこれ以外考えにくいタブレット。「ネットとメールとユーチューブとKindle」しか使わないならもうこれでいいでしょ。というかこのタブレット買ってから「これがやりたいから別のやつ買う」でいいんじゃないの。何なんだお前。安すぎる…お前…

 とは言え外装もメチャメチャ安っぽいプラスチック感丸出し、スピーカはいまいち。Bluetoothも最低限レベル。そしてGoogle Playが入ってないため所謂「Androidのストアから落とせるアプリ」というのは使えない。…公式には。

 なので性能面でもストア面でも妥協オブ妥協を迫られるタブレットと言えるでしょう。でもAmazonのIDにWi-Fi登録しておくといろんなのが買ってきた途端にすぐ使えて便利なんですよね。わかる。Fire TV Stickとかも大活躍ですもんね。オモチャとして始めるならまずFire HD 10インチからでいいんじゃないですか?

 

 

 というわけで2018年春のタブレットオススメ記事でした。新生活にタブレット1枚如何でしょうか。個人的なオススメはここに書いたタブレットじゃなくてiPad Pro 10.5インチです。iPad、サイコー!

 あ、真面目な話すると10インチタブレットはF-04Hが良いと思います。有機ELは唯一無二なんで。8インチの場合、下手すると私はSC-03G、つまりGalaxy S Tab買うと思います。長々と書いてきましたが「新しいとは言えど新しいだけのものを買うぐらいなら過去のいい感じの買ったほうがいいよ」がAndroidなんで。他人に中華タブ買えとかGearBestなりAliExpressなり使えとか言うわけにもいきませんしね。

 性能面でも無比な上にApple Pencil対応の
 新しいiPad、サイコー! 

 で、S835に有機EL搭載のAndroidタブレットって無いの?待ってんですけど。

 

 

以下お風呂でタブレット使う時のお供

 

神。その音質に驚け。

小型化した神 。タオル掛けにフックで吊るせ。

 

 ちくわの形をした神。ゆるいキャンプ△にも持っていけるぞ。

 

 フリスビーの形をした神。だが音質はイマイチだ。

 

 バスタブに浸かりながらワイヤレスでイヤホンをする神。

 

 さあ、お前たちもお風呂でアマゾンプライムしたり電脳少女シロちゃんの動画でおほほいするのだ。お前たちもやりおるマンになるのだ…

 

 

 

番外編: うんこ

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 8GB

 

 こんなん子供に渡したら人権団体飛んできますよ

*1:国外で幾つか出ることには出ているが、Galaxy Tab Sシリーズは日本だと小さいのがdocomo向けに、大きいのがau向けに初代が出たきりだ。そのGalaxy Tab SシリーズもS3がSnapdragon 820と2016年春時点でのハイエンドであり妥協感が拭えない。

*2:参考:Snapdragon 801 Z2及びZ3の事

*3:世界タブレット端末シェアは1位iPadApple、2位GalaxyのSamsung、3位MediaPadのHuawei、4位FireのAmazonと続く。ちなみに5位はLenovo

片方はUSB3.0、片方はSATAの変な基板買った

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買いました。108円。

おそらく元々外付けHDDおよびSSD用のケースの基板でしょう。これがあればあとは適当なUSBケーブルとどのご家庭にも必ず転がってるSSDを刺せばお手軽にお持ちのゲーム機がSSD搭載の基本的人権を守る環境になるわけです。

 

というわけでこの基板の転がってたSamsungSSDはひとまずwiiU用となりました。これで快適なゼノブレイドやるんだ!

 

似たようなことがしたい方は1000円ぐらいで売ってる2.5インチHDD用ケースを破壊しましょう。快適な環境を手に入れましょう。

グラブルよくわかんないからグラブるべきか判定おねがいします記事

 仕事柄、ガチャピンとムックってなんかこう、ピンクと青のほうがここ数年馴染みがあって久しぶりに緑と赤のあいつら見るとむしろ違和感があるんすよね。どうでもいいけどUQモバイルスマホそのまま移れるとか嘘言うの止めたほうが良いと思います。docomoSoftbankAndroidは搭載しているアンテナの都合au回線でこの先生きのこれるか微妙なラインですし、何よりSIMフリー化したiPhoneでも無い限り「そのまま」とは言い難いからです。元auであってもSIMフリー化しない限りMVNOやらせませんってやったの何を隠そうauそのものじゃないですか。このサブブランド野郎め!失望しました。mineoのカード使います。

 というわけで日課でガチャ無料の時にガチャるだけガチャったのでグラブルのガチャ結果載せます。グラブルいまいちよくわかんなくて伊藤ライフと朝凪しか知らないので詳しい人おしえてください。

 

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こんな感じです。お返事はツイッターブコメでどうぞ。