Minecraftがレゴレゴと言われるので、レゴゲーじゃないゲームとしてのマインクラフトの側面を語ってみる。

おうちをつくろう。

まず始まるとのっぱらに投げ出されるので、木と土と丸石で家を作らなきゃいけない。砂は運がないと手に入らないので、最初は圧迫感のある石の家か洞窟に住むことになる。そうしないと毎晩毎晩クリーチャーに怯える事になるからだ。次に毎晩家で待つのも面倒になるのでベッドがほしくなる、が、羊の毛か蜘蛛の糸が無いと寝られないし、羊の毛を刈るためには鉄が必要だ。ここでプレイヤーは初めて洞窟に潜ることになる。

どうくつときんぞく。

洞窟に松明を持ち込み、石の剣で敵を切り伏せ、プレイヤーはようやく鉄を手に入れる。鉄でピッケル、バケツ、ハサミを作ることが可能となると、一気に出来ることは増えて、食べるための小麦畑の作成や小麦による牧羊、養豚、酪農、養鶏も可能だ。ここでプレイヤーは石の家の中だけでなく家の周囲に目を向け、「どうやって柵で囲ったものか」「どこに水を張って畑を作ろう」と考えさせられる。別に畑を作れとも牧場を作れとも命令されたわけではないのに、だ。

これが僕の世界。

牧場と畑を完成させ、探検の途中で砂を見つけた場合、ついに家に窓をつけることが可能になる。今までは窓の位置を気にせずにワンルームでいろいろやってきたが、窓から見える景色との兼ね合いまで考え始めるともう止まらない。探検ゲームにどうぶつの森牧場物語の「庭ゲー」の要素も加わり、プレイヤーはどんどんと忙しくなっていく。「家を作ろう」じゃなく、「これが僕の今まで作ってきた世界だ」と思わせる誘導が、マインクラフトは本当に上手い。

もし今の場所が飽きても、バイオーム(エリア)を切り替えればまた新鮮な心地で遊べるのも大きい。雪の降るタイガ、砂漠とジャングルに挟まれた境界、霧深い山岳地帯。既に家の建て方は分かっているものの、動物も木も現地調達しか出来ないので今までの場所とは一味変わった生活が始まる。新しい拠点と古い拠点をレールでつなげば、楽しいトロッコの完成だ。冒険はどこまでも続く。

そんな感じで、不思議のダンジョンに通じる「手持ちの物でどうする?」ってワクワクを味わえる立派なサバイバルゲームだったりするのがMinecraftだ。一人でやってもみんなでやっても楽しいので、是非楽しんでください。本日Xbox360版配信です。

//Minecraft: Xbox 360 Edition - Xbox.com
http://marketplace.xbox.com/ja-JP/Product/Minecraft-Xbox-360-Edition/66acd000-77fe-1000-9115-d802584111f7?nosplash=1