僕ねえ、MH4の発掘装備大っ嫌いなんだよ。

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はー、砲撃Lv5っすか。砲撃Lv5っすか。そーですか。はーーーーーー。

 

はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

そーーーーーーーーーーーーーーですかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

というわけで今回は僕が発掘装備システムが大っ嫌いっつー話しようと思います。というかギルクエもクソです。

電撃 - 『モンスターハンター4G』の新情報が判明。復活モンスターや既存の武器種にもさまざまな調整ポイントが!?
http://dengekionline.com/elem/000/000/881/881954/

――そのあたりも含め、既存武器のアクションにも手を入れられているのでしょうか?

藤岡:調整レベルでは入れています。全武器について見直したわけではないですが、大きく足りないなと思う武器は、多めに要素を足していますね。基本的には『MH4』ベースで「もうちょっとこうしたかった」とか「こういうところを伸ばしたほうがいいよね」というところを、しっかり手を入れているような感じです。

辻本:あと、アクションではないのですが、操虫棍とチャージアックスは発掘武器が追加されています。

え、いや、そこは削除しておきましょうよ。


全ての狩りを過去にする

そもそもモンスターハンターがどういうゲームなのかを考えてみよう。モンハンは文字通りモンをハンするゲームだ。何故ハンするのかと言うと、作りたい武器があるから、作りたい装備があるから、作りたい珠があるからハンするのだ。

それは発動するスキルのためだったり、デザインのためだったり、思い描く武器の最終形態を作るためだったり、理由はいろいろだ。何にせよ、それはゲーム上出来うる最高のものだからこそ目指す価値がある。武器のスロット含め一長一短だからこそ、コレクションする価値がある。

そして狩りは決して裏切らない。素材は売って別の武具の足しにすることも出来るし、自分の目的とする武具の生産以外にも役立つ事がある。

気付けば効率的にあのモンをハンするための武器を作るための素材のためにモンをハンするためにガンナー装備を調えるためにモンをハンしていたりと、モンハンは実に楽しい堂々巡りをするゲームである。いや、楽しい堂々巡りをするゲームであった。


それは狩りを本当にただの作業にし尽くした。

ガンランス -MH4攻略データwiki
http://mh4wiki.com/index.php?%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9

冒頭に砲撃Lv5のガンランスの写真を出した。ガンランスというのは単純に相手を突く攻撃だけでは無く、切れ味――未プレイの人のために説明しておくと、攻撃する度に減っていく数値。減りきると何をしても敵に攻撃が通らなくなる――を余計に消費して、「砲撃」というアクションを使って闘う武器だ。「砲撃」の威力は武器自体の攻撃力に影響を受けず、「砲撃Lv」という物でダメージの値が固定されている。

ラージャンガンランスの鬼銃槍(拡散Lv4)と、その強化系にして最終形態である雷鬼銃槍ドラガン(拡散Lv4)の砲撃の威力は変わらない。生産武器は最終形態まで作っても殆どの砲撃Lvが3に設定されており、時折Lv4の武器があるぐらいだ。

さて、前振りはここまでにしよう。

発掘武器能力テーブル -MH4攻略データwiki
http://mh4wiki.com/index.php?%E7%99%BA%E6%8E%98%E6%AD%A6%E5%99%A8%E8%83%BD%E5%8A%9B%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB#l863d793

砲撃Lv5のガンランスは発掘でしか手に入らない。この時点で生産武器は全て発掘武器に劣る。村上位シャガルを倒す時も一緒だったオベリスクだろうが、前述のドラガンだろうが、長い間世話になったブラックガンランスだろうが、平等に劣る。ハッキリ言えばカスである。それは「生産武器システム」、そして生産するための「数多の狩猟」自体の否定に他ならない。ラージャンの角を折るために寝かせて爆弾を置いた日々も何もかも無駄だった。

しかもこの発掘武器それ自体を手に入れるギルドクエストのシステム自体が腐っている。

MH4@Wiki - ギルドクエスト
http://www49.atwiki.jp/3dsmh4/pages/151.html#id_44387636

発掘武器、というだけあって採掘ポイントでピッケルを振ったり、クエスト報酬でものが出てくる。出てきた物を鑑定して「望みの武器だったか」を確認するわけだが、まず強い武器はギルドクエストを育てるという事をしないと出てこない。そしてギルドクエストのレベルはモンスターを倒さないと上がらない。しかしギルドクエストのクエスト報酬は研磨剤やお守り支払いなので実入りは全く無い。つまり、レベル上げのために狩っている間に手に入るものは次にまったく繋がらない物ばかりだ。作業と言い切っても良い。

ギルドクエストを育てるための狩り。もはや目の前に立ちはだかるモンスターは障害でしか無い。目標レベルに到達してもそれは変わることなど無い。モンスターを倒す。しょうもないお守りと研磨剤、抽選の結果使い道の無いカス武器と防具が払い出される。モンスターを倒す。抽選を行う。抽選のためにモンスターを倒す。もうこんなものモンスターハンターではない。支払いの為に行われる何の面白みもない出来の悪いミニゲームだ。

僕の遊びたかったモンスターハンターはこうじゃあなかった。


長時間遊ぶに耐えうるゲームと時間のかかるゲームの区別

よくよく言われるのが「ギルドクエストはエンドコンテンツ」という表現と擁護である。エンドコンテンツ。即ちネトゲに於ける廃人用の「超低確率のレアドロップを求めて延々と走らせる時間潰し」である。これを月額モデルのゲームっであろうが、パッケージ購入型であろうが、基本無料であろうが、このコンテンツをもってして「大ボリューム」と言い張るのである。

私はこれが好きでは無い。そのレアドロップ探しを行うまでの準備期間(即ちキャラやクエストそのもののレベル上げ)も好きでは無いし、抽選を行うためだけに行われるクエストやダンジョンやボス攻略そのものも好きでは無い。せっかく準備して挑んだのに誰かの不手際で攻略が失敗に終わり、抽選すら行われずにただただ時間やアイテムを無駄にしたときなんか最悪だ。

それは「面白さから何度もやってしまうような、長時間遊ぶに耐えうるゲーム」ではなく、「ただただやることに時間のかかるゲーム」だと思う。その結果得られるものは「達成感」なんてものではなく、もうこれをやらなくていいという「安堵」でしか無いと思う。

本当に面白ければ何度でも育成するためにキャラクターを作り直したり転生したり、違ったジョブに回ったりするはずだ。集める過程自体が面白かったのなら、人はそれこそその時「縛りプレイ」を始める。「ゲームを遊ぶ」というのはそういうものだと、僕は信じている。

モンスターハンター4Gの「発掘武器」がただの「趣味武器」で、生産武器を決して上回らない「オモシロ武器」止まりになることを心から望む。「いま俺が振るっているこの武器は、何百ものモンスターを狩った末に作った、俺の自慢の最強の武器なんだ」と言わせて欲しい。

追記:
お守りもそうだろって?ああ、だから2ndGが一番なんだよ。