ガルパンに命を救われた私が4dxで体験した幾つかの事。

 
1月末にインフルエンザで数年ぶりに倒れた。
医師の診察によれば流行中のA型だそうだ。
 
医師は「休養」「水分」「栄養」の3つを大事にと、割とマジなトーンで告げてきたので、大人しくポカリスエットを買い込み、さて皆が仕事で忙しい昼間っからゲームをやってやるぞと気合を入れたところこれがまあ反射神経を要求するものが尽く遊べないのなんのである。
 
というわけで、私はガールズアンドパンツァーの一挙視聴を敢行したのであった。
 
するとどうだろう。
一話視聴時点で既に咳は止まり、
サンダース戦時点では頭痛も無くなり、
プラウダ戦時点でついに熱は36.5℃を下回ったではないか!
 
ガルパンはインフルエンザに効くのではないか…?」
 
私の中で疑念が確信に変わっていく。3話見てはローソンに足を運んで備蓄食料を買ったり肉まんを買ったりしてみる豪遊っぷりだったわけだが、明らかにその足取りが軽くなっている。
 
そして迎えた最終決戦。
黒森峰の行く手を遮るはレオぽんのポルシェティーガー
西住流に逃げは無い。
あの軍神西住みほはこの状況を作り上げたのだ。
 
西住みほならば。
あの女なら西住まほを倒し得る。
それを誰より知っているのが黒森峰の副隊長の逸見エリカなのではないだろうか。嗚呼。今行きます。待っていてください隊長。その叫びは届かない。いや、遅すぎた。
 
かくして、西住みほは、大洗女子は勝利する。
見つけたよ。私の戦車道。
 
ガルパン一挙を終えた私の身体には最早、荒れに荒れた喉を除き熱や頭痛に倦怠感といったインフルエンザの諸症状はなかった。ガルパン一挙によるセンシャカラテの大量摂取を行った結果、血中ガルパニウム濃度が急激に上昇しウイルスを駆逐したのだろう。
 
ありがとうガールズアンドパンツァー。
私は何度、救われたことだろう。
本当に。本当にありがとう。
 
※ちゃんと解熱から2日あけて出勤しました。
 
さて、そんなガールズアンドパンツァーの4DXである。
見に行かないわけがない。予約は取った。取ったとも。
雨やら風やらが凄いとのこと。ならば一滴たりとも逃すわけには行かないぞと、バリカンで頭を丸め、シックの四枚刃で入念に剃り上げた。
 
この記事は、ガルパンに命を救われた一人の男が、スキンヘッドでユナイテッド・シネマとしまえんにて劇場版ガールズアンドパンツァー 4dx上映に挑み、目撃した事とその身で感じた事をありのまま書いたものである。
 
 
さて、4dxだ。
4dx、噂には聞いていたがこのR-Gray初体験であった。
 
上映前の予告が終わるとIMAXの導入よろしく、カーチェイスの映像が流れた。その映像が流れ終わったと思ったら……映像が巻き戻る。先ほどのカーチェイスに続いて4dxの真っ赤な椅子が。と、気づいた時には
 
私は思い切り"揺さぶられ"ていた。
 
甘かった。
幾ら動くとはいえたかだか浮遊感程度だと思っていたのだF-ZEROAXやアフターバーナークライマックス程度だと思っていたのだ。それがこんな"ドキドキするほど揺さぶられる"だなんて、予想もしていなかった。
 
西住殿の3分ちょっとのガルパンおさらいが始まる。ゆっくり落ち着いて観てください。ああ西住殿、貴女は今4dxの銀幕にいるのですぞ。パンツァーフォーと言ってしまえば、始まるのはどう考えても最高の2時間ですぞ。いいのですか西住殿。パンツァー、フォー。
 
ダージリンが茶柱についてペコに話している間、劇場の空気がどんどん煮えていくのを肌で感じる。男も女も老いも若きも、その瞬間を待ちわびていたのです。これから何が起きるのか、大体予想は付くが一体何が起きるのか。ああ、絶対こんなの楽しいでありますよ西住どn
 
冷静でいられたのは、チャーチルの砲身をカメラが抜けるまでのほんの僅かな間であった。私は揺さぶられるどころか、座席からずり落ちそうなほどに"ぶん殴られた"のだ。しかも一回だけではない。聖グロリアーナの車両に向けて大洗と知波単が撃つたびに、前につんのめってはヘッドレストに数回頭を叩きつけて姿勢を立て直す。
 
とんでもない事が始まってしまった。
 
登場人物が話している間に誰かが発砲してさえ居れば、尻がぶるりと震える。4dxの導入動画にあったとおりだ。「Where are you?」とはこのことだったんだ。私は西住殿の隣にいる。私はエキシビジョンマッチの只中にいる。私は審判団の航空機の中にいる。ガールズアンドパンツァーの世界がそこにあるだけじゃない。あのときユナイテッド・シネマとしまえんは、間違いなく大洗だったのだ。
 
継続の面々が話している時も4dxはその手を休めない。ミカが何か言うとふわりと風が吹くのだ。「ただ振り回せばいいってもんでも無いんじゃないかな」と4dxが語りかけてくるようだった。
 
大洗市街地戦が始まると、それまでの事すら手加減だったと分かる叩き付けるような動きのオンパレードであった。ブレーキを踏めばつんのめるし、ノンナの戦車にぶっ飛ばされれば思い切り殴られるし、聖グロ最速がつっぱしれば思い切り振り回される。最早これは映画ではない。戦場だ。こんなところでポップコーンを抱いていたら吹き飛ばされてしまう。4dxならばカチューシャのミホーシャ馬鹿じゃないのの説得力も4倍である。
 
エキシビジョンマッチが終わったあとも、4dxは手をぬかない。潮風の中Ⅳ号に乗って学園艦に帰る時も風が吹いていたし、別れのバスの中でもエンジンの振動が伝わってきた。お菓子食べよう……お菓子だ……会長がなんとかしてくれる……
 
もちろん、戦車だけでなくスーパーギャラクシーが現れる時も、そして大洗女子の面々に相棒を届ける時も風が吹き、そして浮遊感と振動で持って臨場感を与えてくれる。そんな4dx殿も空気を読むのが、みほによる幼い頃の回想である。
 
風が吹き、揺れるからこそ「何も動かない」事によって目の前の光景に没入出来る。という新しい体験が出来た。ああ、変わっていないのだ。まほおねえちゃんは、まほおねえちゃんだったのだ。そういったメリハリもまた、4dxならではなのかも知れない。
 
そうこうしているうちに桃ちゃんが大泣きして、ねこにゃーがムキムキになって(ここで4dx殿が落ちたダンベルの振動を伝える)、決戦前夜の濃厚なみほ杏が終わったと思ったらもう試合開始直前だ。ここの一同勢揃いのシーンでも、こちらのときめきに合わせるかのような浮遊感が味わえる。これ制服着たいって即決したのマホーシャだろ……文句ぶちぶち言いながら袖がべろべろのカチューシャなんなんだお前……そしてダージリン……「みんな着てみたかったんだって」じゃないよ……誰よりもそれを楽しみにしてたの貴女でしょう絶対に。ねえ。ダー様。
 
さて、カール自走砲である。
何がおっかないって凄まじい爆発の振動に加えて爆風もやってくるのだ。観客席に。爆音上映が音なら4dxは風と振動でカール自走砲の恐ろしさを表現してきたのだ。ああ、あんなの勝てっこない。
 
雨だ。
雨が降ってきた。
カチューシャを生かすために、クラーラが、KV-2が、ノンナが、プラウダの面々が散っていく。悲壮感三倍増し。でも皆戦車の中では?思ったら家元こと西住シホーシャがずぶ濡れであった。ああ、この雨は家元も浴びた雨だったのだ……
 
その恐ろしいカール自走砲を倒すために、どんぐり小隊が結成された。ここのドゥーチェほんとかわいい。こ゛っ゛ち゛み゛て゛る゛ぞ゛。
 
継続ちゃんだ。
継続ちゃんである。
ミカがカンテレを弾けば、ミッコが踵を鳴らす。
カッ。
カッ。
 
その時、確かに4dx殿も鳴らしたのだ。観客の、我々の太腿を通じて。あの時、劇場の誰もが踵を鳴らしたのだ。
 
例えば撃たれて吹き飛んだとしても、簡単に彼女たちはくたばらない。天下のクリスティー式を舐めるなよ。車輪が周り……彼女たちは"弾け"た。パパパパンと破裂音がし、脹脛の辺りに何かが当たったような感触がする。これはBT-42が、継続高校の彼女たちが弾けた何かだ。そう4dx殿が伝えようとしている。受け止めねば。見届けねば。彼女たちの奮闘を。
 
大学センバツ戦もここまで語れば、もう恐らく充分だと思う。大洗市街地戦だって海岸のナポリターンやKV-2のアホ火力等、文章じゃ語り尽くせない。観覧車さんのカンちゃんドラムも、タンケッテonジェットコースターも、あひる小隊が天才少女にぼこぼこにされる時も、アリクイさんチームが筋肉で撃破する時も、そのどれもが4dx殿によって最高の体験となっていた。
 
西住vs島田の最終決戦はバルト9よりも、立川シネマシティよりも手に汗を握った。もはや私たちは観客ではない。チームだ。大洗女子と、我々と、4dx殿。我々はあの時、間違いなく戦友だったのだ。
 
「戦車道には人生に大切なすべてのことが詰まってるんだね」
 
「……だろう?」
 
 
幾度となく聞いたエンディングテーマ、『piece of youth』が流れ出す。見上げた夕焼け空には、沢山のシャボン玉が浮かんでいた。大洗女子の勝利を。彼女たちの未来を祝福するように。
 
 
 
 
4dxは、動く。僕らの心ごと、動かす。
 
 
 
まだ4dxで観ていないなら、迷わず4dxで。
まだガルパン劇場版を観ていないなら、出来れば普通に一度見てから4dxで観ることを薦める。
というのも、煙演出(やや後方から見る限りではうまく拡散せず左右からもわっとして場面の切り替えについていけていないように見えた)や、フラッシュ演出(暗闇で散る火花が格好いいのに劇場内すべてをパカパカと照らすためアトラクション側に針を振り切ってしまう)が、映像作品としてガルパンを見るときに邪魔になってしまうのである。
 
それは置いとくにしても、風や雨に振動や、時には背中をボッコボコにするような体験は正に4dxと名乗るに相応しい感動を与えてくれた。
 
もし4dxを見た直後に「ガルパンはいいぞ」「動いていた」しか言えなくなった人を見かけても、そっとして上げてほしい。
 
その人の心は、きっとまだ大洗にあるからだ。

ガールズアンドパンツァー劇場版見てきたけど大まか最高だったよ。なお未見には配慮しない記事だよ。

昨年、大きな悲劇が私を襲った。

私が東京に越して職を得てまで最速で観たかったラブライブ!の2期が、悲惨極まりない最期を遂げたのである。

安直なレズ、招致されたファッションショーを一年生にハッパをかけるために利用し半ば騙し討ちで衣装とポジションを押し付ける深刻なモラル低下、一期からのラスボスでありスクールアイドル計画のきっかけにもなったA-RISEが雪中行軍するレズパワーに負け画面外で敗退。そして卒業を担保にした「最後まで駆け抜けるよ!」という全ての物語をコケにする終幕。

私は、ありとあらゆるフィクションを一ヶ月全く受け入れることが出来なくなった。

ある日、NHKで流れていた初代ゴジラを真っ暗な部屋でぼーっと見ていると、ぽろぽろと涙が溢れてくることがあった。

ああ、ゴジラがどんなに恐ろしいのか人々が話している。ゴジラの足元で列車事故が起き、人が潰れ、母親を失った子供が泣いている。ラブライブ!に必要なのはこれだったのだ。アイドルという輝きを見て、影響を受ける人々を描くことが必要だったのだ。身内でなくμ'sを応援する人々が必要だったのだ。最後のアンコールだけでなく、サイトにアップした動画のコメントだけでなく、あの子達が活動した結果として変えられていく人々が必要だったのだ。

そんな時、半ば廃人と化した僕に、同居人がショック療法として施したのが「ガールドアンドパンツァー 一挙視聴(含むアンツィオ戦)」であった。

その結果、私は見事に立ち直る事に成功した。ガールドアンドパンツァーには仲間があって、ライバルがあって、その時その時の戦いと葛藤があって、そして大洗の皆さんがいた。ありがとうガルパン。ありがとうSHIROBAKOに出てくる方の水島さん。ありがとう戦車。

そんなわけでガルパンの映画というのは、私にとって命の恩人の晴れ舞台のようなものだったのだ。

そしてその晴れ舞台は、とてもとても立派なものであった。

エキシビジョンとオールスター

さてガルパンの劇場版は大体3つのパートに分けられる。

序盤の大洗市街地を舞台にしたエキシビジョンマッチ。
中盤の廃校と大学選抜選手との試合の設定。
終盤というか後半まるまんまのオール高校生vs大学軍団(捻れない)である。

序盤、というか開幕30秒からいきなり戦車戦が食える。それもガンダムオリジン1話のようなゲッター挙動で何かスッキリしないシャアザクを見せられたあれではなく、黒森峰戦に匹敵するガチバトルである。

もう私としては大好きなプラウダの面々が早速出てきた時点でウキウキだ。当然(?)大洗の街はめちゃめちゃに壊れるし戦車は最終話の比でないドリフトしまくりである。はい、もう観たかった奴。完全に観たかった奴。大洗女子学園チームの面々はどこかの描写が物足りない感は全くなく、もう全員主役級の扱い。最高。

このままでは戦車戦に対して「最高かよ」しか言わなくなりそうだし事実7割戦車戦(最高かよ)で占められたアニメでしかも無駄なところが何一つない(映画パンフレットより)(最高かよ)作品なので、もういつものスタンスはやめだやめ。

なんやかんやあって役人が大洗女子を潰そうとする所で戦車道サイドが「言質とったからな吐いたツバぁ飲めんのじゃぞワレぇ」とやるところは痛快の一言である。ところで島田流ってやっぱりフミカネなんですかね。ラブライブ!はアイドルになってしまった子たちが「そう在ってくれ」と願われるも人々に後を託す話で、ガルパンは「そう在れ!」と人々に願われ輪が繋がって無限軌道がキュラキュラと動くような話でした。同じオールスターでもちょっと違いましたね。

そう。オールスター。
全員が同じ制服でやってくるの何なんだ。最高かよ。「全員が転校してくれば同じチームが組める」って誰もが一度考えるとは思うけど本当にやるやつがあるか。くそっ。試合中はみんないつもの服になるから本当にあの時しか見られないんだっ。もう一度見に行きてえ。今度は立川で見るぞ。

ドリフト、ジャンプ、潜伏、水中、包囲、パンジャンドラム。もう劇場版ガルパンの終盤は文字でどうこうするものじゃない。文字通りジェットコースターのように滑り降り、観覧車のカンちゃんがカンちゃんドラムとして大地を駆ける最高のアトラクションムービーである。

特にプラウダのお前ら!カチューシャ生かすために散って行くあの感じ試合とは分かっていても悲壮感めっちゃよかったぞ!!ねえノンナさん!!!ねえ!!!

あとさり気に休み中の筋トレで大幅強化を果たしたネトゲチームことアリクイさんチーム……見せ場めっちゃバッチリ貰えてよかったね……良かった……!!

いかん。完全に1パラグラフ毎にスクショを貼りながら書くタイプの記事になってきた。もう遅い。とにかく、だ。劇場版ガールドアンドパンツァーは姉が妹の背中を押して、妹がカッ飛ぶ名作です。是非劇場で観てください。ありがとうガルパン。次は立川で観るぞ!パンツァー フォー!


追記。

最終決戦で最早キャラの台詞とBGMすら廃し、「死闘」と呼ぶにふさわしい戦いを描いた事には賛否両論あるかもしれません。

が、私はあの描写を断固支持します。あの時あの瞬間、私は手に汗を握り、映画の観客ではなく大洗女子を応援する人々の一人となっていたのです。

すこしよれよれになった半券ですら、まるで戦友のように感じられる映画でした。ありがとうガルパン。本当に、本当にありがとう。

ところで全てのゲームがデバイスフリーになったら最高だと思う。

それはそうとありとあらゆるゲームは「不自由なゲーム専用コンピュータ」であるゲーム機から、速やかに開放されるべきだと思う。

昨日と言ってることが180度変わったかと思われるかも知れないが、僕自身の本心はこういうものである。

レトロフリークなどと言わず、全てのゲームはデバイスフリーになって欲しい。Androidで、iOSで、Windowsで、Linuxで、そして最新の家庭用ゲーム機で、遊べるようになって欲しいのだ。

旧い音楽は幾度も再販と配信を繰り返し、旧い映像は何度も媒体を変えては世に放たれた。そしてこの2つには強力な「レンタル」のバックアップがある。

しかし、ゲームにはその仕組みがない。

思い出したように小金稼ぎの為に、どうしようもない「現行ゲーム機用移植」や「スマホ版」がちびちびと出るだけである。しかもその移植の完成度があまりに低過ぎて続編の企画が潰されたり、最新の機械でも満足に動かないことすらあるわけだ。

おいおい、嘘だろ。逆襲のシャアもBEYOND THE TIMEも楽しめるのに、ヒーロー戦記はまだ地球の重力に引かれて飛べないってことかよ。

未だ「過去作」はぽつりぽつりと何処かのゲーム機や、パソコンや、あるいはスマートフォン版がリリースされるのを待つしかない状況が続いている。僕にはそれが、残念でならない。もっと簡単に人々が手にし、語り継がれるべき冒険が世の中にはたくさんある。せっかく揃えた「アーカイブ」や「バーチャルなゲーム機」ですら新しい機械で楽しめないだとか、そもそもそのリリースがぱったり止まるだとか、そんなくそったれな現状が嫌で嫌でたまらないんだ。

現行機はいい。まだ良いとしよう。だがサポートが終了し、ソフトやハードの販売が終わったゲーム機はただただ朽ちていくしかない。だとしても「動作さえするなら、冒険はまだそこにある」のである。それを人々はおおいに喜んで迎えるのだと、レトロフリークが証明したばかりではないか。

「ゲームを遊ぶためにゲーム機を仕方なく買った」のだから、その仕方なさからどうか人々を開放してください。ゲームの神様達。

そしてまだ見ぬ勇者達に、光をお与えください。

僕は「かけた時間」が足りないせいで誰かとちゃんと遊べないのが嫌なんだっつってんの。

モンスターハンターのパワーレベリング、所謂「キークエ埋め」というのが僕は実は大嫌いだったりする。あれは本来モンスターと戯れて覚えるはずのスキルも、集めるはずの素材もカッ飛ばしてしまうからだ。

しかしそれ以上に「レベル・ランクが揃ってないので出撃できません」ってのが嫌だ。これは別にモンハンに限らない。「装備を整えなきゃいけないゲーム」なら「かけた時間の指標でしかないレベル」での制限はやめるべきだと思うし、「レベルを上げなきゃいけないゲーム」なら装備の入手あれそれでまで時間をかけさせるべきではないと僕は思っている。というかレベル制な癖に装備まで育てさせないでくれって話なんだよな。

そんな自分がPSO2を一年以上続けているわけだが、運営は最近トチ狂いだしてやたらめったら経験値をバラまくようになった。そんなことをするなら完全に形骸化しているレベル制度なんてやめて装備だけを育てるゲームにすりゃあいいのにとすら思う。「遅く始めた人は今一番遊んでる人たちとはレベルが大きく離れていて、そのレベルの離れた人は低レベルの所に全く来ないからノウハウの継承がさっぱり行われない」なんてアホな事になる前にそうすべきだった。ちなみに武器なら思いっきりばら撒きまくって一番下のラインをぐいぐい上げようとしている。「装備を鍛えてみよう!」という事を運営がやってるのは非常に良いことだ。

レベルが入場制限になるのもそうだが、「アンロック制度」「レベル要素」を入れたせいで「ダメージがちゃんと出ない」とか「貢献できない」というのも好きじゃない。某強盗ゲーム(運営の駄目さのミルフィーユを食らってワシントンが大炎上中)のアレだとか、某スペシメンぶっ殺しゲームのアレだとかもそうだ。プレイ寿命を延ばすためにやっているのは百も承知だが、「時間をかけないといけない」というのが透けて見えると心底がっかりする。というか、そのためにレベル上げ作業を淡々とやっているとゲーム自体へ愛想が尽きてしまう。すべてはクッキーなのか。やはりクッキーだと言うのか。

「誰かと遊ぶゲーム」だっていうならアンロック制度やレベル制度なんて止めちまえばいいのにと思う。もし装備を育てるゲームなら、先行している人が装備をポンと渡してそれで終わりになればいいのになと思う。かけている時間が少ないってだけで、飛行機を撃墜できず、目の前で倒れた味方の蘇生もさせてもらえないようなゲームは本当に勘弁して欲しい。ついこの間オープンベータをやったとあるゲームもそうだった。雪原を黒服のルークって奴がシャコシャコ歩いてTIEファイターに跳ねられて死ぬゲームだ。あれはグレネードすら最初に投げられなかった。

一体どうしたって言うんだ。「かけた時間が足りない」という理由でちゃんと遊ばせて貰えないゲームばっかりじゃないか。いいからちゃんと遊ばせろ。「強化」は要らないから「バリエーション」をアンロックしてくれ。「付け得のオプション」なら最初から付けて渡しておくれよ。自分で装備を作らなきゃいけない道理はないんだから、アイテムのトレード制限を撤廃しておくれよ。最初から美味しいところ食わせてくれよ。何で「最初の二時間が地味」とか、自分からコントローラを置かせに行ってるんだよ。ああもう。

僕は「ゲームにかけた時間が足りない」って理由で、誰かと誰かがちゃんと遊んで、楽しめないのが嫌なんだつってんの。

おいLeft 4 Dead 2やるぞLeft 4 Dead 2!お前がコーチな!

チュウニズムとかいう厨ニムーヴ要求してくる音ゲー最高かよ

シュタゲイベントに釣られて始めてダルとコンゴウ獲得しました。
今は難度11+と12のSランク獲得に燃えるR-Grayです。

チュウニズム、最高なんでその話します。

チュウニズムのチュウニムーヴ


チュウニズムは「画面タッチをしない」「タッチパネル」の音ゲーです。降ってくるノーツに合わせて、手元の「スライダー」をタッチします。

で、チュウニズムの偉いところは降ってくるチップ(判定)がクソでかいとこです。最大で画面幅半分サイズのチップが降ってきます。で、手元のスライダーはそのチップの場所ならどこを触ってもいい。つまり中央にクソでかチップが来た場合、左25%の位置だろうが、右25%の位置だろうが、触りさえすれば取ったことになります。

基本のチップは幅25%。並べると4枚。
これが基本なので「リズムは合ってるのに押し間違えた」だとか「画面と手元を対応させるまで一苦労」だとか、そういうものが相当緩和されます。ここらへん、ドンカツだけなので子供も遊べる太鼓の達人っぽいですね。
※最小で幅が12.5%のチップが降ってきます。

そして、スライダーは厳密に言えば16枚に判定が分けられており、指を滑らせて隣のを触ればそれもまた「タッチ」の判定になります。

このおかげで「階段」(端から端までボタンを押す譜面)も「トリル」(左右交互にパタパタ押す譜面)もかなり優しくなりました。判定の大きさも相まってとにかく拾えます。もう気分は小学生の時にピアノの白鍵を端から端までダーっとやったアレです。

更に更に「ホールド」「スライド」です。最近であればシンデレラガールズスターライトステージで皆さんに馴染んだアレですが、チュウニズムの場合一味違います。あろうことか積極的に腕をクロスさせようとしてきます。どころかクロスしたままパタパタ叩かせたり、クロス!戻す!クロス!戻す!とかやります。なんて落ち着きのないゲームなんだ。

maimaiのスライドとは少し趣が異なります。上下の動きがないのもそうですが、素早く左右に指を滑らせる様はどちらかといえばリズム天国ゴールドに近いですね。

リズム天国ゴールドといえば、チュウニズムの「エア」はリズム天国ゴールドの「はらい」に近いものがあります。何故かロングノーツの終わりに判定を付けるもさほど面白くはなかった作品もあったりしましたが、チュウニズムのそれはまさに溜めて腕をスッパーン!と高く上げる動きが要求され、それらとは一線を画しています。楽しい。

そして「エアアクション」、これは「エア」で上げた手をスライダーに戻すことなく上げ続け、時に判定に合わせて振る事で対応します。音楽を聞きながら手でリズムを取る動きが、まさかゲームに取り込まれるとは!恥ずかしい!でも遊んじゃう!

この「エアアクション」は上下の動きがどちらでも認識するようで、
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 えーりんえーりん
 ⊂彡
とか出来ます。というか、やります。入ってます。

シュタインズゲート」のゲーム版主題歌「スカイクラッドの観測者」及びアニメ版主題歌「Hacking to the gate」に至ってはもう大変です。譜面がプレイヤーに要求するのはあのポーズです。


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「俺は狂気のマッドサイエンティスト!鳳凰院……凶真だッ!」

「クロスしたまま片手でエアし続ける」とこのポーズになります。これがシュタインズゲートの選択なのか。

評価システムとスキルとアレソレ

評価制度はjubeatやリフレクの甘々褒めまくりランク制度と、キャラクタースキルでドコドコブースト出来るゲージ制をどちらも採用しています。

甘々褒めまくりランク制度はゲージでいうと3本行くか行かないかでもランクA、ランクAA判定が出ます。一応「凄く良くやった」の目安としてランクSが設けられており、フルコンボの前にまずこちらを目指すことになります。このランクSの設定もまた絶妙なんで遊んでみてください。

そしてゲージ制です。こちらは「何のキャラクタースキルも使わないでフルコンボしてゲージ4本ちょっきり」というシステムのもと、各キャラクターとスキルで伸ばしていくものになっています。

キャラクターとスキルはどちらも曲を遊ぶ前に設定が可能となっています。例えば「ミス15回で強制終了」という制約を課す代わりにゲージがグンと伸びるだとか、フルコンボでゲージが爆発的に伸びるだとかいった上級者向けのものと、「ゲージの伸びが全て1.4倍になる」とか「ミスでゲージが減るのをある程度防ぐ」といったような初級者向けのものまで千差万別です。

ここで注意してほしいのが、キャラクターもスキルもゲージの貯まりと減りのみに関係し、ゲームにとって最も重要なものであるスコアには全く関与しないという事です。なので

  1. キャラクターの恩恵を受けてまずはクリアする
  2. 次に好きなキャラでもクリアできるように頑張る
  3. Sランク取れるようにする
  4. フルコンボを狙う
  5. オールジャスティス(全グレ)を狙う
というように、プレイヤー毎にプレイへの短期目標の設定が出来る様に作られています。ここが偉い。いちいち属性揃えたり課金キャラじゃないとスコアすら出ないみたいな事はないね!やったぜセガ

一応、この貯まったゲージはクリア後に「楽曲解禁」のコマを進めるのに使われます。チュウニズムは「オリジナル曲を解禁制」「版権曲でまずは触りまくってもらう」というつくりをしており、早く解禁したくてしょうがない人にはキャラ選びが重要になります。

なおこの「楽曲解禁」はコラボイベントにも適用されます。少し前のシュタインズゲートイベントではゲーム版の主題歌である「スカイクラッドの観測者」がちょっと重めの設定になっていました。あとダル。それとダル。反省したのか、蒼き鋼のアルペジオコラボイベントはめちゃめちゃヌルくなっておりましたのでご安心を。

See you next play!

ペルソナ4ダンシングオールナイトの主題歌「Dance!」の譜面、ありゃあめちゃめちゃ面白いです。ピアノに合わせてタッタッ♪タッターン♪したあとにエアアクションからのフリックで(キィン!キィン!)するのが実にいい。

「効果音込みで作り、プレイヤーを音楽の一部にしてしまう」といえばセガの名作「スペースチャンネル5」を思い出します。とにかく、チュウニズムはそんな風に目をキラキラさせてくれる、サイコーにチュウニな音ゲーなのです。

皆さんも是非ゲーセンに
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 えーりんえーりん
 ⊂彡
しに行ってみてください。

手元にカード無くてもおサイフケータイ付いてるスマホ叩きつければセーブも出来ますからね。

Downwell。右へ進まなくなった僕たちは、やっと進むべき場所を見つけた。

ところでダンバインの前半の舞台である「バイストンウェル」って「by stone well」で即ち「石神井」の事らしいですね。今現在、居を構えているのが西武新宿線沿線なもんですから割とご近所で驚いております。

っていうことは、イオリ・セイの名前も「井荻」なんですかね。いや、寧ろ母親の名前が「井荻麟」ならぬイオリ・リン子という方が問題では。イオリア・シュヘンベルクも井荻アだしハゲだし。皆富野好き過ぎんだろ。

あ、という訳で今回のブログ記事は国産インディーズゲーム、Downwellです。Well(井戸)をDownしていきましょうね。せやね。

Downwell

Downwell

  • Devolver
  • ゲーム
  • ¥370

一言で言えばローグライクダイブスクロールアクションゲーム」といった所でしょうか。ハッキリ言ってクッソ面白いんでこれがウケないような日本のゲーム業界ならさっさとくたばっちまえって感じです。これ高いとか言って買わない奴はゲームインポ野郎です。そういうゲーミンポを殺すために生まれたようなゲームです。ゲーミンポ殺しDownwellです。遊べ馬鹿野郎。

というわけでいつもの記事やります。

踏みつぶせ。そして撃て。

Downwellについて今更説明すると、「ガンブーツ」というブキを持った白いキャラを操作してどんどん下の方向に落ちていくゲームです。4ステージ×3セクションの12フロアあり、それら全てを落ちるとラスボス戦に突入です。

フロアの構成や敵の配置はランダム。時折横穴があり、「ショップ」「たっぷりのジェム(通貨)」「ブキ」のどれかが出迎えてくれます。入り得なんで見逃さないで入りたいですね。

このゲームはどんどん下に進んでいくゲームです。「メトロイド」の惑星ゼーベス、クレテリアやツーリアンを思い出す作りですね。サムスと違ってこの白いキャラはガンブーツを装備しているので、敵を踏みつけてぶっ殺す事が出来ます。が、注意してほしいのは真っ赤な奴です。真っ赤な敵は踏み付けが効かないので射撃で殺す必要があります。なので「敵とか全員踏みつけときゃええやろ」って壁際をツーっと滑ってるとえらい目に遭いますね。

踏みつけて殺せるやつは踏みつけて。撃ち殺せるやつは撃ち殺してガンガン下に進みましょう。敵を殺すとジェムが出ます。撃ち殺すより踏み殺した方が回収が楽(鬼武者ばりに自キャラが吸う)だし、無駄弾は撃たずになるたけ踏み殺していきたいですね。

1フロアクリアのたびにアップグレードが獲得可能です。STGで言うアプシュンが付いたり、敵の死体を食って体力を回復したり、ジャンプや敵を踏んだ時に大爆発を起こすガンブーツ用モジュールなどがあります。これの獲得もランダム(3~4個から選べます)なので、「ボス戦までに用意しておきたいアップグレード」や「次の局面を超えるために欲しいアップグレード」を手に入れましょう。

体力回復や最大体力アップ、ガンブーツのエネルギーである電力アップはお店のおじさんがジェムと引き換えに売ってくれるぞ。いっぱい敵殺していっぱい買い物しようね!

さて、ザッとシステム自体の話をしたので、Downwellの楽しみの話をします。

枯れた井戸での水平飛行

Downwellのゲームスピードは相当速い部類に属します。それを左右キーと「ガンブーツボタン」の3つだけでこなしていくのですが、このガンブーツが素晴らしい。

まず地上にいるときはジャンプボタン。これは踏み付けのためや、移動の為など、このゲームでは貴重な「上方向」への移動手段でもあります。そして空中にいるときは射撃ボタンとなります。ガンブーツにはエネルギー消費が設定されてあり、ある程度撃つとリロードが必要になります。このリロードは「足場の上に立つ」もしくは「敵を踏みつける」事によって行えます。

この射撃も良く考えてあり、撃つ時に一瞬キャラが浮く挙動が入ります。つまり連続で撃てばホバリングになり、一発撃つだけでも方向転換や回避としての利用が可能なのです。

Downwellは徹底して「飛ぶ敵、踏み付けで倒せない敵」との事故を回避するムーブがプレイヤーに求められるゲームなのですが、そのくせ落下時の加速っぷりがエゲつない。調子に乗って落ちようならその代償に、貴重なライフが事故で奪われてしまいます。なので撃ってポンと浮くアクションが重要になる訳です。

また、このゲームは「足場に下りず連続で敵を倒す」事によりコンボが成立し、コンボ数によってボーナスジェムが獲得可能です。なので「踏み付けで殺せる敵」は「貴重なリロード要員」となるのです。

次に殺すべき敵を定めながら、無駄弾をなるたけ抑え、次々に敵を屠るスタイリッシュアクション。それがDownwellです。

その一撃に世界が震える

またDownwellの素晴らしいのは、その効果音とエフェクトです。銃のズパァ!としたエフェクトと共に画面がゴガァ!と揺れるのです。この画面の揺れや敵を倒した時のバフン!とした演出が非常に小気味良い。星のカービィなんかでも見られた演出ですが、ハイスピードな展開と相まってゴリッゴリです。バッキバキです。こんなに敵が倒すの気持ちいいゲーム久々にやりました。

ええいこんなの言葉やスクリーンショットで伝わるかよ!動画みろ動画!どうだ?面白そうだろう?カレーメシ2とお茶我慢してこのゲーム買いなよ。っていうかカレーメシ2食べながらやりなよ本当。

惜しいところが無いわけでもないです。まず横穴のバリエーションが少ないので驚きも無く「入って出るだけの場所」になっちゃってる所。プチアップグレードみたいな物があれば話が変わったのかもしれません。また、リロード時の白いエフェクト(四角く下から上に出る)が、リロード系のアップグレードを装備している場合やたらでて、上から接近する敵(特にコウモリ)と被って視認性が著しく低下するのが気になります。画面の揺れも爆発系のアップグレードと組わせると敵の位置が見失いやすくなる気がします。

とは言え、それを置いといてもめっちゃ面白いのがこのDownwell。遊べ。

Downwell

Downwell

  • Devolver
  • ゲーム
  • ¥370

たかが数百円もこのゲームに払えないワケねえだろ。ゲーマー諸兄。PCならお手持ちのコントローラ使い放題だぜ。

店主さんむっちゃ好き。

男は生まれながらにおちんぽに負けている。

おちんぽに負ける【慣用句】
(主に女性が)セックスの快楽に抗えなくなる事。
 -ホットミルク大辞典 第二版(民明書房 刊)
 
世はまさに大くっ殺時代である。
今や金髪ロングだろうがタイトスカート眼鏡だろうが、おちんぽに負けている。いい加減にしろ。金髪にも眼鏡にも罪はないのだぞ。
 
しかし、最近思うのである。
女性より、よっぽど男性のほうがおちんぽに負けているのではないか?と。
 
これはアッー!だとかそういう方向の話ではない。より、本来の意味でおちんぽに負けているのは、男なのではないだろうか。もっと言えば「おちんぽに負けさせよう」としている時点で、男はおちんぽに負けているのである。
 
つまり、「犯してやろう」「気持ちよさで屈服させよう」とやる男は、おちんぽに負けているからそうなるのである。セックスの快楽に飲まれてしまったから、自分本位の刹那的な快楽のために行動してしまうのである。
 
そう。竿役の種付おじさんも、寝取り役の浅黒肌ウェイも、彼らはみなおちんぽに負けてしまったのだ。
 
また、これらは決してフィクションの枠の中に納まらない。例えば「愛してるならナマでいいでしょw」などと避妊具の使用を拒否するような人間もおちんぽに負けている。
 
社会的にどうなるかを顧みず、伴侶がいるにもかかわらず他の女に手を出したり、他人の女に手を出したりするのも、やはりおちんぽに負けた結果と言える。
 
いや、もっといえばおちんぽに負けるのは相手やパートナーとの同意が無い時とは限らない。
 
試験前に二人きりで勉強しているときにムラっときてしまうあの瞬間。男はおちんぽに負けてしまったのだ。そして「すいません。おちんぽに負けたのですが、そちらはどうですか」とパートナーにお伺いを立て、そのまま保健体育の勉強をしたり、時にビンタを食らうのである。
 
さらに言えば、「刹那的な快楽の為に時間を費やしてしまう」こと自体、おちんぽに負けているのかも知れない。
 
美少女キャラの薄い本を買い、えっちなDVDを借り、様々なおかずを用いてセルフバーニングを敢行する男は、やはり「おちんぽに負けたのだ」と称されるべきだろう。おちんぽに負けた男は、シリコンのちくわや、時に自らの尻にすら手を伸ばすという。
 
おちんぽに負けずに生きられるほど、人は強くないのだ。
 
元はと言えば、生物はその連鎖で繁殖し、子を成し、次の世代へ命を繋げてきたのだ。言い換えてみれば、人間は遺伝子レベルでおちんぽに負けているのである。そもそもの話をすれば、日本とはおちんぽに負けた男女一組の神によって作られた国である。古事記にもそう書いてある。
 
では逆に考えてみよう。おちんぽに勝つとはどのような状態、どのような人を指すのだろうか。
 
おちんぽに負けるファクターが遺伝子や生命の営みそのものにあるのであれば、人の一生は「おちんぽに負けた」か、「まだおちんぽに負けていない」という2つにわけられるはずだ。そして「おちんぽに負けぬまま天寿を全うする」その時、人はおちんぽに勝ったと言えるのである。
 
もしくは「一度おちんぽに負けるも、悟りをひらき、煩悩に打ち勝った者」こそ、おちんぽに勝った者だと言えるだろう。
 
煩悩、欲の炎に飲まれる事なく……
 
世と自らを焼く炎を吹き消し……
 
涅槃に至った一人の男……!
 
おお、貴方は……!
 
ブッダ……!!
 
 
 
世の男性の皆さん。
おちんぽに負けないように、強く生きていきましょうね……!