無性に8インチから10インチのタブレットでとりあえず幸せになりたい人はこの記事を読め[2020年春版]
2年ぶりにこんにちは。自粛捗ってますか。私は毎日お前らが家でアマゾンプライムビデオやネットフリックスを見たり何故か全員雁首揃えてビデオチャットする為の道具を売ることでクソ忙しいです。どうしてSlackやTeamsで済ませないんです?どうして…
2019年はdocomo、auから新作タブレットが発売されず、またSoftbankも低スペックタブレットを1枚出しただけでした。LenovoとNECは根強く出しているように見えて中身が2015年のスマホ程度の物をコチャコチャ手を変え品を変えなんならブランド違いで出しているだけであり、論ずるに値しません。っていうか中身ほとんど同じです。
よって 2020年の春現在、タブレットで幸せになることは出来ません。さようなら。
では寂しいので、2020年現在のタブレット事情について書いていこうと思います。
iPadとはiPhone7PlusとiPhoneXRの画面デカい版である。
iPadの第7世代が出ました。
iPadの第6世代から画面がほんの少しだけ大きくなり、キーボードがつくようになりました。iPad第6世代の中身はiPhone7そのものだったんですが、iPad第7世代は中身がiPhone7Plusになりました。何が違うのって?メモリが1GB増えて3GBになったよ!買い換える必要あるのかって?……まあ、うん。キーボード使えて画面がほんの少し大きい事に感謝するんなら良いんじゃないですか?今からとりあえずiPadという概念が欲しい人には最適。
iPadのAirとminiが新しくなりました。こっちの中身はiPhoneXR(2018年リリース)と全く同じです。2019年のド最新Android(Xperia1とか)より速くてゲームもiPhoneXRやXsと同じようにゴリッゴリ動きます。無印iPadと違い、画面に奥行きがなく前面ガラスにびっちり張り付いているのでメチャクッキリ感があり正にワンランク上の手触りです。でもスピーカが1個しか付いてないのでそのままの動画鑑賞にはハッキリ言って不向き。iPhone横倒しにして見たほうが音の広がりがあるしステレオという感じですね。キャップが外れるタイプのApple Pencilが使えるのは無印iPadと同じですが、前述の「画面に奥行きがなく前面ガラスにびっちり張り付いている」ことの快適さはお絵かきの楽しさに直結します。ペン先から数ミリ奥に画面があるのとないのとでは雲泥の差です。
それとは対照的に辛くなってきたのがiPad5やiPadAir2、そしてmini4より前のminiシリーズです。iPad5やAir2はiPhoneで言うと6sと同じで、mini4については既にアップデートが打ち切られたiPhone6(2014年リリース)そのものです。そろそろゲーム利用以外にも辛い所(アプリの動作の重さ)が出てきました。それでも最新のiOS13アップデートは来ているので、中古で子ども用に与えるには良いんじゃないでしょうか。
もう手遅れになったのがiPadAir初代やmini3より前のもので、昨年秋にアップデートが打ち切られました。いつYoutubeやアマゾンプライムビデオのインストールすら不可になるか分かったものじゃありません。脅しじゃないですよ。現に初代miniがそういう呪われた商品になってしまったんですから。そういう事が分かっていないなら1万円切ってるからって飛びつかないほうが良いと思います。
iPad Proがついこの間新しくなりました。もともと2018年のiPad Proの時点で世界一速く、また1TBモデルのみメモリが6GBだった所を今年のモデルは全て6GBメモリ搭載。中のSoCは18年の物に毛が生えた程度の刷新であり劇的な変化は無いです。が、通称「タピオカメラ」周りでAR関係の強化が強烈に入っているため、それこそ最先端技術の開発用デバイスにもなっています。
でもまあ先程書いた通り、普通の人には2018年のiPad Proに毛が生えた程度の違いしか無いです。倍速液晶やクアッドスピーカ、顔認証ナドナドの素晴らしい体験は2018年のiPad Proでもがっつり味わえますので、無理に2020年のiPad Proを買わなくても18年モデルを手に入れるだけで非常に楽しく遊べるんじゃないかなと考えています。
本体と組み合わせるとMacbookより重くなるキーボード、実は18年のiPadでも使えますので安心してください。18年の物をお店で探す時は「12.9インチ 第3世代(2018)」とか「11インチ 第1世代(2018)」とか表記がバラバラなのでよく見て買いましょう。
なんてことだ。Androidタブレットが死んだせいでAppleもやる気がない。やる気がなくてもハイエンド。でも無印iPadは中身が4年前のiPhoneなんだなって思いながら買って欲しい。そういうお話でした。
2020年の国内Androidタブレット事情
SonyもASUSも東芝も、そしてGoogleですらAndroidタブレットを諦めました。iPad Air2がリリースされ、Snapdragon810の引き起こした大災害の後、立っていたのはiPad Proを出したAppleだけでした。今やLGとサムスンら韓国勢もJ:COM(auとdocomoの格安SIMを出しています)の回線サービスのおまけである動画閲覧用タブレットしか国内では出しておらず、見る影もありません。
F-04H
※市場売価3万円前後
2015年春に爆熱アローズを出して販売停止をやらかして以来、何を作っても妥協しかしない僕らの富士通のタブレット。外観が著しくXperia Z Tabletシリーズに酷似しており、中国より酷えやと誰もが言うレベル。というか僕はドン引いた。それでも2年近く現行品であり続けているdocomo販売の国産10インチタブレットとしてオンリーワンであり、実際ベストセラーなんだから仕方ない。
- 10.5 インチ WQHD(2560*1440)有機EL←パネェスゴイ
- キャップレス防水(風呂に沈めても壊れないレベル)
- Android 7.1と新しめのOS
- ストレージ容量32GB、メモリ3GB、Snapdragon 808と2015年スペック
- docomo系だからMVNO(格安SIM)選び放題
- ステレオスピーカー搭載、Bluetoothではapt-X対応
- ワンセグやフルセグが付いててテレビにもならなくはない
- 本体のフチにゴム足が付いててめっちゃ立てかけられる←パネェスゴイ
なんと画面解像度、及び有機ELの採用(昔からやってる)で9.7インチサイズのiPadをアローズタブが打倒してしまった。これだけの事をやってるのは世界でもあまり類を見ない。前述のGalaxy Tab Sシリーズぐらいだ。特に動画の閲覧ではお高いテレビでも買わないと得られない「引き締まった真の黒」の表現が味わえる逸品。ただし画面の比が16:9であるため、電子書籍の表示面積ではiPadに劣る(黒帯が占める面積はiPadの方が少ないという意味だ)のが一長一短。個人的にはHuaweiのタブレットを買うよりこっち買ったほうが断然幸せになれると思うのだがどうだろう?
とは言え足を引っ張るのがSnapdragon 808という中途半端なSoC。最新のHuaweiタブレットに搭載されているKirin950と比較するとだいたい半分ぐらいの性能なのでムリは禁物。
(18年版記事より引用)
前回の記事から引っ張れて来れそうなのはこれとMediaPadぐらいですね。F-04Hも出て4年が経ち、動作のモタ付きは否めませんがそれでも有機ELタブレットとしてまだ生きてはいます。docomoの格安SIMが使えるのも魅力です。流石に値段も落ち着いて¥15000~¥25000の間になってきました。
Huawei Mediapad M3ドコモ版ことd-01J
※市場売価1万7000円程度。
ハイスペック!!!高解像度8インチ液晶!!格安SIM!!うーん、捨てるところがない。d-01Gを見た時はこの世の終わりかと思いましたが(世界的なHuawei大躍進の恩恵に預かり)(日本ローカライズ版をdocomoが出してくれますので)防水面以外は文句のないタブレットがお安く手に入るんですよね。
- 8.4インチ WQXGA(2560*1600)液晶
- Android 7.0と新しめのOS
- ストレージ容量16GB、メモリ3GB、Kirin 950。何そのストレージ容量…
- ステレオスピーカー搭載
- 正面のタッチ式ホームボタンほんとすき
MediaPad M3(32GB)からストレージが半減している。そのかわりM3は市場売価34000円。半値で新古品がゴロゴロしているのでそこをどうするかは読者のアナタ次第。16:10派なら買うのはまずこれだろう。
ハイスペック!って言っても現行のタブレットの中では上位に入るかなってだけの話で、中身は日本で売ってるモデルだと
この2万円前後で買えるスマホと同じのしか乗ってない。でも今まで紹介したタブレットの中では一番ハイスペック。タブレットが如何に「低スペックな画面のデカいだけの閲覧機」として割り切られているかわかっただろうか?
(18年版記事より引用)
これの後輩が18年中に出て、今年2年落ちになりました。もうAmazonで簡単に買えない状況なので型番だけ書きますが「d-01K」と「d-02K」です。
そもそも、18年版記事に書けたんじゃないか?とお思いかも知れませんが、実は18年版のdtabは17年のdtabよりも中に入っているSoCと液晶が劣化しているんです。その代わりガワのサイズが小さくなり、そして何より防水対応になりました。わざわざ防水以外いい場所の無くなったタブレットをオススメする気にならなかったのです。
とは言え、もう流石に五十歩百歩の感がありますから今こそオススメしましょう。だいたい¥20000前後で買えますので、見かけたら拾ってください。当然、docomo系格安SIM対応です。
auは前回の記事で紹介した「Qua tab 01」がそのまま蘇ったような「Qua tab QZ」とその10インチ版である「QZ10」をリリースしています。18年の春モデルです。8インチモデルのQZはクソショボなので割愛しますが、QZ10はワンセグ・フルセグ対応ですしステレオスピーカーなのも魅力。当然お風呂で使っても壊れない防水タブレットなので「今更古いタブレットはちょっと…」などといいつつ「Huaweiのタブレットはトランプ大統領が激おこだったからちょっと…」と言うミーハーさんはQZ10買っておいてください。安心して。作ってるの京セラだから。
Fire HD 10(2019年式)
- 10インチ WUXGA(1920*1200)液晶
- AndroidベースのFire OS搭載。Google Playは入ってないよ!
- ストレージ容量32~64GB、メモリ2GB、Mediatek MT8183搭載。
- ステレオスピーカー搭載、apt-X非対応
- SDカードに電子書籍とか入れ放題←ズルくないっすか!!!!!
言え外装もメチャメチャ安っぽいプラスチック感丸出し、スピーカはいまいち。Bluetoothも最低限レベル。そしてGoogle Playが入ってないため所謂「Androidのストアから落とせるアプリ」というのは使えない。性能面でもストア面でも妥協オブ妥協を迫られるタブレットと言えるでしょう。でもAmazonのIDにWi-Fi登録しておくといろんなのが買ってきた途端にすぐ使えて便利なんですよね。わかる。Fire TV Stickとかも大活躍ですもんね。オモチャとして始めるならまずFire HD 10インチからでいいんじゃないですか?
という文言まで17年版から丸コピー。17年版からちょっと速くなったのとType-C充電になったのが目立つ違いです。microUSB端子は極めてブッ壊れやすいので待ち望んだ改善でしたね。去年の秋出たばかりのタブレットなのですが時折セールやるので買っておきましょう。
Fire HD 8
えー、6月発売の新型です。
激安。1万円は激安。激安なんだけど…ちょっとまって!
何故かと言うと解像度が1280x800。雑に言ってこの下に書いてるMediaPadM3やM5と比較して画面の画素数4分の1。フルHDの動画はガビガビに縮小だしこれでマンガなんて読めたものじゃない!完全に子供に手渡すかアニメ垂れ流すか用でしか無いです。8インチタブレットならもう少しいいものがあるから…!
とは言え、Plusの方がQi対応なので逆に「マジで動画垂れ流しとしてしか期待してない」人にはバリオススメ。だって台にドンしておけば雑に充電出来るんですよ?こんな未来も在ったはずですよねNexusさん。何で死んだんですかNexusさん…
なんと勢いの無い記事。でも本当に2020年春のタブレットってそんなもんなんです。

HUAWEI MediaPad M5 8 タブレット 8.4インチ LTEモデル 32GB RAM4GB/ROM32GB 【日本正規代理店品】
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: Personal Computers

HUAWEI MediaPad M5 lite 8 タブレット 8.0インチ Wi-Fiモデル RAM3GB/ROM32GB 5100mAh 【日本正規代理店品】
- 発売日: 2019/05/17
- メディア: Personal Computers
なんかこう、いろいろありますがMediaPadシリーズはTシリーズがスペック落としめ(前述の2018年版dtabや古いQuatabの元ネタです)でM5が当時としては早い方の石が乗ってると思ってください。どれも動作は悪くないですが、中身はと言うと
17年夏のスマホとだいたいおんなじなんですよね。高い方でさえ。
商品のグレードとしてはM5Pro>M5>M5 lite≧T5という感じで下がっていきます。どれ買っても液晶がフルHDなのは変わりません(M5は2560*1600でFHDより上の解像度です)がT5まで落とすとメモリ2GB、ストレージ16GBとアカン所まで削いでしまうので上ではT5を掲載していません。例え出たのが19年だろうが18年だろうが中身はだいたい17年のスマホと同じです。

HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wp 10.1インチタブレットWi-Fiモデル RAM3GB/ROM32GB 【日本正規代理店品】
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: Personal Computers
Mって名前ついたら上位モデルの筈なのにLiteが付いて10インチでwp(防水)って名前長くね?ともあれHuaweiの防水タブレットはこちらです。
というわけで2018年春のタブレットオススメ記事でした。新生活にタブレット1枚如何でしょうか。個人的なオススメはここに書いたタブレットじゃなくてiPad Pro 10.5インチです。iPad、サイコー!
あ、真面目な話すると10インチタブレットはF-04Hが良いと思います。有機ELは唯一無二なんで。8インチの場合、下手すると私はSC-03G、つまりGalaxy S Tab買うと思います。長々と書いてきましたが「新しいとは言えど新しいだけのものを買うぐらいなら過去のいい感じの買ったほうがいいよ」がAndroidなんで。他人に中華タブ買えとかGearBestなりAliExpressなり使えとか言うわけにもいきませんしね。
などと騒いでいた活気は最早何処にもありません。
以下お風呂でタブレット使う時のお供です。こいつらは古びないから良いんですよね。

Anker SoundCore 2 (12W Bluetooth4.2 スピーカー 24時間連続再生)【強化された低音 / IPX5防水規格 / デュアルドライバー / マイク内蔵】(ブラック)
- 出版社/メーカー: Anker
- メディア: エレクトロニクス
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神。その音質に驚け。
小型化神の新型が登場だ。買え。タオルかけにフックでひっかけろ。
IPX7って事は風呂でもイケるって事だ。安いぞ。
しかし、2020年夏。
全世界待望の「あいつ」が遂に帰ってきます。
今年のdtabは、なんとSHARPです。名機「AQUOS PAD」シリーズを作っていたSHARPが、久しぶりに帰ってきました。ちゃんとメモリ4GBでストレージ64GB、当然防水の10インチタブレットが今夏リリースされます。
中身と言えば新品25000円で売ってるOPPOスマホとだいたい同じですが、まあそんな事はどうでも良い。新型のちゃんとしたタブレットが来ますよ。みなさん。
と、いい雰囲気にして終わります。
番外編: このうんこがひどい2020
引き続きこんなん子供に渡したら人権団体飛んできますよ。