僕はゲームの「ユーザー」じゃない。「プレイヤー」だ。

2014-03-26 19.15.532014-03-27 02.45.26

幾つものコントローラをダメにして、僕はゲームをプレイし続けている。

 

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アメリカザリガニ平井善之らが“日本ゲームユーザー協会(JGUA)”を設立 - ファミ通.com
http://www.famitsu.com/news/201212/03025309.html

  • ユーザー

    (メーカーに対して)商品を買う人。商品を使う人。使用者。

    大辞林 第三版

  • モバゲータウンGREEソーシャルゲームアバター商売、スマートフォンの普及で「サービス」の利用者は増えに増た。オンラインゲームというのは、ゲームのかたちをしたサービスで、サービスのかたちをしたゲームである。

    サービスなので、言葉もARPU/ARPPUなどなど既存のサービスからどんどん輸入された。アクティブユーザー数や登録ユーザー数をどのゲームも宣伝した。ゲームにまつわる言葉はどんどん浸透していった。

    それはいい。そのゲームの内容を論じる気もない。
    だが言葉の使い方が、使われ方がおかしい。 

    ゲーム機なら分かる。SNSなら分かる。Vitaユーザー、mixiユーザーってのは通じる。だが艦これユーザー、パズドラユーザー、PSO2ユーザー、東方ユーザー、廃人ユーザー、ライトユーザーってのは何なんだ。艦これを使ってるのか。パズドラを使ってるとでも言うのか。違う。ゲームは遊ぶものだ。ゲームはプレイするものだ。そうだろ。違うかい。 サービスなら「ユーザー」だろう。だけどゲームだ。ゲームの話をしている。

    ゲームに挑んでるんだ。ゲームと向かい合ってるんだ。確かに「サービスの提供者」と「消費者」の関係だよ。確かに「アイテムの販売者」と「客」の関係だよ。だけどもゲームは、ゲームと向かい合ったときの僕は「ゲーム」「プレイヤー」だ。僕はゲームを、使っているわけじゃない。

    僕はゲームを遊ぶ人間を「ユーザー」と呼ぶのは嫌だ。  

    本なら読者、ラジオならリスナー。同じようにゲームならプレイヤーという言葉がある。下らないことに拘ってると言われようが、僕は「ユーザー」呼びを受け入れられないし、出来るならこの言葉を遊ぶ側にも作る側にもあまり使って欲しくない。開発者インタビューで開発者達が「ユーザーさんの意見を」と使うのも好きじゃない。ゲームメディアが「ユーザーズアイ」なんてコーナーをやってるのも最悪だ。 こっちはゲームを遊んでるのに、「消費者のご意見」とか「お客様にご好評頂いて」って言ってるようなもんだ。そいつは無粋だろ。音楽と、絵と、そして言葉で商売してる人達だからこそ、その言葉にちょっとだけ気を遣って欲しい。

    確かに世の作品は作品であるまえに商品で、イマドキの多くのゲームはサービスだ。
    それでも。
    遊ぶ人々は「ユーザー」ではなく。

    僕はゲーマーで、ゲームの「プレイヤー」だって言い続ける。