ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルのいくつかの事実と炎上の残り香
とまあいろいろ騒がれているスクフェスであるがいろいろと凄い事になっているので淡々と事実だけ書いておく。
その1.AppStoreトップセールスの3位と4位を行き来
AppStoreにはランキングが三つある。
- 有料Appランキング
これは最初から値段の付いているアプリの「DL数」のランキング - 無料Appランキング
これは値段の付いていない無料のアプリのランキング
一時的に無料な物やアドオン制のものもここに入る - トップセールスランキング
これは有料App無料Appに構わず「1つのAppに支払われた金額」のランキング
そのトップセールスランキングで堂々の3位である。トップがiOSでのシングルプレイヤー王者パズドラとソーシャル要素の強め(騎士団以降)なMAであることを考えれば倒すのは無理だが、それにしても3位である。
「支払われた金額」とは即ち、この手のスマホゲーでは「ゲーム内通貨チャージの額」の事であることに注意する。つまり「日本円を魔法石やラブカストーンにはしたが、その後に連続でガチャをされたとは限らない」という事だ。それにしたってラブカストーン買われまくりである。どんだけだお前ら。
その2.ベストアルバムがアニメカテゴリのトップに
スクフェスで使われているの所謂「旧譜」であるが、その「旧譜」全部入りのアルバムがここにきてDL販売数トップである。アルバムは「アルバム丸ごと購入」が行われないとカウントされないので。もちろん単曲購入されている楽曲に比べて売れているとは限らないのだが、それにしたって全曲一括購入者が「500円のシングル」「1500円のシングル」よりも多く、トップに輝いたというのは喜ぶべき成果であろう。
なおディスク版のBDにはテレビアニメ版に匹敵するフルコーラスのPVが5つも入っているので、まだDL購入もCD購入もしていない諸兄はこれを機会に是非購入する事を勧める。いいゾ。これ。
メンテナンスの誤表記から明らかになる炎上の残り香と妄想
さて、ここからはスクフェスについての何があったのかを淡々と想像していきたい。上記の画像だが、16日の夜に突然表示されたメンテナンスの知らせである。
4月16日の夜に表示されたのにもかかわらず、書かれているのは「1月23日」だ。
これについては「この画面を作ったテスト日」という説があり、割とそっち説が強い。がそれはそれで「このメンテナンス云々を管理出来なかったほどの炎上っぷり」という話の補強になる。「1月リリースだった」のか「2月リリースだった」のか。どちらにせよ炎上したようだ。 というか消しとけよ。
メインストーリーは「アニメ準拠の設定」ながらも、そこここに違和感が残る。
花陽の事を「かよちん」「かよちゃん」と呼ぶ穂乃果と真姫に始まり、一人称が「穂乃果」の穂乃果。極めつけは凛と真姫の二人で、この二人の演技が非常に「固い」のである。まるで「アニメより前のCDの頃」のように。
元がテレビアニメ放映に際し書き下ろされた立ち絵にも関わらず、変化後の衣装は『夏色えがお』の衣装である。というかこのゲームにアニメ版に登場した衣装は「僕らは今の中で」のモノすら出てこない。
そして極め付けが収録楽曲で、出てくるのは1stシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」のA面B面から5thシングル「Wonderful Rush」のA面B面までの10曲である。アニメタイアップであればまず「僕らは今の中で」が出てくるはずなのだが、やっている事はまるで「原作を追っかけていた人向け」のチョイスなのだ。
そして…「ラブライブ!」は2月リリース予定!リズムアクション&アドベンチャーゲームです♪ご期待ください! #ブシモ ブシモ戦略発表会 nico.ms/lv116798993#06… #lv116798993
? ブシロードえびさん (@bushi_ebi) 2012年12月6日
そしてこの発言。
以上の事を考えると「遅くとも2月にはリリースされていたはずで、声を録ったのはテレビアニメ開始よりずっと前。ゲーム内容は読者参加企画時代から追っていた人向けであり、アニメ版との連携はあまり考えていなかった。メインストーリーの設定こそアニメ版準拠であるものの、細かい所の設定の摺り合わせが行われることはなかった。ソフトのリリースは遅れに遅れ4月中旬に。こんな出来のソフトではあるが、BDの特典に今後もシリアルコードが付く」という、なんとも残念な炎上っぷりが予想出来るのだが、真実は闇の中である。
事実、ベストアルバムはこうやって売れているわけだ。「毎月楽曲追加」と言っているので次の曲も来るんだろう。全くの初期状態なわけで出す側にも何か思う所があるだろうし断じるにはまだ早い。もしかしたら3月時点で「僕らは今の中で」が配信されていたのかもしれないし。
ともあれ。ゲームオリジナルで話を進めるなら進めるでちゃんとやっておいてくれれば、ラブライブ!の展開としても許容しようもあるが、どうにもここら辺私は気に食わない。媒体ごとの設定の差異云々自体が問題というわけではない。それが気になるなら私はギャラクシーエンジェルもシスタープリンセスもおっかけてはいなかった。もう一度言う。やるなら、ちゃんとやれ。
モブキャラちゃんは好感度をMAXにしてみても、サイドストーリーがなんと5つ6つ台詞を喋って終わりという手抜きっぷりである。本当に「μ’sの面々をレアにするために、ノーマルのモブを用意した」だけだったのだ。もちろんボイス無し。覚醒させても表情と衣装の差し替えでポーズは共通。なんだかなあ本当に。
ちなみにμ’sの面々のサイドストーリーはフルボイスである。はぁことりちゃん。
μ’sの面々はレアが各3種類で、夏色えがお・もっぎゅー・WR衣装に変化するようだ。良く言えば使いまわし。2011年の絵まで出てくる。SRが背景共通の描き下ろしで、URが背景含めての描き下ろし。SRもURも覚醒させると絵柄が変わるのでμ’sの描き下ろし絵柄は9*2*2と言った所か。
現在URはにこと花陽の2名だけガチャの景品で配布されている。
ロリ枠か。ロリ枠って奴か。いいぞ。
で、もぎゅっとの花陽とSR+の花陽を並べてみたのだが……
右の子は……誰……?というぐらい、悪いが似ていない。クレーマー扱いされても良い。似てない。どうにも、3000円払って貰うという気概というか、3000払う人間の満足というのをあまり考えていないように思える。なるほどこれがKlabクオリティって奴か。おっとAS姉じゃないからクソとかそう言う話じゃないんだ。落ち着いてくれ。
レア以降の衣装には特殊ボイスが用意されている。「有料のシステムボイス」と言った所か。
これは良い。揉みたい。
なお、BD付属穂乃果が霞むような能力をSRにこやURにこが持っている。という未確認情報がある事も併記しておく。せやね。3000円も6000円も払ってくれるお客さんやもんね。というか全体的に漂うコレジャナイ感はなんなんやろね、にこっち。
頭から尻尾まで「2012年夏~秋」時点のラブライブ!の要素で構成されているスクフェス。これから一体どうするのか楽しみである。「毎月楽曲配信」と言っているし、多分アニメ楽曲も来るんだろ。来いよ。来てください。Klabとブシロード潰れろ。(シメの挨拶)
クリックで拡大。現在確認されている楽曲と各種データ。ハード難易度のもの。
いやはや、後半じゃ3時間待ちですかい。