【思考実験】NTRビデオレターを確実に届けたい間男VS令和最新版のご家庭

まず前提として、筆者には寝取られ経験と自身が寝取られた経験がある。それはそうとして日本で人気のジャンルは寝取られである。
私個人としては配偶者やパートナーがいる、というのは恥辱に耐える理由であればよくて、実際に配偶者やパートナーが出てきたり何かに打ちひしがられたとて何か面白いかと言われればそんなことはなく、絡みに割かれるはずのリソースが削られるので「所詮凌辱や不倫モノのサブジャンルがよ」みたいな事を思わなくもない。
それはそうとして、だ。
このジャンルでの定番、それは「間男(竿役)と妻の絡みを見せつけられる男」である。事態が手遅れであればあるほど良いとされ、これの解決には昨今トークアプリによる「ビデオ通話」が用いられる。が、それにはリアルタイム性がどうしても付きまとう。事に及んでいる間、通話に応じて貰わねばならない。
仕事中だったり睡眠中だったりしたらどうする?駅のトイレで下痢で苦しんで電話どころではなかったら?そんな都合よく電話に出られるだろうか?そして縁切りがサクサクと進み浮気や不倫についての暴露が簡単にエンタメになり、法的リスクもしっかり伴う中で電話などするだろうか?まあまあ悩みは尽きない。
そしてもう一つの定番が撮影した映像を送りつけるもの、通称「ビデオレター」である。このビデオレターをどうやって男に見せられるかを考えていきたい。
DVD・BDレコーダー終焉の年に。
まず再生環境から考えてみよう。ポンとDVDやBDを渡せばいい、と思うかもしれない。だがまずここからが問題だ。
TVS REGZAはBD関連機器の製造を終了し、SONYも録画用BDの製造を終了した。これは本格的な円盤メディアの終焉を意味している。JEITAによればBDレコーダー・プレイヤーという概念そのものが月5万台前後で出荷は推移しており、下火になって久しい。
つまり最早「一般のご家庭」、それこそまだ手を出されるような若い女性のいるような家庭にそういったプレイヤーが当たり前にあるとは考えづらい状況にある。
https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2025/index2.htm
また、ゲーム機でなら再生できるのでは?と思うかもしれないがPS4は令和8年現在替えのコントローラを入手するにも一苦労で、PS5については廉価版を購入してもProを購入しても光学ドライブが搭載されていない。というような状況であり販売台数=再生環境があるとはとても言えない状況にある。視聴するには本体と別途1万円のドライブが必要だ。もしゲーム用に購入したならまず利用しない。カプコンの決算資料より、パッケージは2025年データで全体の1割程度の販売本数となっている。ドライブ付きPS5であれ別途購入してのBD利用自体が著しく低くなっていることの証左である。
https://www.capcom.co.jp/ir/data/pdf/explanation/2026/2nd/explanation_2026_2nd_01.pdf
よってまず「テレビにDVD・BDが読める機械自体が繋がっていない」のが令和8年のご家庭では当たり前だ。テレビにYouTubeやNetflixを見る機能が内蔵されて久しく、番組の録画も外付けHDDをUSB接続すればいい世の中になってしまった。
WindowsはDVD再生機能を2015年に失っている。
ならばPCで見せればいい!と思うかもしれないがそれは間違いだ。何故ならばWindows10/11には標準でDVD・BDの再生機能が無い。よって別途何かしらのソフトウェアのインストールが必須となっている。
また、仮にデスクトップPCがあったとしても昨今の流行りはピラーレスケースであり、DVD・BDドライブを組み込む場所である5インチシャドウベイは消滅して久しい。
そしてなにより、現在13インチクラスから下のノートPCからゲーミングノートPCに至るまで殆どのノートPCにはDVD・BDドライブが非搭載だ。空いた場所にバッテリーを載せて長寿命化したほうがよっぽど売れるからである。例えばだが今ビックカメラのWebサイトで光学ドライブ付きのレッツノートを買えるか探してみて欲しい。平成までの感覚ならあるだろうと思うのが普通だ。だが今は令和8年。販売終了しているのである。
Macならもっと無い。どれぐらい無いかと言えば平成末期には既にドライブが無くなっている。MacbookProはRetina化と共にドライブを失っているので、端的に言えばこの10年でかったPCでDVDをサクっと再生する手段は存在しないということになる。
また、それならUSBメモリで渡せるのでは?となるかも知れないが…
第110回 感染注意報発令中 −USBウイルス−|テクノ雑学|TDK Techno Magazine
そもそも今時、ポータブルメディアはほぼ学生ぐらいしか扱わない。デスクトップOSへ見知らぬメディアを接続すればウイルス感染する事をしっているし、業務ではポータブルメディアを接続した所で読み出しすら防ぐ設定が一般化している。そして何よりUSBメモリで…パソコンを開いて…中の動画を…というのが余りに悠長過ぎる。ネットリテラシーに疎い男だったらどうするんだ。動画の見方が分からずにポイされたらせっかくのビデオレターが見てもらえない。確実性を取るならこの手法は無しだ。
また、同様にSDカードについても実はじわじわとカードリーダー非搭載モデルが増えてきている。加えてUSB-C端子しか無いPCというのも同様だ。つまり
一般的なこういうのが使えないPCもザラだという話をしなければならない。スマートフォンもmicroSDカードスロットを廃止したり、SIMトレイをわざわざ出さなければならないものが大多数であり、気軽な着脱も無理だ。今時機種変更の時にしか取り出しなんて行わない。高いリテラシーが必要となる。iPhoneやiPadしか無い家庭なら言わずもがなだ。
案外格安SIM利用でのLINEでのハードルが高すぎる
知っているだろうか。LINEは動画を送っても5分まで。ファイル容量は1GBまでという事を。つまりこれは「彼氏くん見てる~?」のオープニングトークぐらいまででビデオレターが終わってしまうことを意味している!
しかも今時の若い人はデータ消費とURLリンクを使っての詐欺に敏感だ。例え配偶者やパートナーであっても積極的には開かない。アカウント乗っ取りをまずは警戒するし、何より「なんか動画来たけどギガ使うから見なくていいや」と思われたらその時点で終わりである!ギガファイル便も無しだ。UQモバイルやLINEモバイルで契約していたら「めちゃくちゃ重い」時点でDLされない。というかそのレベルの人が大きなファイルをスマホ使ってやりとりはしない、というか出来ない。zipって何で終わる。
というか間男側にも要求されるスキルが高すぎる
PCやスマートデバイスの可能性を模索してきたがちょっと待って欲しい。そもそもだがビデオレターって事は一度編集しなければならないはずだ。DVD・BDに書き込むということは単に編集の知識だけでなくオーサリングも出来なければPS5や各種プレイヤーで再生可能な状態にならない。
更にはちゃんと映っているのがその人だと認識させ、音割れや籠もりを無くしクリアな音声を届ける必要がある。何故ならばちゃんと見せて打ちひしがれさせなければならないからだ。部屋の照明が暗いなどもってのほか。スマホやカメラ付属のマイクでは部屋の反響が入りすぎる。
よってこのような外部マイクを用意し、装着しておいて貰う必要がある。そもそも撮影とは言うが今時ハンディカム型のビデオカメラはほぼ売っていない。ならスマホという事になるがスマートフォンはただただオートで撮ると暗所での撮影性能がすこぶる悪い。この場合の暗所は「天井照明で明るくした屋内」も含まれる。撮るにしてもカメラ性能のいいものを吟味したい。
ただ手に持ってはいけない。手に持ってよし、机の上に置いて良しの便利なジンバルが必要となる。しっかりとしたジンバルであれば激しく前後しても手ぶれを抑えられるし、これ自体に先程の外部マイクをつけておけば録音もばっちりだ。
出来ればデジタル一眼、ZV-E1などを用意したほうが綺麗に撮れるのでどうせ撮影するのであれば動画機能のしっかりしたものを用意したい。
……とここまでやったものを間男は編集してお届けしなければならない。
なぜここまでやらねばならないかというと、録音環境の悪く編集されていないワンカットの動画を素面の状態で見ると不安とかショックとかよりも先になんだか面白くなってしまうのである。これは絶対にだ。パソコンのWebカメラに向かって話したり、コンデジの動画機能で撮っただけの映像が画面に映し出されてみろ。NTRビデオレターである事より先にインターネットが襲いかかってきてあっという間にオモシロが勝ってしまう。
だから間男は頑張らねばならない。うっかりインターネットに上がってしまえばNTR切り抜き師に見どころをピックアップされタイムスタンプで「19:19 ここ噛んでて草」などとついて終わりだ。NTRビデオレターとして受け取ってもらうはずが自身の肉体と言動がニコニコ動画で一生笑いものにされMAD素材にされてしまう。
しかしここまでやっても置き場がない
ヌードや性的なコンテンツに関するポリシー - YouTube ヘルプ
さてここまでくるとYoutubeしか無いように思えるが無理だ。GoogleはDrive含めポルノについて規制を強めており、microsoftやAppleも「クラウド経由でのファイル共有」には非常に厳しい。かと言って海外のポルノサイトにアップロードするのも違う。これは「公開」になってしまう。
ここまでなんとかしてNTRビデオレターを確実に届ける方法を考えてきた。しかし今は令和8年、NTRビデオレターは苦境に立たされている。行為中のビデオ通話以外で確実に届ける方法を思いついた貴方。ぜひそれを広めてください。それだけが私の願いです。
とある夫婦の猫チャンネルを見なくなった話。

2020年ごろからチャンネル登録してまで見ていた、とある家族のYoutube猫チャンネルを見なくなっていた。そこには確かな不快感があり、自分で意識してもう見なくなっていった過程がある。それについてただただ無念だなあと思いながら書き残すものである。なおそのチャンネルをここで晒し上げるようなことはしない。
ペットチャンネルと配信について。
先んじて書いておくと、私の人生37年の中で猫が居ないのは東京で一人暮らしを始めてからで、生まれてから24年間は離別とまた迎えるまでの期間を除き猫が居なかったことはない。なので、ある程度は猫については詳しいつもりだ。
さて見なくなった理由の一つが配信だ。主に動画投稿がメインだったのだが、ある時から配信ばかりになった。週1~2本の投稿は配信ばかりになり、動画投稿自体は思いっきり減っていった。
そのチャンネルは夫婦運営。配信では主に奥さんがスマホを持って猫に向いているわけだが、とにかくコメントとの会話に終始していた。配信という事は「何気なくスマホで撮ったうちのカワイイペットたち」と切り出されたものでなくリアルタイムかつ視聴者とのコミュニケーションが交じる。という事は「映し出されているのは確かに猫だが、視聴者と飼い主が喋っている様が主になる」事を意味する。
ペットチャンネルで「飼い主」自体に興味があるかを考えてみたことはあるだろうか。もちろんいい人とかそういうのはあるが、「飼い主の話を聞きたい」かどうかの話だ。私は正直、無い。ペットを含めた微笑ましい家族の「光景」ならいいが、飼い主と視聴者が会話している様には興味を持てない。
ここでもう一つ。猫も犬も彼らの生活リズムや気分がある。が、配信をする限り「撮れ高」が必要になる。ペットの名前を呼び、何かの反応や姿を引き出そうとする。来ないなら反応を引き出すまで声も大きくなる…というのは別に自然な姿ではない。ペットにとってでなく家族としてだ。
なんなら撫でたり構って欲しい所で飼い主は板をずっと掲げて何もしてくれない状態になるわけだ。当然、人間と話す時に使う大きな声でずーっと何かを話している。まったり撫でるかそれこそ視界に入ってるだけで猫なんて嬉しく思うものだが、自らそれを何度も壊しに行く様が見たいとは私には思えなかった。
飼い主側の自我が出た。
犬猫で人気が出て登録者が伸びたとて、それは飼い主のファンが増えた事を意味しない。が、飼い主がサブチャンネルを立ち上げてゲームをしてみたり、社会的なスタンスやら持論やらを語る機会がどんどん増えていった。そしてペットの動画投稿頻度は更に落ちていき…週1投稿すらなくなりついに長尺の動画は一ヶ月単位で投稿されなくなった。
極論、視聴者としては「あらどうちたの~❤」が見られればどうでも良かったのである。飼い主にしか見せないゆっくりとした瞬き、甘えた鳴き声。洗い物をしてる時にしっかり近くで待っている様…など。それが無くなってしまったのだが、もう見る必要はない。
「猫がなにか話しかけてくる」系の動画にだいたい言えることだが、スマホを構えてない時なら話しかけたら撫でたりしてくれるだろうに撫でてくれないから「どうしたの?なんで?」と更に鳴く。それを面白がってしまう様自体が、やっぱり嫌いなんだなと思う。
今熱い猫チャンネル
というわけで無念の話だけでなくオススメの猫チャンネルを挙げる。
のりたまちゃんねるのミケちゃん。柄が完璧な上に安心しきっているからこそ小声での「ニャッフン」が非常にカワイイ。もちもちしている。おじいちゃんもかわいい。
ウメと申しますけどものウメちゃん。ショート動画でよく帰宅動画が流れてくる。今この世で一番熱いカップルチャンネル。飼い主さんが小声なのが良い。
でえだらもっち!!のもっち、みちゅ、しーちゃん。子猫の腹から出たンナーが一番いいんだ。
ねこじまさん家のまめたろう。でかい。病気の治療をしている真っ最中。鳴き声が甘えたボギャオーなのが非常によい。でかい猫がお腹ぶるんぶるんしてるのは良い。
ササたすとミリたすとキロたす。飼い主のサッサッキーデスさんの軽妙な編集や一人語りの裏には絶対的な献身がある。是非野良猫キロたすが病気全タテかますまでを見て欲しい。対よろォ!
ペットチャンネルに求めるのは飼い主と一緒だからこその安心した甘え。というお話でした。
お前はSANABIを遊べ//右と上を目指し続けた40年間の果ての話

SANABIをクリアした。
SANABIがどういうゲームかと言うと、プラットフォーマーと呼ばれるジャンルのゲームだ。プラットフォーム(足場)を飛んで乗り継いでいくゲームなのでプラットフォーマー。そのうちのフックアクションものに属する。スーパーマリオもプラットフォーマーだし悪魔城やメトロイドもそう。探索が加わるとプラットフォーマーのうちメトロイドヴァニアになるというお話。
前フリが長くなるのは良くない。SANABIをプレイしろ。
移動=攻撃=次の為の移動=フック=SANABI

SANABIのゲームスピードはかなり速い。ゆっくり狙いを定めてフックを撃ってぶらさがってタイミングを見計らって~~~というタイプではない。敵はガトリングガンやショットガンをさくさくぶっ放してくるしこちらの体力は4点だ。その代わり相手に飛びつけば一撃死。敵に飛びついて少しだけ空中移動し、次の敵を見定め一気に飛ぶ。がっつりヒットストップがかかり演出もド派手だ。ジャンプ!忍殺!フックからの飛びつきで忍殺!殴っても死なない相手はダメージゾーンに叩き込んで離脱!手触りは無双ゲーのそれだが、しくじればこちらも容易に死ぬ。
SANABIにもボス戦はあるが、しかし重要なのはボス戦ではない。フックでアスレチックを爆速で駆け抜け、連続で出てくる敵を張り倒す。張り倒し続ける。その一連の「シークエンスそのもの」をボス戦としている。何度でも落下死し、何度でも打ちのめされる。プレイヤーは強制的にゲームへの順応を強いられるが、それは決して嫌ではない。「重要なのは最後までやり遂げる事ではない」と作中のメッセージも語りかけてくる。
連続で亀の甲羅を踏みつけて高く飛んだように。ダッシュジャンプとセイバーで駆け抜けたように。音速で駆けホーミングアタックをしかけたように。他の名だたるゲームの気持ちよさを分析し、その上で「准将」になれるようにゲームがこれでもかと畳み掛けてくる。

特に優れていると感じるのは力強いヒットストップと、フックアクションにも関わらず超強力なエイムアシストを設けている点だ。ある程度移動しながらスティックを向ければ有効な敵、体当たりすべきオブジェクト、そして天井などの「角」に吸い付いてくれる。「精密に狙う」のでなく「どうしたいか」がわかっていれば後はフックボタンを押せば良い。判断さえ出来ていれば良い。これがある種のガチャプレイすらも許容してくれる。
天井や壁にフックを打ち込んでその後爆速で巻き取って張り付く、というアクションも増えるので移動速度はどんどん上がるのだが、こればかりやっていると攻撃やダメージゾーンに突撃して死ぬようにも出来ている。必要なのは理解と判断。あとはアクションが自動で行われる。それでいい。それがいい。
とにかくSANABIは手触りが良い。キャッチーなサイバーフックアクション!に甘えず、移動操作=攻撃操作であり攻撃と移動がワンボタン統合の上で気持ちよく操作出来る。その操作が馴染んだ所で少しずつアスレチックや敵に捻りを加えてくるので飽きることがない。
そのうえで語られる物語。

300万人消失事件。メガコーポが支配する都市での単独ミッション。その最中で唯一であった生き残りの少女。始まりは酸性雨降り注ぐ最下層。そこからネオン輝く商業地区へ。ピクセルアートはドットサイズの不整合を気にせず、寧ろズームやエフェクトを使うことで効果的に見せられている。「低解像度であの頃を再現」に執着していない。

ドット絵もかなり手が入れられており、特に本作のヒロインのマリはぴょんぴょんもちもちしている。異様に可愛い。むしろそのドットの可愛さすらゲームでの強い動機に利用している。
軍を引退した父親が可愛い盛りの娘とままごとをする場面からゲームは始まる。もちもち可愛い娘が家で時限爆弾を見つけてしまい、彼女を助けねばと走り…眼の前で家が跡形もなく吹き飛ぶのだ。
プレイヤーにあるのは、そして主人公にあるのは娘を奪った「サンナビ」への強い怒りだ。だからこのゲームはメガコーポを支配する街を駆ける、寡黙なサイボーグパパのゲームとして遊ぶことになる。

もちもちした娘がキラキラお願いをしてくるのでパパはかなわない。過去を思い出せば思い出すほど、だから「サンナビ」を倒さねばと改めて怒る。サンナビがいるのだからこの300万人の消えたメガコーポ都市に来ている。


雲の上の摩天楼。空を走る列車。こんな街に住んでいた人々は何故消えたのか。そしてどこまでも付いてくるこのマリという少女は何者なのか。この事件を引き起こしたサンナビとは。わからないまま物語は佳境へ至る。

素晴らしいのはここだ。その怒りに飲まれながら、ただただ暴走する核融合炉を止めるのか。ただただ上と右を目指してきたからと行って右に行くのではなく…一度左に戻るのかだ。

SANABIは本当に良く出来たゲームだ。エヴァのように精神世界や回想を混ぜ、バルドスカイのように模倣体の話をしながら、作られた怒りや指示に従うバイオショックを背負いつつ、hotline miamiのように暴力を振るい、それでもなお突き抜ける。そんな事をしておきながら、彼らは全く気恥ずかしさを出さずちょっとのおちゃらけで逃げなかった。

何故なら最後までやり遂げる事が重要ではなく、それまでに何をするかだから。
「言われるがままに右に進み続けた」ものが
「薄々分かってる終わりにわざわざ右に行って終わりなのかよ」を自分の意志で左に向かうことでプログラミングされた憎しみでなく今に立ち向かい。そして今までの全てが背中を押すタイミングで「自分の意志で右と上を目指す」んだ。
何故目指すか。
泣いてる子がそこにいるからだよ!
最初走る理由は「サンナビ」だった。
一緒にいてやれなかった。
喜んでやれなかった。
「ハーモニカを吹いてやれなかった」んだ。
最後、走る理由は「サンナビ」になる。
「サンナビ」の為に走る。
一度は滅びたこの身のリミッターを解除せよ。
准将が。
お前が。
今。
走るべき理由は。

SANABIは見ているだけではわからない、そして見ただけでは伝わりきらない「ビデオゲーム体験」の極致の一つであり、たとえ興味が無くとも絶対に走り抜けるべきゲームだと断言できる。マリオが右へ走り、ソニックが飛んで、海腹川背がぶら下がった時の果て。「移動」と「物語」の2つを磨ききった大傑作だからである。
そしてどうか、ずっと覚えていて欲しい、SANABIの事を。
ガイくんタウニーちゃんは借金を返せ//或いはオープンワールドシナリオならではの「制約」のお話

ポケモンLEGENDS Z-A(以下Z-A)をお前は既にクリアしていると思う。していないなら今すぐ買え。言い訳は良いから買え。Switch2なくてもまず1版買って2手に入ったらアップグレードしろ。この俺が全力でオススメするなんて珍しい事なんだからはよやれ。
はい、買ってクリアして咽び泣いたと同時に一つとあるキャラに反感を抱いたり好きになりきれない所があったかと思います。

ガイ/タウニーは借金を返せと。
今回はその話をしにきました。
Z-Aのシナリオの作りやオープンワールドならではの制約の視点で見に行きましょう。
何故ガイ/タウニーは借金を返せと言われるのか
まず何故ガイ/タウニーが借金するに至ったか。それはホテルZの広告動画作成の為でした(ゲーム冒頭)結局全然ウケずにZランク編からDランク編、レベル80でゲーム内敵レベルがほぼ終わるゲームでレベル50ちょいまで放置です。Fランクの「カナリィ編」、Eランクの「ジャスティスの会編」の後、Dランクの「サビ組編」でようやくこの話が出てくる。そのサビ組編もガイ/タウニーが出てくるのは暴走メガシンカパートだけ。サビ組編ではプレイヤーがサビ組の小間使いをさせられている間もガイ/タウニーはおらず、何故いないかと言えば「街中に野生ポケモン用ゾーンが割り当てられ、カフェは飲み込まれ、タクシーも通行は出来ず、徐々にポケモンに街が侵食されていく事に耐えられない人々に街の開発公社の社長が襲われそうだからボディーガードしてた」という話でした。
オチとしてはプレイヤー及びガイ/タウニーの心意気に惚れたカラスバが利子も借金もチャラにしてくれた…というものですが冷静に考えて見れば暴走メガシンカポケモンをシバいたのはプレイヤー。カラスバをシバいたのはプレイヤー。そして暴徒をぶっ倒したのもプレイヤーです。ガイ/タウニーは何をやってたんだ!?というモヤモヤを残してDランク、サビ組編は終了。いやガイ/タウニーは借金を返せよと。
さてここまでは一般的なプレイヤーの感想やら配信者のリアクションではほぼそんな感じ、では何故そんな受け取られ方をするに至ったのかと書いてある事だけやってることだけを抜き出して整理してみよう。
ガイ/タウニーってそんなズボラな人だっけ。

ガイ/タウニーは出会った時点で人助けから始まっており、なんなら御三家を一匹預けてくれる。ミアレへやってきたエトランゼであるプレイヤーにミアレを紹介し、お金を貸してくれる人が居たのでミアレの善性を疑わず借りて宣伝動画を制作。ホテルに下宿しているのもMZ団(メガシンカホテルZ団)をやっているのも人とポケモンを助けるためだ。街の開発公社の人間とも綿密に連携し、夜にはZAロワイヤルを戦い抜きと大忙し。そしてプレイヤーが来て数日、更に高まる街の緊張の中暴走メガシンカポケモンが現れたと聞いてホテルに戻ってくれば何やら借金の話が。ゴメン!街中で暴動が起きそうなんだ!!ポケモンの兵器利用も辞さない人らがクェーサー社に!
さてここまで読んでみて「言われてみればそうだけど…」という感じが拭えないと思う。実は私もそうだった。何故ならここまでの部分で既に30時間はプレイしており、その間のタウニーの登場シーンを振り返ってもこれぐらいにしかならないからだ。

ここで重要になるのは「数日で膨れ上がった利子」や「人助けで居なくなったと思ったら」の部分である。30時間というのは1日2時間ペースで二週間だ。そしてサビ組編も非常にガチャガチャしている。サビ組に行く→待つ(ここで借金把握)→メガシンカ3連戦→戻って来る→ゲンガー→MSBC→暴動鎮圧だ。
うちMSBCは明らかにCランクの「ユカリトーナメント編」の布石なのだが、別にサビ組編には何も関係がない。そしてメガシンカ編にも関係がない。更にはこのクエスト中にサブクエストが10以上追加され、移動技であるロトムグライド解禁後という事もあり尚の事アスレチックが気になる。メガシンカ編でもし詰まったらそもそもまた捕獲と育成があり、いやサブクエストも進めたいし…とやっていくと
ストーリーの進行はがっつり途切れるのである

リニアなストーリー進行 VS オープンワールド VS ダークライ

ここでまだゲームについて一つ概念を紹介しよう。「リニア」というものだ。リニアは原義だけ考えれば「直線的」という意味だが、ゲームで「リニア」と言うときは「連続性、途切れぬもの、一本道な、離脱を許さぬ」のようなニュアンスを含む。「リニアなストーリー」と言うと「買い物とかサブクエストとかやってるともはや場違いな気すらしてくるほどドラマが連続している物語」ぐらいの意味になる。
そしてZ-Aのメインストーリーは間違いなくリニアだ。しっかりシリアスだ。
ところでZ-Aはオープンワールドゲームだ。オープンワールドというのは色んなところに行って戦ったりリソースを稼いだりサブクエストが出来たりするやつだ。つまり「ノンリニア」の概念そのものみたいなものだ。だからメガクチートが暴走しそうになっていようが離脱してニンフィアが人々の憎悪を受信してヤベエんだと言い出すマダムに付き合ってなんかいろいろ話しまわる事ができる。
この「いつでも抜け出せる」という事は暴走メガシンカでスタンバってる人は出せないし、シナリオ上退場する人もまだ出ていない人も出せないことを意味する。自由度の象徴でありながらサブクエストにはなんとMZ団を出せないのである。
そして最大の問題。それは「暴走メガシンカポケモン対応」が実は全ッ然人間側の話に関わってこない事である。マップに被害も出せないし、被害にあった人を出せば被害回復編もやらないといけない。「心配していた人」こそちょっとだけ出せたが、それらもサブクエストで浚えただけだ。メインの話には組み込めない。サビ組の自警団対応+サビ組が引くにもメンツってものがあるんでバトりましょっかでサビ組も深まったし、ユカリは市民集めてバトらせて”おハイソに遊んでるだけ”でメガシンカ対応をしない交わらなさ、それこそFがイラっとした要因の一つだという話こそやれどリニアなストーリー進行を止める要因にしかなっていない。これが計16回ある。
という事が複合すると「ガイ/タウニーはマスカットから電話受けてシナリオ進行を止めてくる奴」「ユカリトーナメントでカラスバにサクっと負けてるやつ」「サブクエストにも出てこないやつ」になる。なんなら「カナリィ編」でピチピチしていたピュールだけ特別と言って良く、デウロも同じような扱いだ。結果としてMZ団自体にも愛着は正直そんなに湧きにくい。

だからってその後のデウロやガイ/タウニーも上がる話をやってるとこれはこれで「プレイヤーの成り上がりの話」が止まる。「ジャスティスの会編」のムク探しがたらい回しと足踏みで出来ていたのと同じように。
勝っても負けてもいい最強決定戦とかけ違い
そして物語が佳境に突入し、プリズムタワーが大変な事になった時、プレイヤーはガイ/タウニーと「ZAロワイヤル編」と「暴走メガシンカ編」のうち前者の最終決戦をやるわけだが、ここが上記までの理由で上滑りを起こしてしまうわけだ。
- ガイ/タウニーはクェーサー社やAZから託されたものの為に戦うMZ団のヘッドであり、そして自身がそれをやらねばと思っている。
- あくまでプレイヤーはMZ団の戦術兵器であり、つきあわされただけである。MZ団の頭領はガイ/タウニーである。故に死地に赴くべきは自分であると考えている。
- だが、プレイヤーから見た場合それは数十時間の中で細切れに伝えられたことであり、こいつは借金返せよつってるのに数時間後に開発公社の社長守ってるところを発見されただけである。借金を返せ。
- ガイ/タウニーにはグリ・グリーズを下したりユカリを倒すような物語がさっぱり見えない。グリが灰色の青春を燃やし尽くさんと挑んできたのと同じような熱があるようには見えない。借金を返せ。
勝利後に死地に赴くのは「フラエッテを奪った」だのなんだのでなく、「だから私が死んだときはお前が頼んだ。”最強のメガシンカ使い”…!」なのだが不満が頂点に達した人からすれば「なァんだてめェー!」しかならないのである。借金を返せ。
借金を返せ。とならぬためにはどうしたらよかったのか?

というわけでガイ/タウニー自身の名誉を考えながら書いてきたわけだが、ではどうしたら良かったのかを考えてみる。
- 大前提として暴走メガシンカ編をZ-Aロワイヤル本編から切り離す。
ランクアップ後の祝賀会直後にしておく。マスカットに物語を中断させない。
トーナメントも中断させるな。 - サブクエストにMZ団の面々をもっと出す。
ピュール君とDG4のバトルもっと見たかった… - ゲンガーを助けた直後にもうミアレを守る会の話に移るべきだった。
MSBCや地下水道編なんて挟むからガイ/タウニーが居なくなった事ばっかり印象に残る。 - カットシーンからZ-Aロワイヤル中のライバルとしてMZ団の面々をちょいちょいポケモントレーナーとして出しまくって置くべきだった
XYってストーリー進行でマップ上にちょろちょろでますよね。友達。
こんなところだろう。四半世紀ぶりのポケモンであったが、RPGとして見た時にどうしても拙さというか、荒削りと言うか、「こういう縛りがあるからァ!」というのが非常にヒシヒシと感じられるゲームなのもまた、Z-Aについての真実である。
でも最後にこれだけは言っておこう。
ガイくんタウニーちゃんは借金を返せ!!
金銀ぶりにポケモンLEGENDS Z-Aをやったんだけどこの四半世紀で一番面白いポケモンだったと思うよ俺は

あなたはSwitch2を買えただろうか。私は半年間売ってきたが私自身は買えなかった。「ポケモンLEGENDS Z-A」(以下Z-A)の発売時期と言えばチラホラと家電量販店に通常販売が出始め、まだ抽選や先着でやっと買えた時代だ。後に読んだ人、聞いて欲しい。Switch2は出てから半年ぐらいずっと争奪戦で、蓋を開けてみればこれだけ同一仕様の端末を大量生産してばらまけるのは任天堂かAppleかGoogleかAmazonかというレベルで作っても作っても追いつかない状況だったのである。
そこで一度考え方を変えてみる。多くの人が量販店やホビー取り扱いチェーン店で買いたがるのは長期保証が欲しいからだ。そうでなく物販で混雑していて、なおかつ取り扱っているけど絶妙にここでは買いたくない店を考える。今動けば良い、いつか壊れたとてそのタイミングまで任天堂が流通を滞らせるとは考えにくい。というわけで来てみたのは渋谷TSUTAYAのポケカラウンジだ。この目論見が見事に当たった。買えてしまった。
買えてしまった。それはいい。問題はこの私、赤緑や金銀直撃世代ではあるがそこからポケモンには触れていない。触れていないのに最新作が意図せず手に入ってしまった。ならば、やらねばなるまい。
というわけで今回はこの四半世紀ポケモンから離れていたアラフォー成人男性がポケモン最新作に挑んだ記事です。よろしくお願いします。
#NintendoSwitch2 #PokemonLegendsZA
— R-GRAY (@Frozen_Frog_8) 2025年11月1日
ポケモンやるの金銀以来なんですけどこの四半世紀でコイキングに何があったんですか!!!!!?????!!!!!?????!!!!!????? pic.twitter.com/tjYYExudoT
なんかバズりました。
令和7年水準にめちゃめちゃ磨き上げられた爆速ポケモン体験
#NintendoSwitch2 #PokemonLegendsZA
— R-GRAY (@Frozen_Frog_8) 2025年11月4日
これが噂に聞くストーンエッジか…
ものすんごくつよいな。 pic.twitter.com/oLYPL8zCIa
まずZ-Aを一言で言うなら「3秒で決着がつき、1秒で3匹捕まえられるポケモン」だろう。本作はリアルタイムバトルとなっており、ターン制バトルではない。と書くだけでは全く足りないので分解していこう。
細かい解説を飛ばすと「歩き回っている野生のポケモンに片っ端からハイパーボールを投げて捕獲しまくってよい」し、「効果は抜群だと分かりきっている大技をトレーナーのポケモンにぶつけて1匹目をワンパンKOしてもよい」という仕組みになっている。これが何より良い。何が良いって勝つのが分かりきっている戦いが儀式にならない。飛ばす自由がある。そして暇な時間がない。
だからピジョットを粉砕するバンギラスのストーンエッジは3秒で決着が付く。コマンドを入力してエフェクトを「待つ」という過程が存在しない。加えてリアルタイムバトルで「位置」を参照する為「ほぼすべての攻撃が範囲を持つ」事となった。つまりこれは群がるポケモンに対しはかいこうせんで「一対多でも全員をKOしてよい」という事である。
#NintendoSwitch2 #PokemonLegendsZA
— R-GRAY (@Frozen_Frog_8) 2025年11月4日
こいやインターネット…
いやインターネットで見たことないことしてくる!!!!!!!!!! pic.twitter.com/XrB6P2OIe9
更に「これからバトルです」と区切らない事によって屋上で突然デデンネに襲われる事もできる。
率直に言って私は「エンカウントからのバトルシーン移行、コマンド選択しその後の各種演出を見る」という事自体が好きではない。状況的に勝つと分かりきっている戦いならシステムの支払い出しを待つだけで無駄だし、攻撃の演出もシナリオで重要な箇所でなければそう何度も見たいと思える訳では無い。多数のキャラクターが用意されていてもモーションが共通なんてのは演出と言いながら作品にコストを割けなかった事の開陳と化していて最悪とすら言える。
そこをZ-Aでは完全にシームレス・リアルタイムにする事でまずポケモンバトルについての煩雑さを取り払った。こうでなければ私はクリアすら怪しかっただろう。

勝つのが分かりきっているなら、勝ち続ける事自体に意味を。
#NintendoSwitch2 #PokemonLegendsZA
— R-GRAY (@Frozen_Frog_8) 2025年11月5日
バンギラス相手にじばくやだいばくはつが通じると思わないで欲しい。なぜならバンギラスなので。 pic.twitter.com/zCdETOQtxE
さてポケモンは大前提として世界一のシングルプレイヤーRPGである。反論はあろうが一旦バトルガチ勢は座っておいてくれ。
ポケモンをRPGとして考えた時、要素が3つある。「探索」「捕獲」「トレーナー戦闘」だ。Z-Aではこれを完全に分離している。1つの街の「通常マップ部分」は全て探索とし、屋上やゴミ捨て場に出てくる強力な敵をつまみに存分に歩き回ることが出来る。そしてこの時ハードなバトルを考える必要は無い。
そしてワイルドゾーン。従来の草むらや釣りに該当する要素だがゾーン外から何がいるかを把握でき、捕獲済みかもゲーム内でばっちり表示。ゲーム進行に応じてゾーンが増えていき、ゾーンが増えるたびに「次に何が増えたのか」を楽しく見に行く事ができる。そらを飛ぶが無くともサクサクファストトラベルがあり、ポケモン図鑑からもどこにいるのかわかるので図鑑埋めや育成についてもストレスフリーだ。

このワイルドゾーンには進行時適正レベルより高く、そして耐久力が異様に高いポケモンが出現する。当然捕まえれば即戦力クラスに強く、ゾーン内のポケモン全捕獲とともに「捕獲」編に良いアクセントになっている。この特殊個体はオヤブンというわけだが

見てください。このオヤブンラルトスから進化させたオヤブンキルリア。可愛いでしょう。これでトコトコ歩いてくるし見上げてくるんですよ。でっかくて可愛いって凄くないですか。一緒に写真取れるしこれでカフェも行けるんですよ。わかってるんですか。キルリアのヴィネットがほしいんですよね。
割と狭い範囲でコチャコチャと捕まえて、次は育成だとなったら「トレーナー戦闘」である。

トレーナー戦闘についてはゲーム内時間経過で夜になるとZAロワイヤルが開催され無限に戦うことが出来る。本当に無限だ。がくしゅうそうち機能も内蔵されているのでトレーナーを見つけ次第ありとあらゆる闇討ちを行いトレーナーとそのポケモンを狩り続けることが出来る。経験値の支払いだしは渋くなく、またふしぎなアメ系アイテムも豊富に出るため進行が詰まることは無いと言い切っていい。
ここで重要になるのがZAロワイヤルが「一晩で勝った、もとい狩ったトレーナーの数が多ければ多いほど報酬が倍々ゲームで増えていく仕様」だ。だからZAは勝つのは当然として「ポケセンで回復などせず」「速攻で倒しまくる為に様々なポケモンを育成し」「そしてトレーナーを潰しに潰しまくる」という爆速仕様が”初のリアルタイムバトル”というお題目以外の所でかなり強力に作られている。
正直、これが本システム初回とは思えないほど相当に洗練されていると言っていい。飽きること無くずっと楽しく遊べる。
街が貴方を最強のメガシンカ使いにする。

そして街にはメインクエスト以外に100を超えるサブクエストが待ち受けている。これはタイプ、もちものの効果、クエストを通じての捕獲、バトルが必要なら育成…と考え得る事がすべて揃っている。お陰で外部情報に頼らずともクエストをこなすだけでほぼ全てのアイテムが揃い、そしてアイテムの使い道が分かっている状態でクエストが進む。
#NintendoSwitch2 #PokemonLegendsZA
— R-GRAY (@Frozen_Frog_8) 2025年11月7日
FF14やり過ぎで流石にこれはやり過ぎポイント(あまりにもガルーダの為) pic.twitter.com/AfLZ9GGeWw
更に重要なのはメインクエストで出会う「暴走メガシンカポケモン」戦だ。これはどのように機能しているかと言えば「わざの入れ替え」「1匹のポケモンだけに頼らない幅広い育成」、倒せないようなら「弱点を調べての捕獲」やなにより「わざを連打し過ぎない」というZ-A独自の戦闘仕様の勉強機会にもなっている。
つまり前述の探索・捕獲・トレーナー戦闘・サブクエスト・暴走というゲーム内要素の全てがプレイヤーを最強のメガシンカ使いにする為に編まれており、そしてそれは奇跡的な事に完全成立している。
ポケモンというIP(シリーズ)としてどうのこうのは一旦棚に上げておこう。Z-Aの理解を深めるために全てがあり、楽しむ為に全てがサイクルしており、そして非常に楽しい。ここまでシステムの話をし続けて来たがポケモンというIPに胡座をかくようなゲームでない事は伝わっただろう。

「戻れ!◯◯!」の為の25年とZ-Aだった。

そして本編だが、めちゃくちゃおもしろい。5年前に起きた大事件(XY本編)のその後のストーリーとしてだが…四半世紀ぶりのポケモンなので知らない。知らないが「数千年前からの復讐鬼のアフターストーリー」「生命を見限ってしまった魔王のアフターストーリー」「そして残された人々」の物語が複雑に混ざり合う様は本当に良かった。
ここでスクリーンショット乱舞にしても良いのだが、そこの熱っぽさは他の人に譲ろう。だから私は四半世紀ぶりの人間として話をしたい。

何なんですかメガシンカって。互いに最後のポケモンを繰り出してからあの音と演出で最終決戦するの熱くないっすか。オヤブンがワイルドゾーンのアイコニックな敵キャラなら、メガシンカのポケモンが決め玉でありそのキャラのアイコニックなポケモンとなる。そしてそれはプレイヤーも例外じゃないわけですよ。カラスバのペンドラーVS自分のペンドラーでのペンドラー対決とか最高でした。
ポケモンバトル中に道具使うのってちょっとアンフェアじゃない気がしてたんですよ。だから「ポケモンバトルじゃない戦闘」って道具を思い切り使いまくれる機会なわけで、それがオヤブンや暴走メガシンカ、そしてクライマックスに繋がるのもめちゃくちゃ良かったですよね。RPGとしてのポケモンは「引っ込めたらおわり」だけど、Z-Aはそうじゃない。リアルタイムだから。
だからZ-Aが一番すごいのは「戻れ!◯◯!」が戦術として機能している事だ。攻撃を受ける相手を変えるのでなく「入れ替え時間」「戻している時間」が実質無敵時間になる。ポケモンを戦わせるゲームでなく、ポケモントレーナーとしてのゲームとしてZ-Aは凄い。
そして「ポケモントレーナー」の物語がジガルデと共にアンジュフラエッテへ挑む時、「最強のメガシンカ使い」の物語として昇華していく。何もかもが手遅れになっていく状況で、回復も回避も間に合わないが故に「戻れ!」と言える。持てる限りの全てを費やして作り出した「隙」はリアルタイム戦闘だから出来る事で、そしてあのジガルデへ繋げられる。

このゲームではターゲットの為に左トリガーを引き、ABXYでわざを指示する。ずっとそうだった。ラスボスへ攻撃を行いようやく訪れた千載一遇のチャンス、トレーナーを一瞥したジガルデは空へ飛び上がり…そのままでは何もしてくれない。ラスボスにはターゲット可能なマーカー、そして何もしてくれない。ここが何より大事だ。
ジガルデは待っている。
最強メガシンカ使いを。
ポケモントレーナーを。
貴方の指示を。
だからいつものように左トリガーを引き、何のわざを使うか指示する。画面のガイドがどうこうじゃない。私はポケモントレーナーだからだ。
「ゆけっ!ジガルデ!
コアパニッシャー!」
この一撃と、更なる一撃をもってZ-Aの物語は幕を閉じる。
金銀から四半世紀触れてこなかったからこそ使える、ずるい言葉を使わせてもらおう。ポケモンLEGENDS Z-Aはこの四半世紀で一番面白いポケモンだった。しかしそれは最新作だからという話ではない。これは間違いなく、最高の「ポケモントレーナーごっこ」のゲームだと断言出来るからだ。それでいてごっこ外の所は爆速の令和チューン。なんて楽しい時間だっただろうか。

そして私は金銀以来の面々と顔を合わせる事が出来た。
カメックスのハイドロポンプも、フシギバナのソーラービームも、リザードンのだいもんじも、あの頃見たく最強だった。それだけでもZ-Aを遊んでよかった。心からそう思う。
初心者が挑む凄い雑なスプレー塗装の話

プラモ回第2回目だ。
お前はシューしているだろうか。俺はシューしている。本当は塗装するつもりがなかったのだが、WAVEのタチコマが水色と白の2色ランナーでぜんぜん色分けがされていないのでブチギレて全塗装してしまった。


爪がひっかかりまくるしクランク状の所は穴が空いている。
というわけでシューについて雑に考えていく記事である。
とても大事なこと:換気の準備は十分か?

もし屋内で塗装する場合、塗装ブースの準備が最重要である。私は自作した。100円均一のアミカゴと人工芝を組み合わせ、人工芝の奥には換気扇フィルタがたくさんある。カゴの上にはPC用ケース用のファン4連があり、ホースがキッチンの換気扇に直で繋がっている。確か2000円もかかっていない。
結局やることは3つの要素に集約される。
- 塗装するにあたって、有機溶剤やアルコール系のミストを換気扇もしくは窓に直繋ぎして屋外に排出出来るか
- 溶剤のミスト以外に塗料そのもののミストも散る。そのミストを受けるためのフィルタ類は用意できるか
- 塗る対象を多方向から塗る事になる。パーツ+6~10cm+エアブラシやスプレー缶の大きさ+あなた分のスペースが必要だ。そのスペースが確保出来るか。
こんな感じだ。例えワンルームであっても自炊していないならコンロの上にでもブースを立て、換気扇につなげてしまえば良い。窓際に棚があるならそこからホースが繋がるか考えてみればよい。「簡易撮影ブースからホースを伸ばすとしたら」がわかりやすいだろうか。実際、エアブラシ+コンプレッサーの価格よりも住んでいる場所の方がよほど塗装については重要度が大きい。
もし庭やガレージで塗装できるならその方がよい。模型塗装程度であれば有機溶剤の匂い自体は経験上だが「部屋の前で立ち止まると気づく」「開いた窓の眼の前まで来ると気づく」ぐらいなので、それよりもまずあなたの健康の方が問題だ。間違えても密室ではやらないこと。ブース無しでやらない事。塗料ミストはガンダムマーカーエアブラシだろうが発生して、部屋中に撒き散らされる事になる。
そして何で塗ろうが防毒マスクは必須だ。スプレーを平面にこれからぶつけようというのだ、吹き戻し(跳ね返り)を完全に防ぐことは出来ない。風邪用のマスクで塗装しようものならあっという間に色がつく。ヤスリ作業用の使い捨て防塵マスクも容易に貫通し、私は鼻水が青色になった。あなたの健康のためにマスクは買って欲しい。
よし、気合が入った所で「塗るやつ」の話をしよう。
エントリーNo.1 缶スプレー
構える!押す!出る!以上!
「え」ってなるじゃないですか。でもそういう事なんですよ。今「室内でスプレーぶっ放すの!?ゴキジェットぐらいでしょ!?」ってなった人、覚悟をしていきましょう。これでもまだ安い方です。コンプレッサーまで準備するの嫌だなって人向けに最近は多種多様な模型用スプレーが出てるので、屋外でスプレーをシューから始めてみても全然いいと思います。やすいし。
エントリーNo.2 エアータッチ(ガンマカエアブラシ)
超手軽です。これとエア缶つなげて、塗るマーカーを刺すだけ。
加えてガンダムマーカーはアルコール系なので有機溶剤が舞わない。気をつけるのは塗料ミストの側だけ。何よりガンダムマーカー自体は非常に安く色も多数あるので、キット1つ我慢すれば買えるレベルです。加えてガンダムマーカーEXシリーズでは他社塗料ではなかなか見ないホロ塗装もあって
特にこのトランザムホロレッドはマジで凄い。

本当にトランザムホロレッドは凄い。使ってみて欲しい。
エントリーNo.3 イージーペインター
ようやく自分で塗料を用意するものが出てきました。ボトルに塗料を入れてボタンを押すとシュー出来るやつです。エア缶ですがいわゆる「エアダスター」がそのまま使えますので、エア缶の調達は容易です。塗料についてはラッカー、エナメル、水性の3種類どれもサクっと使えました。これを使ってみて「缶の用意、鬱陶しいな…」と思ってみた辺りで次に進んでみていいと思います。
エントリーNo.4 充電式エアブラシ
よく見るやつです。ここから上はコンプレッサーの圧、吐出し空気量(薄めず濃い塗料やメタリックを吹く時にここがちゃんとしてないと詰まります)、安定、調整などを求めて数万円クラスの話になってきます。Youtubeでもこれを使っての作例が本当に幾らでも出てきます。
ここまでの物と違うのは「敢えて弱く吹く」が出来るようになります。指先でキコキコ出来るのでオンオフのための力も必要ありません。そういう意味で圧倒的に「楽」になります。コンプレッサーユニットであるこのボトルとエアブラシをホースで繋げばボトルを机の上において操作する事も可能なので「でかいのか…」と思わなくてOKです。
そこにコンプレッサーを生やす
「ボトル持つの面倒だな」「充電…?」と思ったらコンセントに刺すタイプをエアブラシにくっつけましょう。こんな感じでレベルアップが出来、エアブラシも無駄になりません。
何にせよコンプレッサーユニットが数千円、エアブラシ単体でもふつうの品質のものは8000円前後して15000円~20000円スタートになってしまうので、一度ここで妥協して良いように思っています。もっともっと「案外安くシュー出来るな」と思ってもらえたら幸いです。いつか作品、見せてくださいね。
ガンプラ組みたいけど白化やゲート痕が流石に気になってきたぐらいの超初心者向けグレードアップアイテム集

お前は機動戦士ガンダムジークアクスを見ただろうか。俺は見た。めちゃくちゃ面白かった。特に何が良いって11話だ。計略と謀殺の世界に身を置いたキシリアがニャアンに撃たれた理由を理解できず、銃を向けてからBGMが一気に変わり何もかもが手遅れになりかけていく状況で「ゼクノヴァ」「この世界の女神と化してしまったララァ」「終焉の地、イオマグヌッソ」の事をシャアが語る。その中で最早重力に引かれて落ちるのでなく自らの意思で飛んでくるジークアクス。シュウジが「向こう側から来た」事を語った瞬間に流れ出す、宇宙世紀の一つの区切りとなった楽曲。ゼクノヴァの光の中で何とははっきり見えないのに、アンテナは白く。顎は赤く。胸元は黄色く。胴は青く。「彼らにも」「我々にも」はっきりと異質とわかるあの機体は…!となる瞬間がめちゃくちゃ良い。もしまだ見てないならAmazonPrimeで見られるからさっさと見てこい。
それはそうと、ジークアクスを機に久しぶりだったり初めてプラモデルというものに触り出す人が増えた。これはYoutubeだの何だのでうじゃうじゃ出てくる小技抜きに、一回これだけ買っておけばいいんじゃないのという話を俺がするだけの記事だ。そろそろ始めよう。
ケロロニッパーは最強。
まずニッパーはケロロニッパーで良い。元モデルとしてゴッドハンドの「普通のニッパー」という物があり、それのケロロ軍曹コラボモデルである。これがなんか異様に安い。
これの良い点は「クリアパーツやランナー自体をバツンと切ろうとしても案外行ける」という所と何より価格だ。アルティメットニッパーや黒い持ち手のタミヤの薄刃ニッパーを塗装する人は薦めてくるが、あれらは最終的なゲートカット(パーツをランナーから切り出すやつ)には向いていても雑にバツンとやると刃が傷んでしまうし割れる事もありえる。その点ケロロニッパーはちょっと分厚く切れ味もしっかりあるのでざっくり切っていけるし持ちも良い。無理に背伸びして上側を買うのでなくまずこれを買うと良いと思う。
逆に下側としてバンダイのエントリーニッパーやビルドアップニッパーなど1000円未満帯を今使っているなら、ケロロニッパーで「やるじゃないの…」と思えるはず。だって考えてもみろ。10年も愛されてるコラボ商品で、しかもケロロ軍曹だぞ?
レベルアップの定番品はこちらだが、昔はもっと安かったのに3000円とか4000円ぐらいになってしまった。量販店や通販サイトのセール時期にプラモ1箱我慢して買うと良い。ケロロの3倍するだけあるなあと思えるかどうかまでは保証できなくてごめん。私は長いこと愛用している。
※追記※この記事を書いてから「ブレードワン買え」圧が皆様から寄せられているので紹介だけするが…買ってないものを紹介するのは結構気が引ける。値段もしっかりするので吟味するかプラモ組み立てスペースでちょっと使わせてもらってから買おう。それまではケロロニッパーで良いんじゃないかなあ。

※追記2※
というわけで買ってみました。既にアルティメットニッパーの手触りや切れ味は知ったうえでワンランク下げたものを手元においてみたわけですが…まあこれは確かに切れる。「パチン」という感触すらなくスッと切れるので、パチンが無いから力がかかりすぎることもない。パチンは真ん中をつまんだ形で切れる時の音だが、片刃なので確かにつまんだ形にならない=ニッパーでなく実は若干厚みのあるナイフとまな板のセットとして切れる。これは確かにありですね。脅されていません。自信を持っておすすめします。
一旦神ヤスとか買わずミネシマのガラスヤスリ1本で良くないか
神ヤスをオススメするものが多いが、ここはミネシマのガラスヤスリをおすすめしたい。番手としては#400~600、神ヤスでいう黄色~緑の仕事がこれ1本で出来る。なにより削りすぎもガラス越しに見えるから安心で、初心者が何よりもやりたい「ゲート痕を爪すべらせても引っかからないようにしたい」を凄まじく簡単にやらせてくれる。
一旦これで「真っ平らにする」を存分に楽しんだ後、これ1本ではどうにもならない曲面にて「やっぱ神ヤスですわ!」と思ってもらってもいいと思う。このガラスヤスリは水で洗えるし、なんなら水つけながらゴリゴリするとホコリも散らず見やすいので個人的には水研ぎをおすすめしたい。

ちなみにどのぐらい真っ平らになるかというと、
水つけて擦るとこの長さのがあっというまにこれぐらい真っ平らになる。買え。
デザインナイフとかケガキ針とかラインチゼルの前にマジスクで良くないか
これが何かというと、プラモ(樹脂)に対してだけ万能な彫り・削ぎ・削り工具だと思ってもらうと良い。人の手に刺さっても痛くないけどゴリゴリ削れる絶妙な角度のブレードがついている。これはジルコニアセラミックで出来ており、先に紹介したガラスヤスリと組み合わせるとゲート跡や合わせ目消し接着剤などが凄まじく楽に削れる。
また、モールド(パーツにうっすら付いてる飾り線とか穴のことだ)にフリーハンドで先端を当てスーっと引くと彫ることも出来る。プレーンな状態のパーツに線を引くのであればマジ・スクでなく針やラインチゼルやタガネ(模型界隈では極細彫刻刀の事だ)の方が向いているとなるが、マジ・スクはデザインナイフも代替出来るのが大きい。
あとちょっと特殊な使い方だが「樹脂に対してめちゃくちゃ削げる」ので、もう使わないちょっと分厚いプラスチック会員証とかをこれで尖らせると「パーツオープナー」になる。一度パチっと嵌めてしまったパーツをバラすためにナイフでこじるより、使わない会員証尖らせてサクっとしたほうがパーツにダメージは少ない。
まっすぐなのもう持ってるなら曲がったピンセットもオススメしたくないか
ホーザンの先曲がりピンセット。何が良いかと言うと先がそこそこ細い上に先端がバシっと決まる。のに安い。とりあえずのまっすぐピンセットを買った後ならこれをぜひおすすめしたい。俺は他の電子工作や修理にもこれをバリバリに使っている。もしオススメがあったら他も俺は知りたいので教えて欲しい。完全に仕事道具の紹介になってしまった。
なんでわざわざこういうのを買うかと言うと、やすいピンセットは「たわむ」し「先がバシっと合わない」のだ。まっすぐなの持ってなくてもホーザンの先曲がりはマジでオススメ。
タミヤの黒ビンの墨入れ塗料買うの躊躇してるならガンマカを買え
そろそろスミイレってのやってみたいけどタミヤが…蓋に…えっと…と思ってるならこれを買って欲しい。モールドにちょんと当てるだけで面白いようにインクが入っていく。ざっくり言うとシャバシャバした油性ペンなのでこれから入ってみる事をおすすめしたい。
消しゴムやらエナメル溶剤やらで消す、という話をよく聞くが私は喫煙者でありZIPPO用オイルが手元にある。ZIPPO用オイルを染み込ませたフィニッシュマスターでギャァンとやって消している。揮発性が抜群で強力かつ超乾きの早いクリーナーとしてZIPPO用オイルは使い勝手が良い。「油性ペン」を落とせればなんでも良いわけで、ここはおのおのなんとでもなるはずだ。…もしZIPPO用オイルをわざわざ買うなんて人がいる場合は、100均やドンキ等でオイルライター用互換品を買ってくるほうがよっぽど安いです。人によっては除光液でギュッてするらしいよ。

あとフィニッシュマスターについては付属の棒よりも画鋲の方が取り回しが良くなるので試してみて欲しい。私は爪楊枝より画鋲派。
完全にゲームがどうのこうのでなく趣味の道具を紹介した。本当はQuest3を入手してめちゃめちゃ楽しんでいる話などを書くつもりだったがジークアクスが面白すぎてプラモ作りが忙しいのでここらへんで切り上げる。お前もジークアクスを見ろ。そしてプラモを組め。

ガンプラが売ってないならMODEROIDを組め。MODEROIDは作りやすさがガンプラで言うHGなのに出来上がりがMGぐらいあるので満足度が凄い。お前はMODEROIDを組むと良い。本当はゼオライマーを貼りたいところだが執筆時点で売り切れていた。悲しい。

























