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アサシンクリード3プレイ雑感。

Game Xbox360


アサシンクリードシリーズ最新作のアサシンクリード3(以下アサクリ3)をプレイ中です。アサクリは1からぶっ通しでやってるので最早義務みたいな感じで遊んでおります。惰性とも言います。

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今回のアサクリはアメリカ独立戦争が舞台です。ボストン茶会事件のあたりと言って分かるのであれば、あなたの受けてきた歴史の授業は無駄ではなかった事が今しがた証明されましたね。
で、ゲームは「ヘイザム」なる帽子を脱がない貴族のおっさんがロンドンから新大陸のボストンにトバされる所から始まります。イントロダクションはオペラハウスで上演中に壁をにじにじ這って移動するという非常にアサシンらしいミッションだったのですが、アメリカへの船旅から雲行きが怪しくなってきます。

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「死ぬほど退屈で船旅はヤバい」という説明文が船旅についてゲーム内用語集で説明されるのですが、まさかゲームの船旅も面白くないとは思いませんでした。何故か走るコマンドの使えない船内で、会話イベントを起こすためにたらたらと歩かされます。歩いてはイベント、歩いてはイベントです。どうやら水夫が反乱を起こすかもしれない、やれやれ船旅も楽じゃない。みたいな感じですが開始1時間ぐらいこの話やります。ドラクエ7かお前は。

いろいろお話をして裏切り者の水夫と決闘して勝ち、ようやくボストンに到着しました。船旅でヘイザムさんへの理解が深まるかと思いきやゴローちゃんみたく暴力振るうときは振るうぐらいの印象しかありません。

さてボストンに到着し、この街やこの街での任務についての説明を聞いていると目の前に「ボストン年鑑のページが盗まれた時間があったら集めて」と喚くジジイが出てきました。ここまで露骨な「アイテム収集があるよ!」の説明イベントは初めてです。なおこの爺が「アメリカの父」ことベンジャミン=フランクリンだったりします。全然印象に残らねえ。

で、このボストン年鑑のページ、良くある収集アイテムと違ってふわふわと移動します。ルートに沿って移動するだけならいいんですがこのページなんと一定時間たつと消えます。追いかけた時間は全て無駄だったわけです。なんつーストレスフルな収集アイテムだ集める気がしねえ。

さてヘイザムさんの話に戻りましょう。ヘイザムさんはウロボロスのアミュレットと”聖地”について調べるのが仕事でした。ウロボロスのアミュレットは「モホーク族の物っぽい」という情報を掴んだので、モホーク族に話を聞こう……と思ったがいきなり行っても意味が無いので「モホーク族の好感度アップの為に奴隷解放したりイギリス駐留軍の将軍殺そう」とかいう話になりました。どういうことだ一体。回りくどくねえか。

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そのイギリス駐留軍の将軍暗殺の過程で知り合ったのがガジージーオというモホーク族の女性でした。彼女がインディオを集めて、ヘイザムら暗殺部隊と一緒に行動するインディオ部隊の懸け橋になってくれたわけです。ヘイザムらが襲ったのはブラドック遠征軍。後に初代アメリカ大統領となるジョージ・ワシントンも従軍していた軍でした。

で、そのブラドック将軍を殺して好感度稼ぎも終わり聖地を見つけたヘイザムさん。ですがウロボロスのアミュレットでは「聖地」のドアは開きませんでした。くやしいのう離れなければいかんのうと悲しむhイザムさんとそれを慰めるガジージーオ嬢、二人はドアの前でキスをしそのまま夫婦となったのでした。ナンデ?今までそんな描写さっぱり無かったじゃん。007でももう少し男女の仲については段階を踏むと思います。

キャラクターとしては全く魅力的でないというか「変な帽子で暴力を振るう紳士」という印象しかないヘイザムさん、実はアサシンと敵対しているテンプルナイツの一員でした。なんてこった!アサシンの父がテンプルナイツだなんてー!という衝撃の展開まで大体プレイ時間が最短で4時間かかります。勘弁してくれ。

次の章からは時が流れてテンプルナイツのヘイザムから離れたガジージーオさんがシングルマザーとしてモホーク族の集落で暮らす様子と、ヘイザムとガジージーオの間の子供であるラドゥンハゲードン君の子供時代が語られます。で、このラドゥンハゲードン君が大々的に広告されてる「主人公」で「アルタイル、エツィオに続く第三のアサシン」のコナー君です。長いって。4時間やって何の魅力も無いオヤジがインディオの女とくっつくまでの話見せられた身にもなってくれ。

アサシンクリード3の要素とコナーについて。


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なんやかんやあってモホークの集落は炎に包まれ、ガジージーオさんが命を落とし、ラドゥンハゲードン君はモホーク族を守るためにアサシンになる事を決意します。村を出て旅をつづけたどり着いたのは「かつてアサシンだったジジイ」の所。彼はジジイの所で何年もの修業を積み、ようやく白を基調としたいつものアサシン衣装を身に纏うことになるわけです。ここまで8時間ぐらい。闘え!インディアンアサシン!新大陸でテンプルナイツが目指す「規律と規則の支配する国」を作らせるんじゃない!僕らが欲しいのは「自由の国」だ!……というお話。

だけどもコナー君、君の住んでいるモホークの土地は「自由の国」の拡張の為に消える運命にあるんだ。本当に「自由の国」を支持してもいいのかな?正義って何なのかな?というのが、アサシンクリード3のキモのようです。血統だけ見れば「インディアンとアサシン」のハーフで、立場だけ見れば「テンプルナイトの息子」という複雑な出自のコナー君は、ジョージ=ワシントンの右腕となって戦う事を決意しました。

しかし、コナー君とアメリカ名を貰う場面がショボすぎます。「ラドゥンハゲードンじゃインディオってまるわかりだしお前今からコナーな」等とボストンの街中でペロっと言われて「コナー君」です。アサシンクリード2「エツィオ・アウディトーレ・ダ・フィレンツェ!」と高らかに名を言われたエッチオ様と比べると印象薄すぎです。苗字もその時点じゃ貰ってません。本当に「今からコナーな」って感じです。千と千尋の神隠しリスペクトか何かでしょうか。

またコナー君貧乏すぎます。前作の不動産王エツィオと比べると全然お金貰えません。今作の主な金稼ぎの手段は「交易」です。平たく言えば森で動物殺してその毛皮売って稼げって事です。まさかアサシンクリードで金稼ぎを強要されるとは思いませんでした。

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その狩りですが「罠」「囮」「素手で倒せば毛皮が傷つかない」などなどと要素はあるものの、基本的に足の遅いビーバーを殺していれば何とかなります。他にもキツネやらウサギやら沢山いますが、あまり出番はありません。そして、大型のケモノの方が相手は楽です。オオカミやシカやクマは人間に襲い掛かってくるので、その襲い掛かってきたのを返り討ちにして剥ぐだけでいいのです。この襲い掛かってくるところがなんとQTEなので獲物に近づく→襲ってくるのを待つ→数回ボタン押してQTE終わらせて殺す という作業をこなすことになります。いちいち罠仕掛けたりしてウサギとかアライグマとか捕る気になりません。どうにかならんかったのかこれ。

そして捕った物を加工するのにもレベルがあり、住んでいる森の職人に物を渡して加工して貰わないと物が作れないしその物が売れません。悪夢の経験値稼ぎです。こういうのをしたくないからアサシンクリードというか洋ゲーをやっているというのに。ファイナルファンタジーか何かでしょうかこれは。住人集めもやっぱり面倒です。大抵イギリス軍か密漁者が悪いので皆殺しにして被害者を自分に住んでる村に勧誘するという流れです。別に僕どうぶつの森がやりたくてアサクリやってるんじゃないんですけど。

アサクリ3はこの村の育成や交易がウリみたいですが、全力でスベってます。確かに開拓の時代なので時代に沿ったシステムだとは思うのですが。ゲームの中でまでソーシャルゲームとかMOの生産職したい人はどうぞ。僕は遠慮しときます。どっちかと言えば不動産に投資したいです。

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さて、となるとアクション部分ですが、アメリカ独立戦争の頃はもう甲冑が衰退しており皆布の服で戦っております。なので甲冑戦士とのチャンバラはもう見られないものになりました。代わりにレッドコートと銃剣付のマスケットでチャンバラします。ハッキリ言って絵が地味です。

そして今回敵は強くなりました。何をしても攻撃が捌かれるのでまずはカウンターを狙う事になります。が、カウンターをかましてさあ攻撃だとボタンを押すと相手から反撃を食らいます。なにそれ、カウンターのカウンターとかはじめの一歩かよ。しかもカウンターの度にスローモーションになるので非常にテンポが悪い。結局武器を拾ったり剣を持ちだしたり投げて転ばせたりしないと敵が死なないのですがそれで10人と殺し合えというのは無茶な話です。

また銃が一般的になった時代なので遠巻きに眺めている奴らが横に並んで一斉射撃をしてきます。回避しにくいったらありゃしない。というわけで彼らが構えた時に近くの敵を捕まえて人間の盾を使う必要があります。これがどうにも成功しにくい。汎用ボタンのAを押して捕まえろと言われても正面からじゃ捕まらないし。オタオタしてる間に撃たれます。汎用ボタンのBボタンで武器交換もいただけない所です。

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甲冑チャンバラも無し、敵は無駄に固い、金稼ぎも面倒くさい、移動もそもそも面倒くさいときて心が折れそうですが、アサクリ3唯一の良心がこれ、「海戦ミッション」です。

海戦ミッションでは自分が船長となり、艦隊に対して一隻で挑むことになります。風を読みながら帆を張ったり上げたりするだけで「ハーフセイル!」「速度を落とせ!ハーフセイルだ!」「フルセイル!」「全速力でいくぞー! フルセイルだ!」と指揮している感がバリバリ出ています。

そして「海戦」というからには撃ち合いもあります。横っ腹を向けている敵艦に向けて大砲をぶっ放し見事命中させた時の爽快感はなかなか素晴らしい。波でざっぱんざっぱん揺られながらガレオン船と戦いたい人にはお勧めです。最近ベルセルク読んだ人にもお勧めです。敵の火薬庫に大砲ぶつけて爆発大炎上とか好きな人にもお勧めです。

まだ10時間程度しかプレイしていないのでこの先コナー君が不動産王になったり敵を片っ端から一撃で殺せるようになったりルーラが使えるようになればメインのパートは楽しく遊べそうなので、コナー君がいつルーラを覚えるのか楽しみにしながら遊ぶことにします。アサシンクリード3みんな遊びましょう。フランスのUBIがカナダのモントリオールスタジオで作ったゲームが「アメリカ独立戦争」を舞台にしているだなんて、面白いと思いませんか?

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もう海戦ミッションだけでいいよこのゲーム……