「すずな市」市長からのお知らせ

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近年インフラの大事さを思い知らされる事件や事故が相次いでいるので、シムシティ4デラックスで改めてインフラの大事さを学んでいます。

やれ水が足りないやれ道路が狭いだのと言うので予算を大幅に引き下げた所水道管は破裂し道路は途切れ発電所は爆発し花は枯れ鳥は空を捨て人が微笑みを失くしたディストピアが完成しました。太陽って命の星なんですね。

さてこのゲーム、通勤時間が長すぎるとマンションだろうが一軒家だろうがまるっとまとめて無職になります。最初のうちは「なんだよ道路の混雑ぐらいで」と考えていましたが、通うのに時間がかかり過ぎるような職場には通えないというのは北海道民にも深刻な悩みであり、仮想世界の住人とは言えシム(シムシティ用語で住民の事)も人間なのだから仮想世界でぐらい暮らしやすい都市を目指してみることにしました。

 

私の住んでいる場所は市街地までバスで40分以上かかります。そしてそのバスも目の前で逃すと30分後といった感じなので、その悲しみをシムシティ4で晴らす事にしました。驚異の8マス毎のバス停設置です。もう近くのバス停まで自転車を走らせる子供などいないのです。

そして駅です。自転車で30分走らないと辿り着けない駅なんてのはちっとも都会じゃありません。大体40マスごとに駅を設置し、バスと列車のダブルパンチでの公共機関戦法を行いました。道路と違い線路は自動では引かれず、また駅の併設が必要なので都市計画の初期の初期から作っておかないと後々面倒です。その為「区画指定の時に引かれる街路」なんてのを当てにせず、最初から真っ黒なアスファルトの道路で「ここはどんな場所になるかは分からないにしろ、エリア分けをしておこう」という「将来のビジョン溢れる市政」が必要だと痛感しました。

幼い頃にアスファルトだけが先に敷かれ、家も何もないニュータウンの光景を見て不思議に思った事がありましたが、20年の時を超えて「何故先に道路が出来上がるのか」を理解したわけです。そうだね、区切った土地を作ってから何に使うか決めればいいね。

都市の発展のためには教育が重要です。おバカ住民はライン工か農場でしか働けません。しかもシムシティはアメリカ仕様なので農薬ばんばんです。健康にも良くないに違いありません。環境の悪い所で働かざるを得ない人間に育てると、巡り巡って医療費を直撃します。教育は未来への投資なのです。小学校、高校、大学の一都市完全就学を実現しました。大学があると研究が盛んになり、我が町へエッジ産業の誘致が可能になります。もう煙突から煙を吐きだし川を虹色に染める公害産業は必要ないのです。

教育、医療、そして公共機関の交通網、住宅地にスーパーマーケットも完備の夢の街「すずな市」はここに一応の完成をみました。住民は10万人を突破し、札幌市のお隣江別市程度の規模にはなったようです。江別には酪農大や私の通った情報大があります。あの国道12号線よろしく、すずな市の真ん中には大通りが走っており、坂を下ればそこには総合大学があります。ああ、大学の名前も付けられれば良かったのに。IT企業もわんさかあります。

すずな市の隣にはなずな市、せり市など春の七草にちなんだ街を作ろうと考えています。夢は札幌、190万都市です。ハッピーな街作りを目指してまいります。

 

何で非正規雇用で親のすねかじりの僕がゲームで雇用対策してるんだよ。
おあとがよろしいようで。(ぎゃふん)