そして一ヶ月経つPS4版ボーダーブレイクはどうなってしまったのか?
30万人居たボーダーブレイクプレイヤーのうち、ランクマッチに残ったのは1割ぐらいしかいないそうです。そりゃあそうでしょう。PSO2でマガツの激渋ドロップが修正されるより放置されてるんだから。同じセガのゲームで言うと初音ミクProjectDIVAぐらい駄目です。
あ、プレイヤーレベル42でB5ランクまで上げました。アケがEX4でCP禿げてます。たすけて。
ミクちゃんを追ってない人にわかりやすく説明すると、2016年までは大体2~3ヶ月おきに配信されていた新曲の配信が止まり、2017年は年末に2曲のみ追加。そして今年はお茶を濁すような高難度譜面追加とフォトコンテストしかせず、2018年のマジカルミライ(ライブイベント)テーマ曲であるグリーンライツ・セレナーデに至ってはオンゲキというセガの新作音ゲーへの収録のみで来やしません。
【初音ミク】グリーンライツ・セレナーデ / Greenlights Serenade【オリジナルMV】
↑MVめっちゃすこ
PSP用ソフトから数えれば早9年ではありますが、セガさんもうゲームはやる気無いんですかね。無いですか。そうですか。じゃあ私チュウニズムやるね…
↑この曲めっちゃすこ
さて、ボーダーブレイクの話に戻しましょう。現状のボーダーブレイクは駄目です。バトルは楽しいですが、それ以外の部分がことごとく駄目です。セガ極まりない。本当に駄目です。
アンロックの楽しさが消滅した世界で
CoDもBFもそうですが、膨大な武器・装備のアンロック要素というのはプレイする上で一つの短期目標、言い換えてみればプレイヤー毎のクエストとして機能しています。もうちょっとこの武器でスコア取ったらオプションが出る。もう少しこのクラスで遊んだらこの装備が出る。それはプレイに変化をもたらし、さらなる遊びを提供します。
またモンスターハンターはまさにその「素材を集めてアンロックし、遊びの幅を広げたり目標のスタイルで遊べるようにする」という楽しい連鎖の中にあったタイトルだと言えるでしょう。
アーケード版のボーダーブレイクは試合終了毎に素材アイテムの抽選が行われ、それを集めて武器を購入するシステムを採用していました。また勲章(実績)システムもあり、これを一定数集めると買える武器があるなど目標として機能していました。 この素材は勝利した側がより多く貰え、偶に豪華ドロップをかけたバトルが発生するため、プレイヤーはよりキレながら大人げないバトルを繰り広げていました。
それがどうでしょう。ガチャになってしまいました。いくら遊んだ所でもう遊びの幅は広がりやしないのです。勝った所でパーツや武器が増えるわけでもなく、使いみちのないボーダーズチェックが増えるだけ。プレイヤーレベルが上がった所でなんにも無いので、勝敗でプレイヤーレベルが伸びようが何の意味もない。10年前にCoDやBFが提供していた楽しみすらボーダーブレイクは提供できずに失敗しています。
つまりマネジメントにおける外的要因が完全に無視され、ゲームへの情熱のみが燃料となってしまっている。プレイへの評価や報酬がない。思い出したように200円分のチケットを投げつけても、リサイクル資源20に変わるだけで何の面白みもない。スプラトゥーンで例えれば遊んでもギアが増えずブキも増えないままずっと遊ばされているようなものです。
成長・変化が「アンロックですらない」。これは対戦ゲームとして下の下だと言えるでしょう。
さらに言えばアーケード版には「シード交換武器」というのがあり、継続プレイやプレミアムサービスに加入によって交換アイテムである「シード」を貯めることが出来、それと旬のアイテムを交換することが出来ました。 私は忘れていませんよ。ネリスも、ストームも、速式も、今月だってファフニール配ってたじゃないですか。アレがあったから良かったのに。
プレミアムのプレミアム感の無さ。
同じセガの基本無料タイトルであるPSO2と比べても、やはり劣っていると言わざるを得ません。PSO2はスクラッチでドブろうがドブらなかろうが、緊急に駆け込んでワチャるだけの報酬がありますし、遊んだら遊んだだけ物が増えます。
また、レベルにもボーダーズチェックにも意味がない事により月額¥1500のプレミアムサービスにも意味が見出せません。確かにガチャチケットが毎週5つ配布されますが、ただそれだけです。そもそもそのガチャの排出が未だに闇鍋(特定ジャンルを選べない)な上にダブった場合の再利用が著しく渋いため、そもそも引く気にもならないのです。ガチャチケットはレアを引ける事による成功体験を味わう事によりお金を突っ込んでみようかなと思わせる広告の一つですが、言ってみればボーダーブレイクのこれは「こんなものに金払う気にならないね」という広告として成功してしまったとも言えるでしょう。
またハンガーが増えようが増えまいが現状ではどうでもいいです。どうしてもと言うなら重火とそれ以外マルチロールの2つありゃいいんじゃないですか。
広すぎるマッチング幅が悲劇しか産まない。
10対10のゲームともなると、1人で動かせる戦況には限界があります。そして対戦ゲームで面白くないのは、「ゲームの遊び方やセオリーをそもそも分かっていない人のせいで負ける」というのがあります。確かにトリガーを引けば弾が出て敵を倒すゲームだという事は分かっていても、陣取りという事は前に出て戦線を形成し押し合いをするなどなどの「遊び方」が理解できていない場合、理解力のあるプレイヤーを多くピック出来た陣営が勝つだけのゲームになります。。
「ランク」「段位」というのは、それを利用してゲーム理解度や腕前でプレイヤーをマッチングさせてより「競る事のできる戦い」を提供出来るはずですが、現状ではボーダーブレイクに限らず「陣取り」に於けるセオリーが分からないプレイヤーと何十時間も熱心に遊んでいるプレイヤーが同じ戦場に突っ込まれるゲームになってしまっています。
問題はそういう「小学生サッカー」ぐらいの理解度の人とそうでない人の隔離がさっぱり上手く行っていない事にあります。平たく言えば「頑張りがいの無い対戦」が非常に多く組まれてしまうわけです。バトルごとの満足感や達成感が得られにくい。マネジメントにおける内的要因の面でも失敗していると言わざるを得ません。
遅々として進まぬアップデート
配信から一ヶ月経ちますが、今の所の新要素は一週間だけ遊べた完全新規マップとロクに当たりやしない「エンフォーサーシリーズ」パーツの追加だけです。
以上。
つまりボリュームが無い。ガチャにしてしまったため、武器やパーツの新弾が出ようが「これほしいから素材集めよう」が出来ない上、そも「新武器」という話にすらならない。マップに至ってはさんざん遊ばされた採掘島がまたカジュアルに来ているため新鮮さが全く無い。そも無料ガチャチケットの購入すら月に5枚なので買うものもない。これはかなり手痛い失敗だと思います。
素材制であったなら「やっと買えたぞ!」とか「素材余ってるから買ってみたけど面白いなこれ」という話にもなったはずです。それこそCoDやBFのような先駆者がやっていたように。ですが現状、ゲーム内通貨には使いみちが皆無です。無い。何も。何もかもが。
思い出という燃料が尽きる前に
何万円もするコントローラとガチャに何万円も突っ込んで遊ばせるはずのボーダーブレイクが、開幕から大破しています。来月中にさっさとやってほしいのは以下のとおりです。
- 同時期の作品であるガンダムバトルオペレーション2よろしく、ボーダーズチェックを用いて武器・パーツを直接買わせる(☆3が10万とかでいいでしょう)
- 武器・パーツのリサイクル資材の要求量を現状の2割程度まで抑える
- ピックアップガチャの実装
- クロワッサンなんかどうでしょう
- ロットチケットの購入制限の撤廃、もしくは50枚程度まで買えるようにする
- アバターシステムの実装
- おじいちかえして
- コングピックアップガチャください
- ナルシーかえして
- オペレーターのミコトちゃんとただただメロンパンが食べたい
- 勝利&敗北演出の強化(アーケードよろしく)
- ネットワーク周りがクソの極みなのにエラーでCP-30とかするのいい加減にしろ
- アイスはんぶんこしてえ
- ネリス明日実装して
書き始めたらキリがないのでまずはこんなところです。

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セガは倒れたままなのか。来月へ続く。