PSO２の焼却炉の男の話はしたが、その焼却炉のガワもドゥドゥだけじゃなく、モニカという女性NPCが用意されている。こいつが不快で仕方がない。
というわけで2015年最初の記事はモニカスことアイテムラボ店員のモニカについて書こうと思う。
ぶっちゃけ燃やされるのは全く面白くない
そもそも古来からゲームのセーブデータと言うのはかけてきた時間と汗と血と涙の結晶であり、アイテムも通貨も努力の賜物である。それを突っ込んで合成しようというのだ。が、PSO2の合成は悲しい事に確率勝負。何十の素材をつぎ込んで最終決戦に挑もうが確率勝負だ。
何百万メセタつぎ込んでも、素材を幾らつぎ込んでも、手元に何も残らない。それ自体に面白みを見出すのは難しい。「強い武器が出来上がる」「それで戦ってダメージを叩きだす」のが面白いのであって、その過程自体は面白くない。というか無駄にされるのは面白くない。
それはいい。ネトゲの装備のエンチャントだバフだという話はいつだってそうだった。問題はその装置がよりによって喋るのである。「金」じゃどうにもできない「確率」と戦うプレイヤーは、NPCを通じてそのシステムと戦う事になる。
「結果を伝えるだけ」の男、ドゥドゥ
「素晴らしく運がいいな君は」
「ふむ、失敗じゃないかな」
「素晴らしく運が無いな君は」
ドゥドゥは運にしか言及しない。そこに在るのはただただ結果を告げるだけのNPCだ。失敗した場合は「運が無かった」とだけ言ってくれるし、成功した場合は「素晴らしく運がいいな、君は」と声をかけてくれる。
グラインダーがどこに行ったとか、何で頼む前より弱くなってるんだとか、そんなことは全て「運が良い」「運が悪い」の前に圧倒されるほかないのである。ドゥドゥメセタ返せ。
「余計な事」を言う女、モニカ
「力不足です、ごめんなさい」
「なんてお詫びしたらいいか」
「また来てくれます…よ…ね？」
これだ。特に「力不足」という言葉がまずい。確率どうこうでなく、モニカというNPCが台無しにしている。金が溶けていく事自体が不快だというのに「何とお詫びしたらいいか」などと言い出すのだからもう大変だ。「お詫びとか良いから強化してくれ」としか言いようがない。
確率と戦うアークス達が金を溶かしているところを、運営はこんな風に余計なひと言で更にイラっとさせているのである。また来るに決まっている。決まっているが、決して気持ちのいいものなんかじゃあない。
極め付け、ドゥドゥサンドバッグ
増えすぎたメセタはその価値を保つため、どこかで焼却されなければならない。システムにより燃やさざるを得ない状況を仕組まれているため、嫌々だろうが何だろうが誰かがドゥドゥと戦っている。
それはいい。そこまではいい。問題はそれを大っぴらに言ってしまう事だ。モニカ以上にまずいのがこのドゥドゥサンドバッグというルームグッズ。その紹介文だ。
「いくら叩いてもメセタは帰ってこない」
SEGAさーーーーーーーーーー？お前それ言っちゃうーーーーーーーーーー？メタにも程があるそれ言っちゃうーーーーーーーーーーーーーーー？デリカシーがさーーーーーーーーーー？流石に無さ過ぎじゃないかなーーーーーーーーーーーーー？
確率と戦わなきゃならない、とは理解できる。だが「力不足」だのとNPCを挟んで茶々を入れてくるのもそうだし、こうやって「メセタを無駄にしてもらうのが目的ですよ」とやるのはどうなんだ流石に。無駄にしない為にリスクだ完全だスキップだとやっている所に、無粋にもほどがある説明文である。
いや、PSO2のアイテムの説明文やNPCの台詞って悉くクソ揃いなんだけどもね。
まとめ
確率で出た結果に一喜一憂するのはこちらの決める事であり、それに対して申し訳なさそうに謝られてもメセタや素材は返ってこないし寧ろそいつは逆効果だ。ごめんで済んだら強化成功率+30％も警察もいらないのである。
ぶっちゃけた話、モニカのいる場所に「ラボコンソール」という装置だけおいて、そこにグラインダーと武器を並べる形式にした方がまだ癪に障らない。ただ確率に向き合わせてくれればそれでいいのに、「力不足」で失敗した事にされ、「何とお詫びしたらいいか」と言われるのは、PSO2のアイテム強化を本当に面白く無くしている。
モニカスが何故「モニカス」なのか。それは確率面に一番挟んではいけない「感情」をわざわざ逆撫でする台詞を喋るからであり、しかもそれを「NPCのせいですよ」と余計なフレーバーまで付与されているからである。
SEGAが超えちゃいけないライン考えてないので僕は奇数ブロック以外いくのやめました。
2015年もよろしくおねがいします。
