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イヤホンのケーブルって交換できたら凄い幸せだと思う。

イヤホンが断線したのでニッパーでそこからバツンと切って適当な延長ケーブルをハンダ付けで移植したら2mぐらいの長さになって正直持て余すような感じに仕上がってしまったので、ケーブルについて書いてみよう。

イヤホンのケーブルってのは単純なもので、ブチ切ってみれば2本1組にしてる物だろうが1本で両チャンネルを伝送してるものだろうが

  • 「右チャンネル」
  • 「左チャンネル」
  • 「アース」

この3本の線が入ってる。つまり3種類に分けられるってことだ。だから壊れたイヤホンのケーブルを切って、適当な延長ケーブルと「右チャンネルの銅線同士」「左チャンネルの銅線同士」「アース同士」をハンダ付けしてやればいい。大抵の物だと赤と赤、緑と緑と付けていけばいいから簡単だ。

大学時代にATH-CK9を買って以来、そんな感じで修理している。ハンダこてとホットボンドは手放せない。ホットボンドは接着に使う道具だが、冷えるとべたべたしないし加工も容易だしね。で、問題は本体側で断線されるとどんどん短くなって……最終的にはイヤホンの根本までケーブルがボロボロになってしまう。こうなるとお手上げだ。流石に私にはイヤホンのハウジング(構造体、殻の事)を開けてなかのドライバ(鳴らしている本体)にハンダ付けをするような技術も道具もない。こいつは困った。

Ultimate Earsのケーブル交換

パーツ関連>Ultimate Ears用パーツ>UE交換用ケーブル[UE-RC] - ロジクールストア

Ultimate Earsというその手のオタにはそれなりの人気を得ているブランドがある。ここのイヤホンの売りは「イヤホンの根本からケーブル引っこ抜いて、いつでも交換できるよ!!」というもの。ハウジングもゴツいプラスチックで出来ていて、実に頑丈。しかも鳴らす音も価格の割に良い!私もかつて愛用していた一人だ。

が、ある日イヤホンが壊れてしまった。この売りである「ケーブルの交換」の作業中に、だ。なんだか妙に硬いのでくっついてる部分をゆっくりゆっくりマイナスドライバーでこじ開けて行くとパキリ。嫌な予感がしつつもそのまま続行するとそこにはケーブルの根本まで毟れ、ぽっかりと大きな穴の開いたイヤホンの姿。ケーブル接合部の土台までぽろっと取れちゃ意味が無ぇ。こうして私はこのブランドに別れを告げ、今使っている ATH-CK10 に出会ったのである。

提案。

イヤホンの本体には何の問題もないのにケーブルが断線した、という理由で2000円~3000円のイヤホンを何度も何度も乗り換えている人を見ると「切ってくっつけちゃえばいいのに」なんて言いたくなるが、手元の「切ってくっつけたケーブル」はお世辞にもスマートな外見とは言えない。ここで、私からの提案だ。

本体の根本から交換可能な「交換用ケーブル」という物が流行ればなあと思う。そしてこのケーブルの交換方式を規格化し、安物のイヤホンも高級なイヤホンケーブルの交換を可能にし、更にiPod/iPhoneのコントロールもできるような「高性能リモコン機能付き交換ケーブル」なんてものまで出てきたら、それはそれは面白い事だと思うのだ。

ついでに「交換ケーブル」というものが一般的になれば、その手のAV機器オタクにも「高級イヤホンケーブルです!」なんて商売も可能になるだろう。「俺はソニーのケーブルが好きだな。細いし。」とか「俺はパイオニアのケーブルをソニーのイヤホンに付けてるぜ!」なんて話ができるようになったりするんじゃないか。

例えばこんな商品も出てきている。
Zipbuds by DGA : Tangle-Resistant Earbuds

この最大の売りは「絡まりにくいジッパー型ケーブル」という奴だ。ならイヤホン用交換ケーブルという商売が成立すれば、女子高生に向けてキャラクター物ケーブルやオタク向けに「けいおんの唯をイメージしたケーブルです」なんて売り方も可能になるはずだ。

自宅でCDプレイヤーにCDを入れて音楽を聞く時代は終りを告げ、今は携帯端末で音楽を聞く時代になった。そこにはイヤホンと、そしてイヤホンのケーブルが存在している。このケーブル商売という奴は、需要があるものだと私は確信している。

だって味気ないじゃないか。iPodや携帯電話の色は選べるのに、ケーブルは白か黒ばかりだなんて。