PSO2でユニットをクラフトしてみたらサイキ超えたかも知れない
EX産ユニットの一つであるファーネンシリーズは攻撃力ステータスを+90する強力なユニットであるが、いかんせん肝心の防御力が低いのが欠点であった。固さだけ見ればルーサーやカルブン等に軍配が上がる。「フォリー・ヘイレム」や「グローム・イング」に「グワン」などなど、EP2末期には様々なユニットの組み合わせが考案された。
そこにEP3で現れたのが万能にして最強のユニット、サイキシリーズだ。固い。セット効果が強い。個々のHP+50で更に安心。14年12月1日現在も、攻撃ステータス+90でないこと以外は文句のつけようが無いシリーズである。
今回は14年11月下旬のアップデートで追加された「ユニットの特化クラフト」を踏まえ、アルティメットにサイキ以外で、というかサイキ含めクラフトした方がいいんじゃないのか?という記事を書いてみようと思う。
これにより「全身エレガ死ね」という時代は終わるかもしれない。だが、それはクラフトをしない人間が「ムーンアトマイザーを使わせるだけのクソ野郎」呼ばわりをされる時代の幕開けかもしれない。
今一度特化クラフトと従来のクラフトについて確認する
従来のクラフトでも、実はエクステンドレベル10なら防御力だけ見るとサイキを凌駕している。+10サイキの1部位の全防御力の数値の合計は935、+10クラフトユニットレベル10の全防御力の数値の合計は952。クラフトしたユニットでもセット効果は消えない。EX産ユニットであれば、攻撃力ステータスが+90される効果も健在である。
となると両者を分けていたのは何か。それはサイキの部位ごとの共通効果である打撃・射撃ダメージ4%カット(全身をサイキで揃えると12%カット)と体力+50(全身揃えると+150)である。
クラフト防具は従来、この部位ごとの効果を3種類しか選ぶ事が出来なかった。
- HPが+30、PPが+1される打撃防御要求クラフト
- HPが+20、PPが+2される射撃防御要求クラフト
- HPが+10、PPが+3される法撃防御要求クラフト
以上の3種類である。いまいちピリっとしない。HPに特化しても全部位でHP+90。PPに特化してもPP+9。なので「サイキに今一歩及ばない」というのがクラフト防具の評価であった。
アルティメットクエスト実装と同時に来たのが、今回紹介する「特化クラフト」である。先ほど紹介した物に加え、新たに3種類の効果が選択可能となった。
- HPが+100される打撃要求クラフト
- PPが+10される射撃要求クラフト。
- HPが+30、PPが+3、全属性の攻撃が4%カットされる法撃要求クラフト。
個々の数字だけ見てもえげつないが、これを全部位にやってみるとどうなるか見てみよう。
- HP特化クラフトユニットで全身を固めるとHPが+300。
- PP特化クラフトユニットで全身を固めるとPPが+30。
- 属性特化クラフトユニットではHPが+90。PPが+9。全属性攻撃12%カット。
これにセット効果とオプションが乗る。これはサイキに匹敵しうる力だ。
お前の自慢の防具イズノットデッド
サイキシリーズを装備すると
- HPが+150
- 打撃・射撃を12%カット
- 全攻撃ステータス+60
- 技量が+80
- PPが+25
これをセット効果と特化クラフトで何とかしてみよう。
例えばエクストリーム産★11ユニット群でPP特化。
- 全攻撃ステータス+90
- PPが+30
攻撃ステータスの数字とPPでサイキを抜いた。一部位をHP特化にして
- 全攻撃ステータス+90
- HPが+100
- PPが+20
こういう風にしてもよい。ファーレン(ジグのユニット)では武器までジグの物に揃える必要があるが、エクストリーム産★11ユニットはユニットのみで全攻撃ステータスを上げられるため、ファーレン武器より上を目指す場合は押さえておきたい。
なおファーレン武具で全身を揃え、更にHP特化した場合
- 全攻撃ステータス+100
- 技量+60
- HP+390
- PP+9
だとか、PP特化で
- 全攻撃ステータス+100
- 技量+60
- HP+90
- PP+39
のような組み方が可能である。流石救済装備であるジグ装備。強い。ファーレン装備は間違いなく今後のクエストへ挑むための「下限」の装備である。
ファーレン装備は多彩なHP・PP・ダメージカット能力(耐性)を持っているが、クラフトするとそれらはすべて「特化クラフト能力」に上書きされる。クラフトすると特に「耐性」が失われることにより受けるダメージがほんの少し上がるので、クラフトは被ダメージと引き換えにHPやPPを更に強化するものだと思って良い。後に紹介するサイキでもそれは同じである。
さて冒頭に出したエレガ装備だがこれを特化クラフトすると
- 全攻撃ステータス+40
- 技量+30
- HP+100
- PP+20
- 雷属性15%カット
このような底上げも可能となっている。もちろん単純な防御力はサイキ以上。デザインの気に入ったユニットにも、豪華なオプションを付けるも型落ちになってしまったユニットにも、クラフトはサイキに比類する能力を与えてくれる。
サイキをクラフトするという闇の選択肢
さて、サイキシリーズをPP特化でクラフトしたらどうなるか考えたことがあるだろうか?結論だけ書くとこうなる。
- 全攻撃ステータス+60
- 技量が+80
- PPが+55
これにスピリタIII、アンガ・ソール、スティグマ、ウィンクルム、ミューテーションを乗せてみると万能ユニットと化す。
- 全攻撃ステータス+210
- 技量が+80
- HPが+10
- PPが+94
とまあこんな感じの化け物になる。武器もPP盛りにしておけば悲願のPP200超え達成も近い。
ここまで紹介した特化クラフトには、★11のユニットを分解して出すシルバ系素材を更に合成したゴード系素材が必要となる。自分で買うと1クラフトで大体1Mほどこのゴード素材代がかかるので、EXやUltにユニットを掘りに行くというのもいいと思う。
クラフトは運に左右されるサイキだけでなく、デザインの気に入っていたあのエクストリーム産ユニットにも、強力なオプションを付けて長く愛用しているユニットにも光を当てるシステムである。メセタは多少燃えるが、アルティメットクエストや来るマガツに備えてあなたもクラフトしては如何だろうか。
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