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Steamで人気爆発のRustを40時間遊んだから記事にする。

Game

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というわけで現在Steam売上第2位〈1位はもちろんDayZのスタンドアロン版〉のRustにドハマリ中である。このゲーム、大変話題だが何をするゲームなのかいまいち分からない人も多かろう。

曰く「マインクラフト」だとか。
曰く「DayZ」だとか。
曰く「S.T.A.L.K.E.R.」だとか。

とにかく、説明する人によっていろんな言葉が出るから余計に分からなくなってしまう。だので、ここで僕なりに「Rustは何をするゲームなのか」について語ろうと思う。語らせてくれ。

一言で言えば、「クラフト&ハウジングの熱い、MMOハクスラサバイバルFPS」である。


この美しき残酷な世界で。

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このゲームはMMOFPSである。つまり1つのサーバに何十人という人間がアクセスし、1つのワールドで共同生活を営むというわけだ。オフラインモードは無い。その世界で建材と燃料になる「木」、装備の素材になる「石」、そして食べ物と装備素材になる「動物」を入手し、生き抜くのが目的だ。

だから誰かに先に取られると、「湧く場所なのに何も無い」ということが起こり得る。このゲームのプレイヤーvsプレイヤー〈以後PvP〉は、正しく「資源戦争」である。俺の狩場に手を出すな。俺の縄張りに入るな。より幸せになるために、他人は殺さねばならない。

なおアイテムは一定時間でリスポーン〈復活〉する。ゲーム内時間にして1日おきと考えていい。

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生き抜くためには、誰かの命を奪わなければならない。

 

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例えばこれは「石斧」だ。木を殴って木材を手に入れ、石を殴って石材を集めると、石器時代の到来である。当面の目標はこの石斧でブタを倒し、ブタから剥ぎ取った布と木材から弓を作ることだ。野生動物達はプレイヤーに接触して攻撃してくる。こちらも直接攻撃するしかないので、オオカミとの戦いは血まみれである。

攻撃を受けて流血状態になったら、すぐさま包帯を巻いて止血しなければならない。さもなくばじわじわとダメージを受けて失血死してしまう。この包帯も、布2個を合成して作成可能だ。

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ついに弓矢を作ったあなたは、憎きオオカミやクマ相手に最早傷を負うことはない。野生動物など人間の道具の前には無力なのである。幾らクマに体力があろうが、矢を4本も射れば…

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この通り。命に感謝しながら剥ぎ取ろう。剥ぎ取りは岩、もしくは斧系の道具で何度も死体に攻撃することで行う。よって、この瞬間は無防備だ。例え獲物を捕らえても安心してはいけない。剥ぎ取っている時に人間から矢を射られる可能性だってある。自然の中を駆け巡り狩猟や採取を行う時も、PvPを常に意識してほしい。

 

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たっぷりの木材、そして各種素材を手に入れたあなたは遂に小さいながらも我が家を持つことになる。

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動物から剥ぎ取った鶏ムネ肉をキャンプファイアーで焼き鳥にし、食事を取ろう。走ったり戦ったり、一つ一つの動作をするたびにお腹が減るので食事は大事だ。もし満腹度が0になった場合、これまた体力が減って餓死が待っている。家を持つ前に腹が減ったなら、人に見つからないところでこっそりと焚き火を焚こう。

そして重要なのがの存在だ。布と動物の油。そして石材と木材を組み合わせて出来る炉では、石から採れる鉄鉱石と硫黄鉱物を製錬し、鉄と硫黄を作る事が出来る。鉄が手に入れば、皆さんお待ちかねの銃の時代がやってくる。

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とは言え、突然現代的なショットガンが作れるわけではない。最初に作れるのは1発しか込められないし、リロードにも時間のかかる簡素な手作り感あふれるショットガンである。

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防具だってそうだ。最初に作れるのは粗末な布の服だけ。例えて手元にクマの毛皮があったって、皮の服を作る事すらままならない。

 

ここから、RustがRustである最大の理由である「トレジャーハント」が始まるのだ。


S.T.A.L.K.E.R.

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Rustの舞台である無人島には、何ヶ所かRadtownと呼ばれる廃墟がある。放射能汚染されたこの廃墟にいると、それだけでじわじわと身体が放射線に冒されていく。ゲーム内ではその汚染度合いをRAD値という数値で示し、RAD値が500を超えると体力が減って死に至ることもある。

そんな廃墟に眠るのは、現代的な銃火器や銃弾。高性能なケプラー素材の装備。そしてそれらを自らの手で作り出すための設計図である。最初は作れなかった装備も、この設計図を手に入れて読むことで作成可能になると言うわけだ。この設計図、一度使用すると消滅するものの一度覚えたアイテムはサーバのデータが全消去されるまで忘れることはない

廃墟に行けば作れるものが増える。作れるものが増えればやれることも増える。野生動物の次にプレイヤー達が求めるのは、廃墟のお宝というわけだ。

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廃墟のお宝は屋内外に、コンテナに詰めて置かれている。コンテナも動物や自然の資源と同様にリスポーンし、その度に中身が変わる。何が入っているかは、日が昇ってから街を訪れてのお楽しみだ。

もちろんこの廃墟探索中も注意を怠ってはならない。廃墟に出向けると言うことは、相当装備の整ったプレイヤーと言うことだ。廃墟のゾンビを倒すための武器を装備し、廃墟で生き残るためのアイテムを装備し、廃墟のレアアイテムを持ったプレイヤーは、他のプレイヤーから見ると格好の獲物である。

廃墟で発生したPvPは他のプレイヤーを呼び寄せる。廃墟で行われた殺し合いで誰が死のうが、生き延びた者がそれなりに消耗している事は間違いない。漁夫の利を得るために一人また一人と街にプレイヤーがやってくるのだから、廃墟への滞在は出来るだけ短時間で済ませねばならない。

 

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廃墟の近くには、必ずゾンビがいる。

ゾンビは矢の一撃で葬ることが出来るのだが、恐ろしいのはその走力と「索敵能力」だ。ゾンビは多少離れたところからもプレイヤーに向かって一目散に走ってくる。一匹倒して油断しているとあちこちから沸いてきてあっという間に彼らの仲間入りだ。

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そのゾンビを倒すと、バッグを落とす。このバッグの中身は先ほど紹介した廃墟のコンテナと同じで、貴重なアイテムが得られるチャンスだ。つまりゾンビを倒すと、銃や高性能な装備が手に入ると言うことである。

矢の一撃で死なず、攻撃力が非常に高い黒ゾンビは特に脅威である。動きが遅いので一体ずつ対処するのは楽なものの、廃墟のアイテムに夢中になったり、ゾンビのバッグの中身を選んでいる間に3回殴られればデッドエンドだ。

 

Rust自体は廃墟散策とゾンビ狩りでレアアイテムをゲットし、設計図で各種アイテムをアンロックして終わりとなる。が、そんなトントン拍子にゲームが進むわけがない。廃墟に出向けばもぬけの殻で、ゾンビの狩り場で人間同士の殺し合いもしょっちゅう起きる。誰だって独り占めしたいもんな。


一番怖いのは人間。

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サーバに一定数のプレイヤーが集まると、時折空を飛行機が横切ることがある。飛行機からは巨大なコンテナが投下され、落下傘でゆっくりと降りてくる。

この巨大なコンテナ、Airdropと言うのだが中には大量の食料や装備品、そして他人の家を爆破するための爆薬や爆弾まで詰まっている。爆弾は激レアアイテムで、爆弾の素材である爆薬に至ってはAirdrop限定の超レアアイテムだ。

Airdropはゆっくり降ってくる。その様子はかなり遠くからでも見ることが可能だ。よって、ワールド中のプレイヤーがこのコンテナほしさに、一カ所に集結する

聡明な読者ならもうお分かりだろう。コンテナに触れる者を殺し、コンテナに近づく者を殺し、コンテナからアイテムを取り出した者を殺す一大PvPイベントの開始である。さあ諸君。地獄を作るぞ。

 

 

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手に入れた爆薬は家の壁に設置し、爆破するのに使う。アイテム探しで最も効率がいいのは、それを溜め込んでいる人の家を襲う事だ。その次に効率がいいのは、廃墟探しやゾンビ狩りを終えたばかりのプレイヤーを殺してしまうことだ。

 

重ね重ね言うが、皆幸せになりたいのだ。
幸せになりたいから、他人をついうっかり殺してしまうだけなのだ。

きっと誰も悪くないのだ。


身を守るための「ハウジング」

さて、そんな風に家を爆破する人間がいるので、いつまでも木の小屋には住んではいられない。溜め込んだ金属を使って鉄のドアを玄関につけるだけではまだまだ足りない。家の構造を複雑にし、何枚ものドアを使い、大切なアイテム達を守らねばならない。

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故に、財を得た者の家は高くなる。階段とドアを組み合わせ、「一階上がるごとに大量の爆薬を使う事になるぞ」とアピールする事により泥棒を近づけないのである。

だがそれ故に「登り切ればアイテムが待っている」と泥棒達の的になるのも確かで、もし泥棒ギルドがやってきて何十個と爆薬を使われては一溜まりも無い。なのでこちらから攻撃を仕掛ける必要がある。

 

 

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近所に建設中の家があれば家中に壁を張ってめちゃくちゃにし

 

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家が完成してしまったなら柵で取り囲んで出られなくする。

 

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道ばたで人が寝ていたら容赦なく殺す。

 

この世はサバイバル。
白か黒か行く道は一つだけなのだ。


おいでよコロシアイ無人島。

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Rustは採取・狩猟やアイテムを組み合わせての「クラフティング」
そしてそれらアイテムを用いて家を築く「ハウジング」
更に廃墟探索とゾンビ狩りによる「ハックアンドスラッシュ
この三つが絡み合い、更に一つのワールドで何十人ものプレイヤーが暮らす事によるPvPも相まって、独特で濃厚な体験を提供するゲームである。

まだα版だけあってPvP抜きだとやることは少ないし、手触りだってかなりゴツゴツしている。特に「動物も採取・採掘ポイントも何もない場所」が多く、ゲーム的に何の意味も無い場所が広すぎるのはいただけない。人口を一部に集中させてPvPを誘発しているのもわかるのだが、これのせいで僻地に暮らすこともままならず、公式の言う128人プレイは資源の少なさから難しくなっている。

また、全身をケプラー装備で固め、フルカスタマイズしたM4カービンを持った集団にはまず一人で敵わない。アイテムの貯蔵量がものを言うゲームなので、定期的にサーバ内のデータをシーズンリセットすべきだと感じた。

と言うわけで今からRustを始める人は、10人から20人程度でひっそり遊ばれている「過疎鯖」で慣れてほしい。人の多いサーバでは不慣れなまま殺され続け、小屋を持つことすらままならないだろうから。腕に自信がついたら群雄割拠の大人数サーバへ出向こう。

今からでもまだ遅くない。どころかこれからどんどん様変わりするRustの世界に、是非あなたも足を運んでほしい。そして殺されたり、殺したりしようじゃないか。

 

余談:
この記事を書き上げてRustを再開したら…

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家で寝たはずなのに、何故か見知らぬ野外に放り出されていた。持っていた武器も道具もすべてなくなっている。

やられた!