Xbox360版Minecraft、アドベンチャーアップデートについて

 

Xbox360Minecraftに待望のPC版Ver.1.8の要素が追加された。

ゲームシステム

まずは「満腹度」だ。
体力は「満腹度が90%以上の時のみ、体力が4秒毎にハートが半分ずつ回復」。最近流行の自動回復システムとなった。満腹度は様々な行動をする度に減る。満腹度が減りすぎればどんどんとダメージを喰らい最終的に餓死する(難易度ハードの場合)ので、ちょくちょく食料を口に含んでいこう。食べ物をブロックのように64個までスタック出来るようになったので、宝箱に並ぶ豚肉の山は随分スッキリするはずだ。

肉も豚肉だけでなく鶏肉と牛肉が追加されたので、積極的に屠畜していきたい。
食事に時間が少々必要となるので、従来のように回復アイテムに任せたゴリ押しは無理になる。満腹度さえ高ければ戦闘中でも自動回復するが、折角追加された「ダッシュ」も満腹度が低いと出来なくなるので常に残量に注意を払おう。

「ダッシュ」は単に高速移動するだけでなく、ダッシュからの武器攻撃で相手を大きく吹き飛ばすことができる。クリーパーの相手が飛躍的に楽になった。また、ジャンプからの攻撃や弓矢の「溜め撃ち」で敵へのクリティカルヒットが狙えるので、旧バージョンまでの退屈な戦いから一転、賑やかな戦いとなるだろう。なお、敵からの攻撃を捌けるように「防御」のアクションも追加されたので、剣をいろいろ構えてみて欲しい。

遊びやすさの面では「かまど」「ディスペンサー」へYボタンでアイテムを移動させることが可能になった。石炭でYを押せば燃料に、丸石でYを押せば材料の方に回るようになったので、取り出しから火にかけるところまでYボタンで出来る。防具の着脱もYボタンでOKだ。

レッドストーンや階段をはじめとする「妙に固いブロック」が最新版準拠の柔らかさになったので、ブランチマイニングも尚の事捗るだろう。低かった雲もぐっと引き上げられたので、もう建物に雲がめり込むのを観ずに済むのも大きい。

新地形・ダンジョン・モンスター

エンダーマンの登場だ。こいつは基本的に無害だが、アイテムを無差別に運んでは置き直すので、割と面倒な存在ではある。クモ同様昼間も出てくるが、雨には弱い。
攻撃力がとても高いので、やみくもに戦わないようにしたい。照準を合わせる…つまり目が合うと襲い掛かってくるので、エンダーマンを見かけても目を合わせないようにしよう。
倒す場合、矢を撃つとワープして殺しにかかってくるので剣だけでやり合うことになる。地面に火打石で火をばら撒いておくと勝手に燃えて苦しんでくれるので使ってみよう。

地下を探索していると廃坑や要塞にぶち当たる事がある。アイテムゲットのチャンスだ。
特に廃坑の壁には未採掘の鉄・金・レッドストーン・ダイヤが露出していることが多く、廃坑が木で組まれており、床にはレールが敷き詰められているので、是非複数人でトレジャーハントに出かけてほしい。
要塞は今後追加されるアップデートでネザーに次ぐ第三の世界「ジ・エンド」へのポータルがあるので、みだりに破壊しないでほしい。(今バージョンでポータルがあるかは未確認)

廃坑には「毒」の状態異常を持ったケイブスパイダーが、要塞には壁から出現するシルバーフィッシュが現れる。どちらも強敵だ。ケイブスパイダーもシルバーフィッシュもリスポーンブロックから無尽蔵に湧き出るので、敵を一掃する前に一区切りついた時点でブロックを破壊すると良い。自動回復になった事も相まって、複数ケイブスパイダーに囲まれると一瞬で死ねるので、死ぬ前に通路を塞いで回復を待つのも重要である。

地上にはバイオームとバイオームの境目に砂地を底にしたが出来たり、チュートリアルそっくりのが出来るようになった。村には謎の村人が住んでいるが、今は何もこれと言った特徴が無い。最新版では彼らと商取引が出来るので、むやみに殺さないでおきたい。

また、地上・地下を問わず巨大な亀裂を見かけることがある。これを渓谷と言う。
渓谷は表面積が非常に大きく、よって鉱石が非常に見つけやすい。全ての壁を照らした時の光景は圧巻だ。また、渓谷と砦や洞窟や廃坑がぶつかり、その時は橋が架けられている事もある。「自分たち以外の誰かがここにいたんだ」というミステリーに想いを馳せよう。

農業・建築

小麦以外にもスイカカボチャ栽培が可能になった。
カボチャは工作で割って中から種を取り出すことができるので、大事に取っていたカボチャを割ってどんどん種を取り出そう。カボチャは食べ物にはならないが、松明よりも味のあるランタンとして使えるのでどんどんカボチャを作ってどんどんランタンを作るといい。
スイカは廃坑から種を拾ってくる必要がある。スイカを収穫すると、満腹度を1回復できる食べ物になる上に、工作して固めれば緑色のシマシマなブロックとして建材に使える。パンを作るのが手間だと思ったならスイカを作ろう。

フェンスにフェンス型のゲートを設置可能になった。畑の入り口にドアを設置していた人には朗報だろう。草ブロックも枯れなくなったので、これでようやく草のトンネルの作成が可能になる。ツタも使えるので植物系の建築も捗る事だろう。

また、大きな追加要素として石を4つ組み合わせて石レンガを作成可能になった。もちろんハーフブロックや階段もあるので、城や砦などいろいろ作ってみよう。溜め込んだ丸石の出番がついにやってきた。

クリエイティブモード

空を飛び、ありとあらゆるアイテムが使い放題。もちろん色とりどりの羊毛も使い放題。もうトラップタワーに縛られることも無い。これがクリエイティブモードである。

ただ、クリエイティブモードで遊ぶ場合ゲーム寿命を短くする危険性が非常に高い。
というのも今まで苦労して得ていたアイテムが無尽蔵に使用でき、つるはしとシャベルで砕いていた山が砂のように砕ける。今までの苦労はなんだったのかと思ったが最後、もう時間のかかるサバイバルモードは遊べない。そんな人を私は観てきた。
渓谷も、要塞も、廃坑も、ダッシュも、満腹度も、全てはサバイバルモードの楽しさの為に生まれたものである。クリエイティブモードでは探検の楽しみもアイテム獲得の楽しみも無い。

繰り返すがクリエイティブモードは劇薬だ。もしこのゲームを早く終わらせたくないのなら、レッドストーン回路の実験に留めておくのが一番だとおもう。

 

 

要素の紹介は以上だ。アップデートしたMinecraftを楽しんでほしい。
次回のアップデートでは動物の牧畜要素が追加される筈だ。